【過去問はいつから始める?】大学受験で点数を伸ばす正しい開始時期と使い方

「過去問は、受験勉強の最後に解けばよいのか」

「まだ基礎が完成していないのに、過去問を見てもよいのか」

「高3の夏から始めるのは早すぎるのか」

「過去問を何年分、何周すればよいのか分からない」

このように悩んでいる受験生は少なくありません。

過去問については、

  • 基礎が完成するまで解かない
  • 高3の秋から始める
  • 夏休みから解く
  • 志望校が決まったらすぐ見る
  • 直前期にまとめて解く

など、さまざまな意見があります。

結論から言うと、過去問には二つの開始時期があります。

早い時期
→ 問題を見る・現在地を測る

仕上げの時期
→ 本番時間で繰り返し解く

つまり、

過去問は早めに「見る」。基礎が整ってから本格的に「解く」。

という使い分けが重要です。

学習塾フィンランドでは、過去問を次の順番で使います。

志望校の問題を見る
↓
必要な能力を確認する
↓
一度解いて現在地を測る
↓
失点原因を分析する
↓
必要な基礎へ戻る
↓
類題を練習する
↓
再び過去問で測る

過去問は、受験勉強の最後に行う確認テストだけではありません。

何を勉強すればよいかを教えてくれる設計図

としても使えます。

  1. 過去問を始める時期
  2. 過去問はいつから見るべきか
  3. 過去問を本格的に解く時期
  4. 「基礎が完成するまで過去問を解かない」が危険な理由
  5. 過去問を早く解きすぎるデメリット
  6. 過去問の三つの役割
  7. 1.ゴールを知る
  8. 2.現在地を測る
  9. 3.本番対応力を作る
  10. 過去問を解く前に確認すること
  11. 1.受験科目
  12. 2.配点
  13. 3.試験時間
  14. 4.出題形式
  15. 最初の過去問は点数が低くてもよい
  16. 過去問の失点を5種類に分ける
  17. 知識不足
    1. 対応
  18. 理解不足
    1. 対応
  19. 判断不足
    1. 対応
  20. 処理ミス
    1. 対応
  21. 時間不足
    1. 対応
  22. 過去問を解いた後の正しい流れ
  23. 過去問の解説を読んで終わらせない
  24. 過去問は何年分解くべきか
  25. 同じ過去問は何周してよいのか
    1. 1周目
    2. 2周目
    3. 3周目
  26. 過去問の答えを覚えてしまった場合
  27. 過去問は新しい年度から解くべきか
  28. 過去問を解く順番
  29. 共通テストの過去問はいつから始めるか
  30. 私立大学の過去問はいつから始めるか
  31. 国公立大学の二次試験過去問はいつから始めるか
  32. 高1・高2で過去問を見る意味
  33. 高3春の過去問活用
  34. 高3夏の過去問活用
  35. 高3秋の過去問活用
  36. 直前期の過去問活用
    1. 直前期
  37. 科目別の過去問の使い方
  38. 英語
  39. 数学
  40. 国語
  41. 理科
  42. 社会
  43. 過去問ノートは必要か
  44. 過去問管理表の例
  45. 過去問で点数が上がらない理由
  46. 1.解く回数だけ増やしている
  47. 2.解説を読んで終わっている
  48. 3.基礎教材へ戻っていない
  49. 4.時間配分を記録していない
  50. 5.難問ばかり復習している
  51. 6.同じ大学の問題だけに慣れている
  52. 7.得点の変化だけで判断している
  53. 過去問が難しすぎる場合の対応
  54. 過去問で合格点を取れたら安心してよいか
  55. 過去問の点数が上下するとき
  56. 過去問と参考書の時間配分
  57. 過去問演習の一日モデル
    1. 午前
    2. 午後
  58. 過去問演習の一週間モデル
    1. 月曜日
    2. 火曜日
    3. 水曜日
    4. 木曜日
    5. 金曜日
    6. 土曜日
    7. 日曜日
  59. 保護者が過去問演習でできる支援
    1. 本番時間で解ける環境を作る
    2. 点数だけで責めない
    3. 教材を増やしすぎない
    4. 志望校情報を確認する
    5. 生活リズムを支える
  60. 保護者が避けたい声かけ
    1. 「まだ過去問を解いていないの?」
    2. 「この点数では無理でしょう」
    3. 「もっと何年分も解きなさい」
    4. 「基礎へ戻っていて間に合うの?」
    5. 「一度合格点を取ったから大丈夫」
  61. 過去問を始める時期のチェックリスト
  62. 過去問学習
  63. 学習塾フィンランドの過去問指導
  64. 水戸市で過去問の使い方から相談できる塾を探している方へ
  65. 無料体験・学習相談

