「英語は音読したほうがいいと聞いた」
「学校でも音読するように言われるけれど、本当に意味があるの?」
「何回読めばいいのか分からない」
「英文を声に出しているけれど、長文の点数が伸びない」
「リスニングにも効果があるの?」
高校英語では、音読を勧められることがよくあります。
ただし、
意味の分からない英文を、とにかく声に出して何十回も読む
だけでは、効率が悪くなることがあります。
学習塾フィンランドでは、音読を、
英文を理解するための最初の勉強
ではなく、
一度理解した英文を、よりスムーズに処理するための練習
として使うことを重視します。
基本は、
単語確認
↓
英文法・構造確認
↓
内容理解
↓
音声確認
↓
音読
です。
一行まとめ
音読は「分からない英文を読む練習」ではなく、「分かった英文を速く処理できるようにする練習」と考える。
そもそも英語の音読とは?
音読はそのまま、
英文を声に出して読む
練習です。
例えば、
Many students use smartphones to study English.
という英文を見ながら、
実際に声に出します。
しかし、ここで重要なのは、
発音できたか
だけではありません。
読みながら、
多くの生徒が
スマートフォンを使う
英語を勉強するために
という内容も理解します。
意味を考えず読むだけではもったいない
例えば、
The students who attended the meeting were surprised by the news.
を意味も分からないまま、
何度も発音したとします。
声には出せても、
誰が驚いたのか
が分からない。
これでは長文読解へつながりにくくなります。
まず、
The students were surprised.
が骨格。
who attended the meeting
がstudentsを説明している。
と理解します。
そのあと音読します。
音読の前に英文解釈をする
長い英文なら、
主語
動詞
目的語・補語
修飾部分
を確認します。
例えば、
The book that my teacher recommended was very interesting.
なら、
中心は、
The book was very interesting.
です。
that my teacher recommended
がbookの説明。
これを理解してから、
The book / that my teacher recommended / was very interesting.
というまとまりを意識して読みます。
英文を「意味のかたまり」で読む
英語を一語ずつ、
The / book / that / my / teacher …
と切って読むのではなく、
意味のまとまりで読みます。
例えば、
I went to the library / after school / to study English.
です。
このように区切ると、
放課後に
図書館へ行った
英語を勉強するために
という構造も見えやすくなります。
音読が長文読解につながる理由
長文が遅い高校生は、
英単語を見る
↓
日本語を考える
↓
次の単語
↓
また日本語
となっている場合があります。
英文を何度も理解しながら読むことで、
英語のまとまり
↓
意味
を素早く取れる表現を増やしていきます。
「返り読み」を減らす練習にも使える
例えば、
The boy playing soccer in the park is my brother.
を、
最後まで読んでから前へ戻り、
「公園でサッカーをしている……少年は……」
と考えることがあります。
音読では基本的に前から進みます。
そのため、
The boy
↓
playing soccer
↓
in the park
↓
is my brother
と、英語の順番で意味を取る練習にも使えます。
最初から英語のまま理解できなくてもよい
ただし、
日本語を絶対に考えるな
という意味ではありません。
高校英語が苦手なら、最初は日本語訳を使って構いません。
まず、
英文を理解する
ことが優先です。
そして同じ英文を繰り返すうちに、
日本語訳を思い出さなくても意味が分かる
表現を増やします。
音読はリスニングにもつなげられる
自分が、
どう発音される単語なのか
を知らないと、音声でも認識しにくくなります。
例えば単語帳で、
comfortable
のスペルと意味だけ覚えていても、
実際の音を知らなければ聞き取りにくいことがあります。
そこで、
音声を聞く
↓
自分でも読む
と文字と音をつなげます。
先に正しい音声を聞く
自己流の発音だけで何十回も読むより、
教材に音声があるなら先に聞きます。
おすすめは、
音声
↓
英文を見る
↓
自分で読む
↓
もう一度音声
です。
音読とリスニングの違い
音読だけやればリスニング対策が全部終わるわけではありません。
リスニングでは、
相手が話した音をリアルタイムで理解
する必要があります。
そのため、
- 実際の音声を聞く
- スクリプトを確認する
- もう一度聞く
練習も必要です。
音読はその一部として使います。
音読の基本手順
おすすめは次の流れです。
STEP1 まず普通に問題を解く
長文なら一度自力で読みます。
↓
STEP2 英単語を確認
知らなかった語彙を確認。
↓
STEP3 英文構造を確認
主語・動詞・修飾関係を理解。
↓
STEP4 内容を理解
日本語訳も利用して構いません。
↓
STEP5 音声を聞く
発音・区切り方を確認。
↓
STEP6 英文を見ながら音読
意味を意識して読みます。
↓
STEP7 もう一度音声を聞く
以前より聞き取れるか確認します。
何回音読すればいい?
