【子どもが勉強しないとき】保護者が避けたい言葉と、やる気を失わせない声かけ

「何度言っても勉強を始めない」

「宿題を後回しにして、スマホばかり見ている」

「テスト前なのに危機感がないように見える」

「優しく言っても動かず、最後には怒ってしまう」

このように悩んでいる保護者の方は少なくありません。

子どもが勉強しない姿を見ると、

  • このまま成績が下がるのではないか
  • 受験に間に合わないのではないか
  • 将来困るのではないか
  • 今のうちに厳しく言うべきではないか

と不安になるのは自然なことです。

しかし、心配してかけた言葉が、子どもには、

自分は信用されていない
自分はできない子だと思われている
点数だけで評価されている

と伝わってしまうことがあります。

大切なのは、子どもを放置することでも、何も言わないことでもありません。

責める言葉を、勉強を始めるための具体的な問いへ変えること

です。

学習塾フィンランドでは、子どもが勉強しないとき、最初に次の点を確認します。

やりたくないのか
↓
やり方が分からないのか
↓
難しくて進めないのか
↓
疲れているのか
↓
失敗するのが怖いのか

同じ「勉強しない」という行動でも、原因によって必要な対応は異なります。

  1. 「勉強しなさい」で動けないのはなぜか
  2. 子どもが勉強しない主な理由
    1. 勉強内容が分からない
    2. 何から始めるか分からない
    3. 課題が多すぎる
    4. 間違えることが怖い
    5. 勉強しても結果が出なかった
    6. 疲れている
    7. スマホやゲームのほうが始めやすい
    8. 自分の目標になっていない
  3. 避けたい言葉1.「勉強しなさい」
    1. 代わりの声かけ
  4. 避けたい言葉2.「いつになったら勉強するの?」
    1. 代わりの声かけ
  5. 避けたい言葉3.「どうしてこんな問題もできないの?」
    1. 代わりの声かけ
  6. 避けたい言葉4.「前にも教えたでしょう」
    1. 代わりの声かけ
  7. 避けたい言葉5.「お兄ちゃん・お姉ちゃんはできたのに」
    1. 代わりの声かけ
  8. 避けたい言葉6.「クラスのみんなはもっと勉強している」
    1. 代わりの声かけ
  9. 避けたい言葉7.「スマホばかり見て」
    1. 代わりの声かけ
  10. 避けたい言葉8.「このままだと将来困るよ」
    1. 代わりの声かけ
  11. 避けたい言葉9.「やる気がないなら塾をやめなさい」
    1. 代わりの声かけ
  12. 避けたい言葉10.「本気ならできるはず」
    1. 代わりの声かけ
  13. 避けたい言葉11.「何時間勉強したの?」
    1. 代わりの声かけ
  14. 避けたい言葉12.「また同じ間違いをしたの?」
    1. 代わりの声かけ
  15. 避けたい言葉13.「そんなに休んで大丈夫?」
    1. 代わりの声かけ
  16. 避けたい言葉14.「あなたのためを思って言っている」
    1. 代わりの声かけ
  17. 避けたい言葉15.「もう知らない」
    1. 代わりの声かけ
  18. 声かけの前に「観察」する
  19. 保護者の役割は「監視」より「開始支援」
  20. 「勉強しなさい」を具体的な質問へ変える
    1. 勉強しなさい
    2. 早く始めなさい
    3. もっと勉強しなさい
    4. ちゃんと復習しなさい
    5. スマホをやめなさい
    6. 集中しなさい
  21. 声かけは一度に一つにする
  22. 声をかけるタイミングも重要
  23. 子どもの言葉を最後まで聞く
  24. 選択肢を二つに絞る
  25. 最低限メニューを一緒に決める
    1. 通常メニュー
    2. 最低限メニュー
  26. 褒めるときは結果より具体的な行動を見る
    1. 具体的な褒め方
  27. 点数が悪かったときの声かけ
    1. おすすめの順番
  28. 宿題をやらないときの声かけ
    1. 問題が難しい
    2. 量が多い
    3. 締切を把握していない
    4. 始めるのが面倒
    5. 答えが分からない
  29. スマホをやめられないときの話し合い
  30. 子どもが話し合いを拒否するとき
  31. 保護者自身の不安を整理する
  32. 家庭と塾の役割を分ける
  33. 声かけを変えてもすぐには変わらない
  34. 子どもが勉強しないときの対応手順
    1. 1.感情的なときは話さない
    2. 2.勉強しない原因を一つ確認する
    3. 3.最初の行動を小さくする
    4. 4.開始時刻と終了地点を決める
    5. 5.できた行動を言葉にする
    6. 6.家庭だけで解決しようとしない
  35. 学習塾フィンランドの学習習慣指導
  36. 水戸市で学習習慣から相談できる塾を探している方へ
  37. 無料体験・学習相談

