「高校に入ってから急に英語が分からなくなった」
「英単語は覚えているのに長文が読めない」
「英文法の問題集は解けるのに、模試では点数が取れない」
「大学受験に向けて英語を勉強したいけれど、何から始めればよいか分からない」
高校生になると、英語で悩む人が増えます。
中学校英語では比較的短い英文が中心だったのに、高校では、
- 英単語が増える
- 一文が長くなる
- 文法が複雑になる
- 長文量が増える
- 英作文が必要になる
- リスニングも必要になる
など、一気に処理量が増えるからです。
しかし、高校英語は、
英単語
↓
動詞
↓
文法
↓
一文の構造
↓
長文
↓
英作文・リスニング
という順番で分解すると、かなり整理できます。
特に学習塾フィンランドでは、
まず動詞を見る
ことを重視します。
なぜなら英語では、動詞によって、
- 目的語が必要か
- 前置詞が必要か
- 補語が必要か
- 受動態にできるか
など、後ろの構造が大きく決まるからです。
高校英語
単語を覚え、動詞を見つけ、文の骨格を取り、文法を乗せてから長文へ進む。
さらに圧縮すると、
単語 → 動詞 → 文型 → 修飾 → 長文
です。
高校英語が苦手になる理由
1.英単語不足
一番単純ですが、非常に大きな原因です。
例えば英文を読んだとき、
10語中5語の意味が分からなければ、文法が分かっていても内容を理解するのは困難です。
高校英語では、
文法を勉強すれば読める
だけではありません。
ある程度の英単語を素早く処理できることが必要です。
2.中学英文法が抜けている
高校英語が苦手だからといって、原因が高校英文法とは限りません。
実際には、
- be動詞
- 一般動詞
- 時制
- 助動詞
- 不定詞
- 動名詞
- 比較
- 受動態
- 現在完了
- 関係代名詞
など、中学校内容が不安定な場合があります。
例えば、
I went to the station.
を見て、
- wentが動詞
- goの過去形
- stationの前にtoがある
ことを瞬時に処理できなければ、高校長文になるとさらに苦しくなります。
高校英語で止まったら、高校教材を増やす前に中学文法の穴を疑う。
3.英文を左から単語だけで訳している
高校英語では、一文が長くなります。
例えば、
The book that my teacher recommended to me last week was very interesting.
この文を単語順に、
その本、〜という、私の先生、おすすめした、私に、先週……
と読んでいると混乱します。
まず骨格を取ります。
The book was very interesting.
つまり、
その本はとても面白かった。
です。
そのあと、
that my teacher recommended to me last week
が、
The book
を説明していると判断します。
英文読解
長い英文ほど、最初に短くする。
4.主語と動詞を取っていない
英語の文を読むとき、最重要なのは動詞です。
例えば、
Students who study English every day often improve faster.
動詞らしきものは、
- study
- improve
の2つあります。
しかし文全体の主語は、
Students
メインの動詞は、
improve
です。
who study English every day
はStudentsを説明しています。
したがって骨格は、
Students improve faster.
です。
このように、
主語と動詞を先に取る
だけで英文はかなり読みやすくなります。
そして高校英語では「自動詞・他動詞」が非常に重要
ここは学習塾フィンランドで、特に重視したい部分です。
英語の動詞には、大きく、
- 自動詞
- 他動詞
があります。
他動詞
目的語を直接取ります。
I like soccer.
like → soccer
です。
自動詞
原則として目的語を直接取りません。
I went to school.
go school
とはせず、
go to school
です。
この違いが分からないと、
- 前置詞
- 文型
- 英作文
- 受動態
- 長文読解
で次々と混乱します。
なぜ自動詞・他動詞がそんなに重要なのか
例えば、
discuss
は他動詞です。
したがって、
discuss the problem
です。
一方、
talk
なら、
talk about the problem
となります。
日本語ではどちらも、
問題について話す
ような意味になるため、日本語だけを見ていると区別しにくいのです。
つまり英語では、
日本語訳だけを覚える
のではなく、
その動詞が後ろに何を要求するか
まで覚える必要があります。
動詞を「意味」だけで覚えない
例えば、
arrive = 到着する
とだけ覚えるより、
arrive at/in 〜
まで確認します。
reach = 到着する
なら、
reach the station
のように目的語を直接取れます。
同じような日本語でも、英文構造は違います。
動詞暗記
動詞は「意味+後ろの形」で覚える。
高校英語の基本構造
英語を読むとき、最初に意識したいのは、
S+V
です。
ここから、
SV
I run.