「必ず30回」
「100回読め」
のように回数だけを固定する必要はありません。
重要なのは、
最初よりスムーズに、意味を理解しながら読めるようになったか
です。
例えば、
1回目
途中で何度も止まる。
3回目
少しスムーズ。
5回目
意味を取りながら読める。
なら、そこで別の英文へ移ってもよいでしょう。
回数より「状態」を見る
目標は、
10回読んだ
ではなく、
見た瞬間に構造と意味が分かる
ことです。
同じ英文でも、
簡単なら2〜3回。
難しいならもっと必要。
と変えて構いません。
音読するときに日本語訳を思い浮かべる?
最初は構いません。
例えば、
I want to study abroad.
を読みながら、
留学したい
と意味を確認します。
慣れてきたら、
study abroad
を見ただけで、
「海外で勉強するイメージ」
が浮かぶようにしていきます。
英単語の復習にもなる
長文を音読すると、その英文に含まれる英単語へ何度も触れます。
例えば、
provide
を単語帳で覚えた。
長文で、
The school provides students with computers.
と出てきた。
音読すれば、
provide A with B
まで何度も確認できます。
自動詞・他動詞も音読で定着させる
例えば、
I arrived at the station.
と何度も読む。
すると、
arrive at
がまとまりとして残りやすくなります。
同様に、
I reached the station.
も読みます。
すると、
arrive at
reach+目的語
の違いも確認できます。
英文法も音読で「形」に慣れる
例えば現在完了なら、
I have lived here for five years.
を意味と一緒に読みます。
関係詞なら、
The boy who is playing soccer is my brother.
を読みます。
ただ、
現在完了=have+過去分詞
と暗記するだけではなく、
実際の英文として何度も見る
ことができます。
英作文にもつながる
音読している英文が増えると、
自分で英文を書くときに使える型
が増えていきます。
例えば、
It is important for students to …
を何度も見ていれば、
英作文で、
It is important for students to study English.
などを作りやすくなります。
音読する英文は全部暗記する必要はない
音読というと、
暗唱できるまで覚えなければいけない
と思うかもしれません。
必ずしも必要ではありません。
英文によって、
- 意味理解
- 読解速度
- 発音確認
- 表現習得
など目的を変えます。
短い英文は暗唱してもよい
例えば、
I think it is important to …
One reason is that …
など、英作文やスピーキングでよく使う短い表現なら、自然に出るところまで覚えるメリットがあります。
長文全文を丸暗記しなくてよい
500語の長文を、
全文暗記しなければ音読の意味がない
とは考えません。
重要な部分や読みにくかった部分を中心に使えます。
長文全体を音読する場合
一度内容を理解した長文なら、
最初から最後まで通して読む
のもよい練習です。
目的は、
一文ずつ止まらず文章全体を処理する
ことです。
読めない一文だけ音読する方法もある
時間がない高校生なら、
長文全部を10回
ではなく、
自分が読めなかった3文だけ
を繰り返す方法もあります。
これも選択と集中です。
模試の英語を音読教材にする
模試で読めなかった長文は、良い復習教材になります。
例えば、
問題を解く
↓
間違い分析
↓
読めなかった英文解釈
↓
音声があれば確認
↓
音読
と進めます。
一度受けた模試を、受けっぱなしにしません。
英検の長文も音読に使える
英検対策でも、
過去問を解いて終了
ではなく、
読解後に英文を使えます。
特に、
読むのに時間がかかった文章
を再利用するとよいでしょう。
学校教科書も立派な音読教材
定期テスト対策では、学校教科書を使えます。
すでに、
- 授業で解説
- 単語確認
- 文法確認
をしているため、音読へ進みやすい教材です。
定期テストのためだけでなく、英語処理の練習にも使えます。
音読教材を増やしすぎない
音読用教材を何冊も用意する必要はありません。
例えば、
- 学校教科書
- 英文解釈教材
- 長文問題集
- 英検過去問
など、すでに使っている教材を再利用できます。
新しい教材を買うより、
一度勉強した英文をもう一度使う
という考え方です。
英語を楽しむ音読もあっていい
学習塾フィンランドでは、
英語を楽しむ
ことも重要な方針です。
そのため、
問題集の英文だけ音読
にしなくても構いません。
例えば、
- 好きなアニメのセリフ
- ドラマの短い会話
- 海外YouTubeの一言
- ゲームのセリフ
を真似してみてもよいです。
アニメの好きなセリフを真似する
例えば好きなキャラクターが、
Don’t give up!