過去問を始める時期

志望校が決まったら早めに見て、本格演習は基礎・標準問題が一定程度解けるようになってから始める。

さらに短くすると、

早く見る
↓
基礎へ戻る
↓
本番形式で解く
↓
また戻る

です。

過去問はいつから見るべきか

志望校の候補ができた時点で、一度は見て構いません。

高校1年生や高校2年生でも、志望校があるなら問題を見る価値があります。

ただし、最初から全問を解く必要はありません。

確認するのは、

  • 試験科目
  • 問題数
  • 試験時間
  • 記述量
  • 英語長文の長さ
  • 数学の難度
  • 国語の文章量
  • 頻出分野
  • 自分が知っている問題
  • まったく手が出ない問題

です。

早い段階で過去問を見ると、

英語は長文中心だから、単語と英文解釈が必要
数学は記述が多いから、途中式を書く練習が必要
国語は古文の配点が高いから、単語・文法を早めに始める

といった方針が見えてきます。

過去問を本格的に解く時期

本番時間で本格的に解き始める時期は、現在の学力や志望校によって異なります。

一般的な目安としては、

高3春〜夏
→ 問題形式の確認・一部の大問を解く

高3夏〜秋
→ 大問別・科目別に解く

高3秋以降
→ 本番時間で年度別に解く

直前期
→ 弱点補強と再演習

という流れが考えられます。

ただし、基礎が不安定な場合は、秋まで待つ必要はありません。

過去問を一度解き、弱点を発見してから基礎へ戻ります。

基礎が完成してから過去問を始めるのではなく、過去問を使って必要な基礎を特定する

という考え方です。

「基礎が完成するまで過去問を解かない」が危険な理由

基礎が完成してから過去問へ進もうとすると、開始時期が遅くなることがあります。

そもそも、基礎が完成したかどうかは、過去問や入試問題を解かなければ分かりません。

例えば、英単語帳と英文法問題集を終えたとしても、

  • 長文で単語を思い出せない
  • 文法知識を英文中で使えない
  • 制限時間内に読めない
  • 設問の根拠を探せない

ことがあります。

数学も同じです。

  • 公式は覚えている
  • 基本問題は解ける
  • 単元別なら解法が分かる

状態でも、過去問では複数単元が組み合わされます。

参考書では解ける
↓
過去問では解法を選べない

ということがあります。

過去問を解かずに基礎完成を判断すると、入試で必要な能力とのずれに気づけません。

過去問を早く解きすぎるデメリット

早めに見ることは重要ですが、毎日大量に解けばよいわけではありません。

基礎がほとんどない状態で過去問ばかり解くと、

  • ほとんど解けない
  • 解説を読むだけになる
  • 問題と答えを覚える
  • 基礎教材へ戻る時間がなくなる
  • 自信を失う

ことがあります。

したがって、早い時期の過去問は、

現在地を確認し、学習方針を決めるため

に使います。

本格的な演習量を増やすのは、基礎知識と基本問題が一定程度身についてからです。

過去問の三つの役割

過去問には、主に三つの役割があります。

1.ゴールを知る

志望校がどのような能力を求めているかを確認します。

問題形式
出題範囲
難度
時間
記述量

を見ます。

2.現在地を測る

現時点でどのくらい解けるか確認します。

点数だけでなく、

  • 知識不足
  • 解法不足
  • 読解不足
  • 時間不足
  • ミス

を分析します。

3.本番対応力を作る

受験直前には、

  • 解く順番
  • 時間配分
  • 飛ばす判断
  • 記述量
  • 見直し方法

を調整します。

つまり、過去問は、

最初
→ ゴール確認

途中
→ 現在地確認

最後
→ 本番練習

