【英語長文が読めない高校生へ】原因は単語だけじゃない|5段階で弱点を見つける方法

「英単語は勉強しているのに長文が読めない」

「英文法も一通りやったのに模試では時間が足りない」

「一文ずつなら何となく分かるのに、文章になると内容が頭に残らない」

「英語長文になると急に苦手になる」

高校生の英語で大きな壁になりやすいのが、

英語長文

です。

しかし、

長文が苦手

長文問題集をもっと解く

だけでは、伸びない場合があります。

なぜなら、

長文が読めない原因は人によって違う

からです。

例えば、

  • 英単語が分からない
  • 文法が分からない
  • 一文の構造を取れない
  • 一文は読めるが段落の意味がつながらない
  • 内容は分かるが時間が足りない

では、必要な勉強がまったく違います。

そのため、英語長文が苦手な高校生ほど、

長文をたくさん解く前に、どこで止まっているのか

を確認することが重要です。

一行まとめ

英語長文が読めないときは、「単語→文法→一文→段落→速度」のどこで止まっているか確認する。


英語長文は5段階に分けて考える

長文読解を、次の5段階へ分解します。

第1段階

英単語。

第2段階

英文法・動詞。

第3段階

英文解釈。

第4段階

段落・文章全体。

第5段階

読解速度・設問処理。

この順番で確認すると、

「なんとなく長文が苦手」

から、

「自分は単語ではなく、一文の構造で止まっている」

というように具体化できます。


第1段階|英単語が分からない

まず確認したいのが語彙です。

例えば長文を読んでいて、

一文に知らない単語が何個も出てくる

なら、文章構造以前に英単語が不足している可能性があります。

例えば、

Many researchers have investigated the effects of technology on education.

という英文で、

  • researchers
  • investigate
  • effects
  • technology
  • education

の多くが分からなければ、文法が分かっても意味を取るのは難しくなります。


単語不足か確認する方法

長文を一段落読み、

知らない単語へ印

を付けてみます。

もし重要単語が大量に分からないなら、

長文問題集を増やす

より、

単語帳へ戻る

ことを優先します。


単語を覚えるだけで長文が読めるようになる?

必ずしもそうではありません。

単語は分かるのに、

文全体の意味が分からない

なら、次の段階へ進みます。


第2段階|英文法・動詞が分からない

例えば、

I know the student who won the contest.

を見たとします。

単語は全部知っている。

しかし、

who以下が何なのか分からない

のであれば、関係詞の理解が不足している可能性があります。

また、

arrive at

reach + 名詞

の違いが分からないなど、動詞の使い方が原因になることもあります。


長文でもまず動詞を見る

英文を読んだら、

何が動詞なのか

を確認します。

例えば、

The students who study English every day often improve quickly.

動詞の形は、

  • study
  • improve

があります。

しかし文全体の中心は、

The students improve quickly.

です。

who study English every day

はstudentsを説明しています。

一行まとめ

英語長文でも、一文ごとに最初に中心動詞を探す。


自動詞・他動詞も長文読解に効く

例えば、

The company provided students with computers.

を見たとします。

provideの形を知っていれば、

provide A with B

とすぐ判断できます。

すると、

会社が
学生に
コンピューターを提供した

という関係が見えやすくなります。

単語の日本語訳だけではなく、

動詞が後ろにどんな形を作るか

を知ることが長文読解でも重要です。


第3段階|一文の構造を取れない

英単語もある。

文法も一応勉強した。

それでも長文が読めない。

この場合は、

英文解釈

の問題かもしれません。


長い英文ほど一度短くする

例えば、

The book that my teacher recommended to me last week was very interesting.

一語ずつ訳す前に、中心を取ります。

The book was very interesting.

つまり、

その本はとても面白かった。

です。

そして、

that my teacher recommended to me last week

がbookを説明しています。


長い文を「骨格+説明」に分ける

英文では、

主語

動詞

目的語・補語

が中心です。

そこへ、

  • 関係詞
  • 分詞
  • 不定詞
  • 前置詞句
  • 接続詞

などが追加されます。

そのため、

全部を同じ重要度で読む

のではなく、

中心文を先に取り、説明を後から加える

と読みやすくなります。


前置詞句を一度外してみる

例えば、

The students in the classroom studied English with their teacher after school.