と言った。
意味を確認して、自分でも真似してみます。
英語学習としては非常に短いですが、
英語を実際に口から出す
経験になります。
ドラマでは感情も含めて真似できる
学校教科書の音読とは違い、
ドラマでは、
- 驚き
- 怒り
- 喜び
- 疑問
などが声に表れます。
英語が、
文字だけの科目
ではなく、
人が実際に使う言葉
だと感じやすくなります。
好きな英語なら何回も言いたくなる
問題集で、
この英文を10回読みなさい
と言われると苦しい。
でも好きな映画のセリフなら、
もう一度言ってみたい
となる高校生もいます。
この「やりたくなる」を利用します。
楽しむ音読と受験音読を両立する
例えば一日20分なら、
15分
学校教材・長文。
5分
好きなドラマやアニメ。
としても構いません。
試験勉強だけ
にも、
エンタメだけ
にも偏らないようにします。
高校生通い放題だから音読も習慣にできる
学習塾フィンランドでは、高校生に通い放題という選択肢があります。
例えば、
月曜日
英文法+短文音読。
火曜日
英文解釈+音読。
水曜日
好きな英語動画+リスニング。
木曜日
長文+音読。
金曜日
英作文+英語のセリフ練習。
と変化を付けられます。
通い放題だから「復習だけの日」を作れる
例えば前日に長文を解いた。
翌日は新しい長文へ進まず、
昨日の長文を音読30分
でも構いません。
高校生の通い放題を、
新しい授業を大量に受ける制度
ではなく、
英語へ触れる回数と、自分で練習する時間を増やすための環境
として使います。
毎日10分の音読でもよい
例えば学校帰りに、
塾へ寄る
↓
英単語15分
↓
音読10分
↓
英文法20分
という使い方もできます。
音読だけで1時間確保する必要はありません。
音読が苦手なら無理に中心にしなくてもよい
ここも重要です。
人によって、
音読すると理解しやすい
人もいれば、
問題を解くほうが伸びやすい
人もいます。
全員に、
毎日100回音読
と固定する必要はありません。
実際に、
- 読む速度が上がったか
- リスニングが改善したか
- 英文理解が速くなったか
を見て判断します。
音読が「作業」になったら見直す
例えば10回読むことだけを目標に、
1、2、3、4……
と回数を数えている。
しかし頭の中では別のことを考えている。
これでは作業になっています。
その場合は、
回数を減らす
↓
一文ごとに意味を確認
したほうがよいことがあります。
高1の音読
高1なら、
- 学校教科書
- 短い英文
- 基本文法例文
から始めます。
まず、
英文を正しく理解して声に出せる
状態を作ります。
高2の音読
高2では、
- 英文解釈
- 英検長文
- 大学受験基礎長文
なども利用します。
少し長い文章を、前から意味を取りながら読む練習へ進みます。
高3の音読
高3では時間が限られます。
そのため、
すべての長文を音読
ではなく、
- 過去問で読めなかった英文
- 模試で苦戦した長文
- 重要構文の多い文章
へ絞る方法もあります。
英語音読のおすすめ15分
3分
英文構造と意味を確認。
2分
音声を聞く。
7分
意味を意識して音読。
3分
音声をもう一度聞く。
短時間でもできます。
音読のチェックリスト
- 意味を理解してから読んでいる
- 分からない単語を確認している
- 主語・動詞を確認している
- 修飾関係を理解している
- 音声があれば先に聞いている
- 一語ずつ切りすぎていない
- 意味のまとまりを意識している
- 英語を前から理解しようとしている
- 回数だけを目標にしていない
- 数日後にも同じ英文を読んでいる
- 長文全部ではなく苦手文へ絞ることもある
- アニメ・ドラマなど楽しい英語にも利用している
- 自分に音読が合っているか成果で確認している
音読で避けたいこと
意味不明の英文を大量に読む
先に理解します。
自己流の発音だけで繰り返す
音声があるなら確認します。
100回など回数だけを目標にする
理解が抜けることがあります。
音読だけで長文対策を終える
初見問題演習も必要です。
音読だけでリスニング対策を終える
実際に聞く練習も必要です。
全文を毎回音読する
必要部分へ絞っても構いません。
最終まとめ
高校生の英語学習で音読は使える方法の一つです。
ただし、
英文を見つけた
↓
とりあえず10回読む
ではありません。
おすすめは、
英単語確認
↓
文法・英文構造確認
↓
意味理解
↓
音声確認
↓
意味を取りながら音読
↓
数日後に再確認
です。
つまり、
理解してから声に出す
ことが大切です。
そして音読を、
長文
リスニング
英作文
へつなげていきます。
水戸市で高校英語を「楽しく、たくさん使う」高校生へ
学習塾フィンランドでは、高校生の英語を重点的に強化しています。
英語の基本方針は、
楽しく続ける。
分からない場所まで戻る。
理解した英語を実際に使う。
通い放題で英語へ触れる量を増やす。
です。
音読についても、
全員毎日100回
のように固定するのではなく、
その高校生に必要なら利用します。
例えば、
月曜:英文法
火曜:英文解釈+音読
水曜:アニメ・ドラマ+リスニング
木曜:英語長文+音読
金曜:英作文
という学習もできます。
さらに高校生は通い放題という選択肢があります。
学校帰りに、
英単語15分+音読15分
だけでも構いません。
英語を楽しむ×たくさん触れる×自分に合う方法を使う
ことで、定期テスト・英検・大学受験までつなげていきます。

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