に使います。

過去問を解く前に確認すること

1.受験科目

志望校・学部・受験方式によって、必要科目が異なります。

同じ大学でも、学部や方式によって、

  • 英語のみ
  • 英語・国語・選択科目
  • 共通テスト利用
  • 数学必須
  • 小論文あり
  • 面接あり

などの違いがあります。

最初に自分が受ける可能性のある方式を整理します。

2.配点

同じ100点でも、大学によって科目ごとの重要度は異なります。

例えば、

英語200点
国語100点
社会100点

なら、英語の改善が合否へ大きく影響します。

過去問を解くときは、正答数だけでなく、実際の配点を意識します。

3.試験時間

内容を理解できても、時間内に解けなければ得点になりません。

  • 大問数
  • 一題あたりの目安時間
  • 記述へ使う時間
  • 見直し時間

を確認します。

4.出題形式

  • マーク式
  • 記述式
  • 英作文
  • 要約
  • 論述
  • 証明
  • 資料読み取り

などを確認します。

同じ教科でも、出題形式によって勉強方法が変わります。

最初の過去問は点数が低くてもよい

初めて過去問を解くと、想像以上に点数が取れないことがあります。

しかし、最初の点数は合否の確定ではありません。

過去問の最初の目的は、

現在の不足を見つけること

です。

例えば英語で30点だったとしても、原因が、

単語不足:20点
文法不足:10点
時間不足:20点

なら、改善対象が見えます。

数学で20点でも、

  • 基本計算で失点
  • 前半の小問を落としている
  • 難問に時間を使いすぎた
  • 記述方法が不十分

など、直せる部分があります。

点数を見て落ち込むより、

何点分が改善可能なのか

を確認します。

過去問の失点を5種類に分ける

過去問を解いた後は、間違いを分類します。

知:知識を知らなかった
理:理解が不足していた
判:解法・知識を選べなかった
処:計算・記述・処理で失敗した
時:時間が足りなかった

知識不足

英単語、公式、用語、古文単語などを知らなかった状態です。

対応

単語帳、教科書、基礎参考書へ戻ります。

理解不足

知識は見たことがあるが、意味や使い方を理解していない状態です。

対応

解説を読み、基本例題を自力で解きます。

判断不足

知識はあるものの、その問題で何を使うか判断できなかった状態です。

対応

問題の型と最初の一手を整理します。

処理ミス

計算、スペル、記述、転記などで失点した状態です。

対応

途中式や見直し手順を固定します。

時間不足

解ける可能性がある問題まで到達できなかった状態です。

対応

大問ごとの時間配分と、飛ばす基準を作ります。

過去問を解いた後の正しい流れ

過去問は、採点して点数を記録するだけでは足りません。

過去問を解く
↓
採点する
↓
失点原因を分類する
↓
基礎教材へ戻る
↓
類題を解く
↓
過去問を解き直す
↓
数日後に再確認する

ここまで行って、一回分の過去問学習が完成します。

過去問の解説を読んで終わらせない

解説を読むと、

「なるほど」

と思うことがあります。

しかし、解説を理解できることと、自力で解けることは違います。

解説を読む
↓
答えを閉じる
↓
最初から解く
↓
解法を説明する

ところまで行います。

特に数学では、

なぜこの公式を使ったのか
どの条件を見て、この解法を選んだのか

を説明します。

英語では、

なぜこの選択肢が正解なのか
本文のどこが根拠なのか

を確認します。

過去問は何年分解くべきか

何年分必要かは、試験形式と残り期間によって異なります。

基本的な考え方は、

最近の年度
→ 現在の出題傾向を知る