SVC
I am happy.
SVO
I like soccer.
SVOO
I gave him a book.
SVOC
I found the book interesting.
という構造へ広がります。
文型を暗記する目的は、
第何文型か答えるため
だけではありません。
動詞の後ろに何があるのか判断するため
です。
高校英語を勉強する正しい順番
高校英語が苦手な人には、次の順番がおすすめです。
STEP1 英単語
まず文章を読むための材料を増やします。
↓
STEP2 中学英文法
基本構造を確認します。
↓
STEP3 動詞・自動詞・他動詞・文型
英文の骨格を取れるようにします。
↓
STEP4 高校英文法
分詞・関係詞・仮定法などを追加します。
↓
STEP5 英文解釈
長い一文を正確に読めるようにします。
↓
STEP6 英語長文
複数の文をまとめて読みます。
↓
STEP7 英作文・リスニング
英語を作る・音から処理する練習へ進みます。
全体
単語 → 中学文法 → 動詞 → 高校文法 → 一文 → 長文 → 出力
英単語は高速回転する
高校英語では単語数が多いため、一日10語を完全に覚えてから進む方法では、全体へ触れるまで時間がかかります。
例えば1000語あるなら、
最初の100語を完璧にする
より、
まず1000語へ一度触れる
ことを重視します。
そして、
- ○:意味が即答できる
- △:少し迷う
- ×:分からない
と分けます。
二周目は△と×だけ。
三周目は、まだ残っている語だけです。
英単語
一回で覚えるのではなく、短時間で何度も思い出す。
英単語は「見た瞬間」を目指す
長文を読むたび、
important……
えーっと、重要な……
と数秒考えていては、英文全体を保持できません。
頻出単語については、
important → 重要な
と、できるだけ素早く意味が出る状態を作ります。
英単語学習では、
覚えているか
だけでなく、
何秒で出るか
も重要です。
英文法は丸暗記しない
例えば現在完了を、
have+過去分詞
だけ覚えることは必要です。
しかし、それだけでは問題で使えません。
実際には、
- since
- for
- already
- yet
- ever
- never
など、判断材料があります。
つまり文法は、
ルール
だけでなく、
問題のどこを見て、その文法だと判断するのか
まで覚えます。
英文法
文法事項ではなく「発動条件」を覚える。
数学で、
この条件ならこの公式
と考えるのと同じです。
英語も、
この形・この単語・この意味関係
↓
この文法
と判断します。
英文解釈は「修飾を外す」
英文が長くなったら、最初にすべて訳そうとしません。
例えば、
The students studying in the library are preparing for an important examination.
まず、
The students are preparing.
を取ります。
そのあと、
studying in the library
がstudentsを説明していると判断します。
最後に、
for an important examination
を加えます。
つまり、
骨格
↓
修飾
です。
高校英語の長文は一文の集合
「長文が苦手だから長文問題をたくさん解こう」
だけでは改善しない場合があります。
そもそも一文ずつ読めないなら、長文を増やしても読めません。
長文が苦手な場合は、
単語不足?
↓
文法不足?
↓
主語・動詞が取れない?
↓
修飾関係が分からない?
↓
一文は読めるが段落が分からない?
と分解します。
長文を読むとき
一文ごとに、
① 動詞
② 主語
③ 目的語・補語
④ 修飾
⑤ 意味
を確認します。
そして段落ごとに、
この段落は何を言っていた?