から、

  • in the classroom
  • with their teacher
  • after school

を一度外します。

すると、

The students studied English.

になります。

かなり単純になります。


関係詞も一度外す

The student who won the contest is my friend.

なら、

中心は、

The student is my friend.

です。

who won the contest

はstudentの説明です。


分詞も同じ

The girl standing near the door is my sister.

中心は、

The girl is my sister.

です。

standing near the door

がgirlを説明しています。


第4段階|一文は読めるが段落になると分からない

ここがかなり重要です。

一文ずつ訳せる。

しかし、

「結局この段落は何を言っているの?」

となる高校生もいます。

この場合は、

文章のつながり

を見る必要があります。


長文は「一文の集合」だけではない

例えば、

Smartphones are useful tools for students.
They can use them to search for information quickly.
However, using smartphones too much can reduce concentration.

一文ずつは読めます。

しかし重要なのは、

便利

具体例

However

問題点

という流れです。


接続表現を見つける

文章の方向を教えてくれる単語があります。

however

逆方向。

but

逆方向。

therefore

結果。

because

理由。

for example

具体例。

in addition

追加。

on the other hand

別の側面。

これらを見つけると、

筆者が次に何を言おうとしているか

を予測できます。


段落を一言でまとめる

一段落読んだら、

この段落は結局何の話だった?

と考えます。

例えば、

スマートフォン学習のメリット

だけでも構いません。

長文を全部日本語で記憶する必要はありません。


各段落に簡単な名前を付ける

例えば、

第1段落

問題提起。

第2段落

メリット。

第3段落

デメリット。

第4段落

結論。

と整理します。

これだけで文章全体の構造が見えやすくなります。


代名詞の指すものを確認する

高校英語の長文では、

  • it
  • they
  • this
  • these
  • such

などが頻繁に出てきます。

例えば、

Many students use smartphones. They use them to study.

ここで、

They=students
them=smartphones

です。

代名詞が何を指しているか分からなくなると、文章の意味が切れます。


「this」が何を指しているかを見る

thisは直前の名詞だけでなく、

前の文全体の内容

を指す場合もあります。

そのため、

thisは何?

と確認する習慣を作ります。


第5段階|読めるけれど時間が足りない

最後が速度です。

英文を時間無制限なら理解できる。

しかし模試や入試では、

最後まで終わらない。

この場合は、

読解速度+問題処理

の改善が必要です。


英語長文が遅い原因1|単語処理が遅い

例えば、

improve

を見て5秒考えていると、長文全体ではかなり時間がかかります。

頻出単語については、

見た瞬間に意味が出る

状態を増やします。


原因2|毎回全文和訳している

英文を、

英語

完璧な日本語

へ毎回変換すると時間がかかります。

大学受験では、全文を美しい日本語にする必要がない問題も多くあります。

まず内容を理解します。


原因3|一文を何度も戻って読む

例えば、

途中まで読む

分からない

最初へ戻る

を何度も繰り返すと時間がかかります。

英文解釈の練習によって、

主語・動詞・修飾

を一度で見抜ける文を増やします。


原因4|知らない単語で毎回止まる

長文では、知らない単語が一つ出ただけで完全停止しないことも重要です。

周囲の文から意味を推測できる場合もあります。

特にその単語が、

問題を解くうえで重要なのか

を見る必要があります。


原因5|一問に時間をかけすぎる

設問で迷い、

5分、10分

使っていると最後の問題に到達できません。

一旦印を付けて次へ進む判断も必要です。


長文を速く読む=適当に読む、ではない

「速読」という言葉を聞くと、

とにかく目を速く動かす

ように感じるかもしれません。

しかし重要なのは、

一つ一つの英語処理を速くすること

です。

例えば、

単語

即答できる。

文法

見た瞬間に構造が分かる。

動詞

後ろの形を予測できる。

接続詞

文章の方向が分かる。

これらが積み重なって結果的に速くなります。


英語長文を読む基本手順

おすすめは次の流れです。

1.タイトルを見る

テーマを予測。

2.一文ごとに動詞を見る

中心を取る。

3.修飾部分を分ける

長い文を短くする。

4.接続表現を見る

文章の方向を確認。

5.段落ごとに一言まとめ

内容を保持。

6.設問の根拠へ戻る

本文中の根拠を確認。


設問を先に読むべき?