少し前の年度
→ 演習量を増やす

古い年度
→ 形式が現在と近い場合に使う

です。

大切なのは、年数を増やすことだけではありません。

例えば、

10年分を一度ずつ解く

よりも、

5年分を分析・復習・再演習する

ほうが、得点につながる場合があります。

過去問を何年分解いたかではなく、

何年分を自分の弱点改善へ使えたか

を確認します。

同じ過去問は何周してよいのか

同じ過去問を複数回解いても構いません。

ただし、答えを覚えているだけにならないようにします。

1周目

現在地と失点原因を確認します。

2周目

基礎・類題を復習した後、自力で解けるか確認します。

3周目

時間を短縮できたか、判断が速くなったか確認します。

完成基準は、

  • 答えを覚えている
  • 選択肢の位置を覚えている

ことではありません。

初めて見る類題でも、同じ判断手順を使えること

です。

過去問の答えを覚えてしまった場合

過去問を繰り返すと、答えを覚えることがあります。

それでも、次の確認はできます。

  • 解法を説明できるか
  • 本文の根拠を示せるか
  • 数字が変わっても解けるか
  • 似た問題へ応用できるか
  • 時間配分を再現できるか

答えだけを思い出すのではなく、判断手順を再現します。

また、同じ単元の類題を別教材で解くことで、本当に理解しているか確認できます。

過去問は新しい年度から解くべきか

基本的には、最近の年度を一度確認することが重要です。

最新に近い問題ほど、現在の出題形式や難度を把握しやすいからです。

ただし、直近年度を本番直前の実力確認用として残す方法もあります。

例えば、

最初
→ 直近年度を一部確認

練習
→ 少し前の年度

直前
→ 残しておいた新しい年度

という使い方です。

すべての直近年度を完全に温存すると、現在の出題傾向を知らないまま勉強することになります。

少なくとも問題形式は早めに確認します。

過去問を解く順番

志望校が複数ある場合は、次のように考えます。

基礎的な大学・方式
↓
第一志望に近い難度
↓
第一志望

ただし、第一志望の問題も早めに一度は見ます。

難度の低い大学の過去問だけを続け、第一志望の形式を直前まで知らない状態は避けます。

共通テストの過去問はいつから始めるか

共通テスト形式は、早い段階で一度確認して構いません。

本格演習は、

  • 基礎知識
  • 基本問題
  • 大問別演習

がある程度進んでから増やします。

流れは、

問題形式を確認
↓
基礎を作る
↓
大問別に解く
↓
本番時間で解く
↓
失点を分析する

です。

共通テストでは、知識だけでなく、資料・文章・条件を時間内に処理する必要があります。

そのため、直前期に初めて形式へ触れるのは避けたいところです。

私立大学の過去問はいつから始めるか

私立大学は、大学・学部によって問題形式の違いが大きい場合があります。

  • 英文法問題が多い
  • 長文中心
  • 空所補充が多い
  • 国語の文章が長い
  • 数学の記述が多い
  • 選択科目の出題範囲に特徴がある

などです。

そのため、志望校候補が決まったら早めに形式を確認します。

本格的には、高3夏から秋にかけて大問別に触れ、秋以降に年度別演習を増やす方法があります。

国公立大学の二次試験過去問はいつから始めるか

国公立大学の二次試験では、記述や論述が必要になることがあります。

そのため、直前期だけでは、

  • 記述の作り方
  • 採点される途中式
  • 英作文
  • 論述
  • 添削と改善

の練習が不足する可能性があります。

高3夏から秋にかけて一度問題を確認し、必要な記述対策を始めます。