を一言でまとめます。
英語長文で全文和訳をしない
大学受験や模試では、全文を美しい日本語へ訳す必要はありません。
必要なのは、
内容を理解して設問へ答えること
です。
したがって、
正確に読む部分
+
大きく意味を取る部分
を使い分けます。
特に、
- 設問根拠
- 主張
- 対比
- 結論
などは丁寧に読みます。
接続詞を見る
長文では接続詞が重要です。
例えば、
but
逆方向。
however
逆方向。
therefore
結果。
because
理由。
for example
具体例。
これらを見ると、
次に何が来るか
を予測できます。
長文
単語を追うだけではなく、文章の方向転換を見る。
英作文は「日本語をそのまま英語にしない」
英作文が苦手な高校生は、日本語を一語ずつ英語へ変えようとします。
しかし、日本語と英語では語順が違います。
まず、日本語を簡単にします。
例えば、
私は将来海外で働くために英語を勉強しています。
なら、
私は英語を勉強しています。
なぜ?
将来海外で働くため。
と分けます。
そして、
I study English …
から始めます。
英作文
日本語 → 主語 → 動詞 → 必要な要素 → 修飾
です。
ここでも自動詞・他動詞の理解が効きます。
リスニングが苦手な高校生
リスニングが苦手だからといって、音だけの問題とは限りません。
読んでも意味が分からない英文は、聞いても理解しにくいです。
まず、
音声なしで読めるか
を確認します。
読めるなら、次に、
- 発音
- 音の連結
- 音の脱落
- 処理速度
を疑います。
リスニング
読めない英文は聞けない。まず英文理解、次に音。
定期テスト英語と大学受験英語の違い
高校生は両方を意識する必要があります。
定期テスト
学校の、
- 教科書
- 単語帳
- 文法問題集
- プリント
が中心です。
大学受験
初めて見る英文を、
- 単語
- 文法
- 文構造
- 文脈
から処理します。
したがって、
教科書本文を丸暗記
するだけでは、大学受験には十分つながらない可能性があります。
学校教材を使いながら、
なぜこの英文がこの構造になるか
を理解します。
高1の英語勉強法
高校1年生は、
中学英語+高校英語の橋を作る時期
です。
特に、
- 英単語
- 中学文法
- 文型
- 自動詞・他動詞
- 時制
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞
などを固めます。
高1の時点で長文が読めない場合、難しい長文問題集へ進むより、短文へ戻ることも大切です。
高2の英語勉強法
高2では、
基礎を完成させながら、長文量を増やす
時期です。
例えば、
- 英単語を継続
- 英文法の穴を埋める
- 英文解釈
- 長文
- 英検
などを組み合わせます。
高3になって、
英単語から全部やり直す
状態を避けたいところです。
高3の英語勉強法
高3では志望校から逆算します。
ただし、
高3だからすぐ難しい過去問
ではありません。
過去問を解いて、
- 単語
- 文法
- 英文解釈
- 長文速度
- 設問処理
のどこが不足しているか確認します。
そして必要なら基礎教材へ戻ります。
高3
過去問で弱点を見つけ、基礎教材へ戻り、もう一度過去問へ戻る。
部活動が忙しい高校生の英語勉強
英語は、細切れ時間を使いやすい科目です。
通学時間
英単語。
休み時間
前日の×単語。
帰宅後
英文法・英文解釈。
休日
長文・過去問。
つまり、
単語はスキマ、一文は平日、長文はまとまった時間
と分けます。
平日30分しかない場合
10分
英単語。
10分
英文法。
10分
短文解釈。
これだけでも構いません。
平日60分の場合
15分
英単語。
15分
英文法。
15分
英文解釈。
15分
長文または学校課題。
休日120分の場合
20分
英単語。
30分
英文法・解釈。
50分
長文。
20分
間違い分析。
高校英語でやってはいけない勉強法
単語帳を一語ずつ完璧にする
全体へ進みません。
文法問題集を答えだけ覚える
初見問題で判断できません。
長文を大量に解くだけ
一文を読めない原因が残ります。
全文和訳する
時間がかかりすぎます。
解説を読んで終わる
理解と再現は別です。
参考書を増やし続ける
一冊の完成度が下がります。
日本語訳だけで動詞を覚える
自動詞・他動詞や語法で間違えます。
英語問題集の回し方
一周目は、
○・△・×
へ分類します。
○
根拠まで説明できる。
△
正解したが迷う。
×
間違えた、解説を見た。
二周目は△・×。
三周目はまだ残った△・×。
すべての問題を毎回解く必要はありません。
高校英語の参考書を増やしすぎない
基本的には、
- 英単語
- 英文法
- 英文解釈
- 長文
という役割ごとに中心教材を決めます。
同じ役割の教材を何冊も並行すると、どれも終わらなくなりやすくなります。
教材
一冊を選ぶ→まず一周→△×を回す→必要なら次へ。
英語が苦手なら「どこから分からないか」を診断する
次の順番で確認します。
Q1
単語の意味が分かる?