これは問題形式や本人の読み方によります。

必ず、

全員が設問先読み

である必要はありません。

例えば設問が、

  • 固有名詞
  • 数字
  • 特定情報

を聞いている場合は、先に見ると探しやすくなることがあります。

一方、設問を大量に先読みすると覚えきれない人もいます。

実際に過去問で、

本文→設問

と、

設問→本文

を試し、得点・時間を比較して決めます。


ここも「人によって合う方法」が違う

英語長文では、

絶対にこの読み方が正しい

と固定しすぎないことも大切です。

例えば、

  • 設問を先に読む
  • 段落ごとに設問を見る
  • 最後まで本文を読む

などがあります。

重要なのは、

自分が本番で正確かつ時間内に得点できる方法

です。

これは今回追加した、

「人によって得意な勉強法は違う」

の記事とも内部リンクできます。


長文問題集は「解いて終わり」にしない

長文問題を解いたら、

○点だった

だけでは足りません。

間違いを分類します。

単語

意味が分からなかった。

文法

文法事項が分からなかった。

構造

主語・動詞を間違えた。

内容

段落の流れを誤った。

設問

本文根拠を間違えた。

時間

最後まで到達できなかった。

次の勉強は、この分類によって変えます。


長文の復習方法

STEP1

もう一度時間を気にせず読む。

STEP2

分からなかった単語を確認。

STEP3

読めなかった一文を英文解釈。

STEP4

設問の本文根拠を確認。

STEP5

段落の内容を一言でまとめる。

STEP6

数日後にもう一度読む。


分からない単語を全部ノートにまとめなくてもよい

長文を解くたびに、

未知語ノート

を大量に作ると時間がかかります。

単語帳に載っているなら、

単語帳の該当語へ印

を付ける方法でも構いません。

中心教材へ情報を集約します。


長文の全文をノートへ写さない

復習のために長文全文を書き写す必要はありません。

必要なら、

  • 読めなかった一文
  • 間違えた設問
  • 重要表現

だけを残します。


音読は長文復習に使える

英文の、

  • 単語
  • 文法
  • 構造
  • 意味

を理解したあとなら、音読も使えます。

意味が分からないまま何十回も読むより、

内容確認

構造理解

音読

の順番が分かりやすいです。


同じ長文をもう一度読んでよい?