共通テスト後に初めて二次試験の形式を見るのは避けたほうがよいでしょう。

高1・高2で過去問を見る意味

高1・高2で志望校の過去問を見ると、今の自分には難しすぎると感じるかもしれません。

しかし、解くことだけが目的ではありません。

確認するのは、

  • どの科目が必要か
  • 英語長文はどの程度か
  • 数学はどこまで必要か
  • 記述があるか
  • 配点はどうなっているか

です。

例えば、高2の段階で、

英語長文が中心なのに、単語学習が止まっている

と分かれば、早めに修正できます。

過去問を見ることで、現在の勉強に意味を持たせられます。

高3春の過去問活用

高3春は、過去問を使ってゴールを確認します。

志望校の問題を見る
↓
必要科目を確認する
↓
現在地を測る
↓
春から夏の学習計画を作る

この時期は、点数よりも、

  • どの教科を優先するか
  • どの基礎へ戻るか
  • どの教材を使うか

を決めます。

高3夏の過去問活用

夏は、基礎復習と過去問をつなげます。

例えば、

午前
→ 基礎・標準問題

午後
→ 過去問の大問一題

夜
→ 失点した単元の復習

という形です。

毎日一年度分を解く必要はありません。

大問単位で使い、基礎学習との接続を作ります。

高3秋の過去問活用

秋以降は、本番時間で年度別に解く機会を増やします。

確認するのは、

  • 合格点との差
  • 科目ごとの安定性
  • 時間配分
  • 解く順番
  • 基本問題の取りこぼし
  • 記述の不足

です。

この時期も、過去問だけに集中しません。

過去問
↓
弱点教材
↓
類題
↓
再び過去問

を繰り返します。

直前期の過去問活用

直前期は、新しい年度を大量に解くより、これまでの失点を確認します。

優先するのは、

  • 何度も間違えた問題
  • 頻出単元
  • 時間配分
  • 解く順番
  • 基本知識
  • 取りこぼしやすい問題

です。

過去問ノートや失点一覧を短時間で高速回転します。

直前期

新しい一年度を増やすより、過去問で見つかった弱点を得点できる状態へ変える。

科目別の過去問の使い方

英語

英語では、点数だけでなく時間の使い方を記録します。

語彙問題
英文法
長文
英作文
見直し

に何分使ったか確認します。

長文で間違えた場合は、

  • 単語不足
  • 文構造を取れない
  • 段落の要点をつかめない
  • 設問の根拠を探せない
  • 時間不足

へ分けます。

数学

数学では、問題を次のように分類します。

必ず取りたい基本問題
時間をかければ取れる問題
発想が必要な問題
現状では難しい問題

難問より、前半の基本問題を安定させることを優先します。

解説を読んだ後は、

問題のどの条件を見て、最初に何をするのか

を言葉にします。

国語

国語では、

  • 本文の根拠を見つけられたか
  • 選択肢の違いを説明できるか
  • 記述に必要な要素を拾えたか
  • 古文単語・文法が不足していないか
  • 時間配分が適切か

を確認します。

理科

理科では、

知識不足
実験理解不足
グラフ・資料の読み違い
公式選択
計算ミス

へ分けます。

用語を覚え直すだけでなく、実験の目的・条件・結果を整理します。

社会

社会では、

  • 知識を知らなかった
  • 時代・地域を混同した
  • 資料を読み違えた
  • 因果関係を説明できなかった
  • 論述の要素が不足した

へ分けます。

一問一答と資料・論述問題を往復します。

過去問ノートは必要か

必ずしも、すべての問題をきれいにまとめる必要はありません。

作るなら、次の内容だけで十分です。

年度・科目
得点
時間
失点原因
戻る教材・単元
次回の改善点

例:

英語・2024年度
得点:58点
原因:長文後半で時間不足
戻る内容:英単語の×、英文解釈
次回:前半を5分短縮する

長い解説を書き写すより、次に何を変えるかを記録します。

過去問管理表の例

年度
得点
目標点
差
時間
知識不足
判断不足
処理ミス
次に行う教材

得点だけでなく、改善項目を記録します。

例えば、

2023年度
得点:62点
目標:75点
差:13点
改善:
・英単語5点
・時間配分4点
・設問根拠4点

と分ければ、次の勉強が具体的になります。

過去問で点数が上がらない理由

1.解く回数だけ増やしている

失点原因を分析していません。

2.解説を読んで終わっている

自力で解き直していません。

3.基礎教材へ戻っていない

過去問だけで知識を補おうとしています。

4.時間配分を記録していない

どこで遅れているか分かりません。

5.難問ばかり復習している

基本問題の取りこぼしが残っています。

6.同じ大学の問題だけに慣れている

解法ではなく答えを覚えている可能性があります。

7.得点の変化だけで判断している

年度ごとの難度差を考慮していません。

過去問が難しすぎる場合の対応

過去問を解いてほとんど手が出ない場合は、教材の段階を戻します。

過去問
↓
入試標準問題
↓
基本問題
↓
教科書例題
↓
必要なら中学内容

へ戻ります。

ただし、何か月も基礎だけを行い、過去問を完全に見なくなる必要はありません。

月に一度など、定期的に過去問へ戻って現在地を測ります。

過去問で合格点を取れたら安心してよいか

一年度で合格点を取れても、すぐに安全とは言い切れません。

確認したいのは、

  • 複数年度で安定しているか
  • 得意分野に偏っていないか
  • 時間内に解けたか
  • 偶然正解が多くないか
  • 合格最低点との差が十分か
  • 他科目と合わせて必要点に届くか

です。

一回の最高点より、複数回の安定性を見ます。

過去問の点数が上下するとき

年度によって難度や得意分野が異なるため、点数は上下します。

一回ごとの点数だけで判断せず、

基本問題の正答率
頻出単元の正答率
時間不足の回数
知識不足の数

を見ます。

得点が下がっていても、難問の多い年度だった可能性があります。

一方、得点が高くても、得意単元が多かっただけかもしれません。

過去問と参考書の時間配分

受験期でも、過去問だけに全時間を使う必要はありません。

例えば休日5時間なら、

過去問演習:90分
採点・分析:60分
基礎・弱点復習:120分
解き直し:30分

という配分が考えられます。

過去問を解く時間より、復習に長い時間が必要になる場合もあります。

過去問演習の一日モデル

午前

本番時間で過去問を一科目解く。

採点し、失点原因を分類する。

午後

失点した単元を参考書・問題集で復習する。

過去問の間違いを解き直し、次回の改善点を記録する。

解く
↓
分析
↓
戻る
↓
解き直す

を一日の中で完結させます。

過去問演習の一週間モデル

月曜日

英語の過去問・大問一題。

火曜日

英語で不足した単語・文法・解釈を復習。

水曜日

数学の過去問・大問一題。

木曜日

数学の不足単元を基礎教材で復習。

金曜日

国語・理科・社会の大問別演習。

土曜日

一年度分を本番時間で解く。

日曜日

一週間の過去問分析と弱点補強。

過去問を解く日と、弱点へ戻る日を分けても構いません。

保護者が過去問演習でできる支援

保護者が問題の内容を教える必要はありません。

家庭で支援しやすいのは次の部分です。

本番時間で解ける環境を作る

静かな時間と場所を確保します。

点数だけで責めない

失点原因と次の改善策を確認します。

教材を増やしすぎない

過去問で不足した教材だけを使います。

志望校情報を確認する

学部・方式・科目・配点を本人と整理します。

生活リズムを支える

過去問演習を夜中に行い続けないようにします。

保護者が避けたい声かけ

「まだ過去問を解いていないの?」

まず問題形式だけでも確認できている?

「この点数では無理でしょう」

合格点との差の中で、直せる失点は何点分ある?

「もっと何年分も解きなさい」

解いた年度の間違いは、もう自力で解ける?