NO → 英単語。
Q2
動詞を見つけられる?
NO → 中学文法・動詞。
Q3
主語を見つけられる?
NO → 文型・構造。
Q4
動詞が自動詞か他動詞か分かる?
NO → 動詞語法。
Q5
一文なら読める?
NO → 英文解釈。
Q6
一文ずつ読めるが長文になると分からない?
YES → 段落・論理展開・設問処理。
このように、
「英語が苦手」
を細かく分解します。
高校生の英語勉強法チェックリスト
- 英単語を毎日短時間確認している
- 一周目から完璧を狙っていない
- 中学文法の穴を確認した
- 英文では動詞を最初に見る
- 主語を取れる
- 自動詞・他動詞を意識している
- 目的語・補語を確認している
- 修飾部分を一度外せる
- 文法問題で根拠を説明できる
- 一文を正確に読む練習をしている
- 長文では段落の役割を見る
- 接続詞を意識している
- 問題集を○・△・×にしている
- △と×を繰り返している
- 教材を増やしすぎていない
- 定期テストと大学受験を区別している
- 解説後に自力で解き直している
高校英語
単語を高速化し、動詞から英文の骨格を作り、文法と修飾を乗せ、最後に長文としてつなげる。
流れは、
英単語
↓
中学文法
↓
動詞
↓
自動詞・他動詞
↓
文型
↓
高校英文法
↓
英文解釈
↓
長文
↓
英作文・リスニング
↓
過去問
です。
高校英語が苦手だからといって、
とにかく長文をたくさん読む
必要はありません。
どこで英文処理が止まっているかを見つけ、その一段前へ戻ります。
水戸市で高校英語を基礎から学びたい高校生へ
学習塾フィンランドでは、高校生の指導を特に重視しています。
高校英語についても、
- 定期テスト対策
- 中学英文法の学び直し
- 英単語
- 高校英文法
- 自動詞・他動詞
- 文型
- 英文解釈
- 英語長文
- 英検
- 大学受験
まで、現在地に合わせて進めます。
指導の軸は、
神授業×神勉強法×少人数
です。
例えば長文が読めない生徒に、ただ長文を追加するのではありません。
長文を確認
↓
一文へ分解
↓
主語・動詞を確認
↓
自動詞・他動詞を確認
↓
必要なら中学英文法へ戻る
↓
短文で練習
↓
再び長文
と戻ります。
学習塾フィンランドが向いている高校生
- 高校英語についていけない
- 中学校英語からやり直したい
- 英単語が覚えられない
- 文法問題はできるが長文が読めない
- 主語と動詞が分からない
- 模試の英語が伸びない
- 英検を受けたい
- 大学受験英語を何から始めればよいか分からない
- 学校の定期テストも上げたい
- 参考書の使い方まで教えてほしい
高校英語を、
暗記科目
としてだけ扱うのではなく、
英文を処理するルール
として整理していきます。

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