もちろん構いません。

一度目は10分かかった英文が、

二回目5分
三回目3分

になることがあります。

内容を覚えている部分もありますが、

英単語や構文を素早く処理する練習

として利用できます。


ただし同じ長文だけでは不十分

同じ文章を覚えたら読めるのは当然です。

そのため、

復習した文章

初見長文

の両方を使います。

最終的には初めて見る英文を読めることが目標です。


高1の長文勉強

高1で長文が苦手なら、いきなり難しい入試長文へ進まなくても構いません。

優先するのは、

  • 英単語
  • 中学英文法
  • 五文型
  • 自動詞・他動詞
  • 短文解釈

です。

短い英文を正確に読める状態から始めます。


高2の長文勉強

高2では、

英文解釈+長文

を並行します。

単語帳も継続します。

高3になるまでに、

一文は読める

状態を作っておくと、受験演習へ入りやすくなります。


高3の長文勉強

高3では志望校の過去問を使います。

ただし過去問で読めなかったら、

過去問が難しすぎる

だけで終わりません。

原因を、

  • 単語
  • 文法
  • 英文解釈
  • 段落
  • 速度

へ戻します。


英検長文でも同じ

英検の長文でも、

英検だから特別な読み方

だけを考える必要はありません。

土台は、

単語

文法

一文

段落

です。

英検過去問で失点したら、該当する段階へ戻ります。


定期テスト長文でも同じ

学校教科書の英文を、

日本語訳丸暗記

だけで終わらせないことです。

  • 主語
  • 動詞
  • 自動詞・他動詞
  • 関係詞
  • 分詞
  • 接続詞

を確認します。

そうすると、学校の定期テスト対策が大学受験へつながります。


模試長文の復習

模試で長文の点数が悪かったら、

英語長文をもっとやる

と即決しません。

例えば、

未知語が多かった

なら英単語。

単語は分かるが文章構造が分からなかった

なら英文解釈。

一文は読めるが最後まで終わらなかった

なら速度。

と変えます。


英語長文で選択と集中する

時間が限られている高校生ほど、全部を均等に勉強しないことが重要です。

例えば、

英単語が最大の原因

なのに、

  • 文法
  • 長文
  • 英作文
  • リスニング

を全部同じ時間やる必要はありません。

まず単語へ時間を集中します。

逆に単語が十分なら、英文解釈へ移します。

一行まとめ

英語は弱点を特定し、今一番止まっている部分へ時間を集中させる。

これは追加ストックの、

「勉強は選択と集中が大事」

の記事へ強くつながります。


長文が読めない高校生の診断表

Q1

重要単語の意味が分からない?

YES → 英単語

Q2

単語は分かるが文法が分からない?

YES → 高校英文法

Q3

文法は知っているが主語・動詞を取れない?

YES → 英文解釈

Q4

一文は読めるが段落の意味がつながらない?

YES → 長文読解・論理展開

Q5

内容は分かるが時間が足りない?

YES → 語彙の即答・読解速度・問題演習

です。


英語長文で避けたい勉強法

長文を大量に解くだけ

原因が残る場合があります。

全文を毎回きれいに和訳する

時間がかかります。

知らない単語ですべて止まる

文章全体を読めなくなります。

解説を読んで終わる

次の初見英文で再現できません。

正解番号だけ確認する

本文根拠が分かりません。

難しい長文だけ解く

基礎が不足したままになります。

英単語だけ延々と勉強する

構造練習へ進めません。


高校生の英語長文チェックリスト

  • 知らない単語の量を確認した
  • 英単語を見てすぐ意味が出る
  • 英文の動詞を探している
  • メインの動詞を判断できる
  • 主語の中心を見つけられる
  • 自動詞・他動詞を意識している
  • 目的語・補語を見ている
  • 前置詞句を外せる
  • 関係詞・分詞を一度外せる
  • 一文の骨格を取れる
  • 接続表現を確認している
  • 段落ごとに内容をまとめている
  • 代名詞の指すものを確認している
  • 設問の根拠を本文へ戻している
  • 時間切れの原因を分析している
  • 長文で間違えたら基礎教材へ戻っている

最終まとめ

英語長文が読めない高校生は、

長文が苦手だから長文問題集を増やす

前に、

どこで読めなくなっているのか

を確認してください。

基本は、

英単語

英文法・動詞

英文解釈

段落理解

読解速度

設問処理

です。

例えば、

単語が原因なら単語。

一文が原因なら英文解釈。

段落が原因なら文章構造。

時間が原因なら処理速度。

と、必要な勉強へ戻ります。

長文対策とは、長文だけを解くことではありません。

これが非常に重要です。


水戸市で英語長文・大学受験英語を強くしたい高校生へ

学習塾フィンランドでは、高校生の中でも特に英語指導を重点的に強化しています。

英語長文についても、

長文が読めない

長文を大量に解かせる

という進め方だけではありません。

まず、

  • 英単語
  • 中学英文法
  • 高校英文法
  • 自動詞・他動詞
  • 五文型
  • 英文解釈
  • 長文読解
  • 読解速度

のどこで止まっているか確認します。

そのうえで必要な部分へ時間を集中します。

このような高校生におすすめです

  • 英語長文が読めない
  • 単語は覚えたのに模試が伸びない
  • 一文が長いと意味が分からない
  • 長文を読むのが遅い
  • 最後まで問題が終わらない
  • 英検長文が苦手
  • 大学受験英語を強くしたい
  • 中学英文法から戻りたい
  • 英文解釈を教えてほしい
  • 自分の英語の弱点を知りたい

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