「基礎へ戻っていて間に合うの?」

過去問で落とした基礎だけ優先して直そう。

「一度合格点を取ったから大丈夫」

他の年度でも同じくらい取れるか確認しよう。

過去問を始める時期のチェックリスト

次の項目を確認してみてください。

  • 志望校候補の過去問を一度見ている
  • 受験科目と配点を確認している
  • 問題形式と試験時間を把握している
  • 最初の点数だけで落ち込んでいない
  • 失点を知識・理解・判断・処理・時間へ分けている
  • 過去問から基礎教材へ戻っている
  • 解説後に自力で解き直している
  • 大問別演習を行っている
  • 本番時間で解く練習もしている
  • 時間配分を記録している
  • 複数年度で安定性を確認している
  • 過去問を解きっぱなしにしていない
  • 参考書と過去問を並行している
  • 直前期に新しい教材を増やしすぎていない

当てはまらない項目が多い場合、過去問を解く量より、分析と復習方法を見直す必要があります。

過去問学習

過去問は最後の試験ではなく、ゴール・現在地・弱点を教えてくれる学習教材として早めに使う。

流れにすると、

早めに見る
↓
一度解く
↓
失点を分ける
↓
基礎へ戻る
↓
類題を解く
↓
本番時間で再確認する

です。

過去問を始める最適な時期は、一つではありません。

見る時期
→ 志望校が決まったら早め

大問別に解く時期
→ 基礎学習と並行

本番形式で解く時期
→ 高3夏から秋以降を中心

仕上げる時期
→ 直前期

と役割を分けます。

学習塾フィンランドの過去問指導

学習塾フィンランドでは、

神授業×神勉強法×少人数

を軸に、過去問を解かせて点数を確認するだけでは終わりません。

基本的な流れは次のとおりです。

志望校・受験方式を確認する
↓
過去問でゴールを確認する
↓
本番形式または大問別に解く
↓
失点原因を分類する
↓
必要な単元へ戻る
↓
本人に合う説明を行う
↓
基本・標準問題を自力で解く
↓
過去問を解き直す
↓
次年度で改善を測る

少人数制のため、生徒ごとに、

  • 過去問を始める時期
  • 一週間の演習量
  • 優先する年度・科目
  • 基礎へ戻る単元
  • 使用する参考書
  • 大問ごとの時間配分
  • 記述・英作文の改善
  • 直前期の再演習

を調整します。

水戸市で過去問の使い方から相談できる塾を探している方へ

学習塾フィンランドは、水戸市大工町にある少人数制の学習塾です。

高校生を中心に、

  • 大学受験の過去問対策
  • 共通テスト対策
  • 志望校別対策
  • 模試・過去問の分析
  • 英語・数学
  • 国語・理科・社会
  • 参考書ルート作成
  • 高速回転学習
  • 定期テスト対策
  • 学習計画の作成

に対応しています。

次のような方は、過去問の年度数を増やす前に、使い方を整理する必要があるかもしれません。

  • 過去問をいつから始めるか分からない
  • 基礎が終わっておらず、過去問へ進めない
  • 過去問を解いても点数が上がらない
  • 解説を読んで終わっている
  • 何年分・何周すればよいか分からない
  • 時間内に最後まで解けない
  • 志望校の問題形式に慣れていない
  • 過去問から参考書へ戻る方法が分からない

無料体験・学習相談

無料相談では、

  • 現在の学年
  • 志望大学・学部
  • 受験方式
  • 必要な科目・配点
  • 過去問を始めた時期
  • 現在の得点
  • 時間内に解けているか
  • 失点しやすい分野
  • 使用している参考書
  • 受験までの残り期間

などを確認します。

そのうえで、

いつから過去問を本格化し、どの年度を使い、どの単元へ戻るか

を整理します。

水戸市で、大学受験の過去問、共通テスト、志望校対策、参考書とのつなげ方について相談できる少人数制学習塾をお探しの方は、学習塾フィンランドまでご相談ください。

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