「勉強しなさい」で動けないのはなぜか

保護者が「勉強しなさい」と言うのは、子どもの将来を心配しているからです。

しかし、多くの子どもは、勉強しなければならないこと自体は分かっています。

分かっているのに動けない状態で、

「勉強しなさい」

と繰り返されると、

  • また言われた
  • 分かっている
  • 今やろうと思っていた
  • 自分で決めたかった
  • 監視されている

と感じることがあります。

その結果、勉強内容ではなく、保護者への反発が中心になってしまいます。

勉強しなければならない
↓
親から言われる
↓
反発する
↓
勉強しない
↓
さらに言われる

という循環です。

問題は、言葉が厳しいか優しいかだけではありません。

「勉強しなさい」という言葉には、

  • 何をするのか
  • どこから始めるのか
  • どこまで行えばよいのか
  • 何に困っているのか

が含まれていないため、行動へ変えにくいのです。

子どもが勉強しない主な理由

言葉を変える前に、勉強しない原因を考える必要があります。

主な理由は次のとおりです。

勉強内容が分からない

授業についていけず、問題を見ても手が出ない状態です。

何から始めるか分からない

宿題や教材が多く、優先順位を決められない状態です。

課題が多すぎる

始めても終わらないと感じ、最初から避けています。

間違えることが怖い

失敗を責められた経験があり、問題へ取り組みたくない状態です。

勉強しても結果が出なかった

以前頑張っても点数が上がらず、努力しても無駄だと感じています。

疲れている

学校、部活動、習い事、人間関係などで余力が残っていません。

スマホやゲームのほうが始めやすい

勉強より娯楽のほうが、準備が少なくすぐ楽しめます。

自分の目標になっていない

保護者や先生のために勉強している感覚が強くなっています。

原因を確認せず、すべてを「やる気がない」でまとめると、適切な対応ができません。

避けたい言葉1.「勉強しなさい」

最もよく使われる言葉ですが、具体性がありません。

子どもが動けない理由が、

  • 教材を決められない
  • 難しくて解けない
  • 疲れている
  • どこまで行えばよいか分からない

ことにある場合、「勉強しなさい」だけでは解決しません。

代わりの声かけ

今日、最初にやるものは決まっている?

宿題とテスト勉強なら、どちらを先にする?

まず10分だけなら、何ができそう?

命令ではなく、最初の行動を具体化します。

避けたい言葉2.「いつになったら勉強するの?」

この言葉には、保護者の焦りや苛立ちが含まれやすくなります。

子どもは質問としてではなく、

まだ始めていないことへの非難

として受け取る可能性があります。

また、「後で」と答えても、具体的な時間が決まらなければ、そのまま先延ばしになります。

代わりの声かけ

何時から始める予定?

夕食前と夕食後なら、どちらがやりやすい?

20時になったら最初の1問を始めるのはどう?

開始時刻や行動を具体的にします。

避けたい言葉3.「どうしてこんな問題もできないの?」

保護者にとって簡単に見える問題でも、子どもには理解できていないことがあります。

この言葉を受けると、

  • 自分は頭が悪い
  • 分からないと言ってはいけない
  • 間違いを見せたくない
  • 質問すると怒られる

と感じる可能性があります。

その結果、

  • 答えを写す
  • テストを隠す
  • 質問しない
  • 難しい問題を避ける

という行動につながることがあります。

代わりの声かけ

どこまでは分かった?

最初に手が止まったのはどこ?

計算が難しいのか、解き方が分からないのか、どちらかな?

できない事実ではなく、つまずいた場所を探します。

避けたい言葉4.「前にも教えたでしょう」

一度説明された内容を、すぐに使えるとは限りません。

授業中には理解できても、時間がたつと忘れることがあります。

また、説明を聞いたことと、自分で解けることも別です。

「前にも教えた」と言われると、子どもは、

一度で覚えられない自分が悪い

と感じることがあります。

代わりの声かけ

前回はどこまで分かった?

今回はどの部分を忘れた?

もう一度、最初の一手だけ確認しようか。

忘れることを責めず、復習対象を特定します。

避けたい言葉5.「お兄ちゃん・お姉ちゃんはできたのに」

兄弟姉妹や友達との比較は、本人の努力ではなく能力や価値を比較されたように感じさせることがあります。

同じ家庭で育っていても、

  • 得意科目
  • 覚える速度
  • 興味
  • 性格
  • 学習経験

は異なります。

比較され続けると、

自分はあの人には勝てない
どうせ頑張っても評価されない

と考える可能性があります。

代わりの声かけ

前回より何ができるようになった?

昨日間違えた問題が今日は解けたね。

今回はどこを改善したい?

比較するなら、他人ではなく過去の本人と比較します。

避けたい言葉6.「クラスのみんなはもっと勉強している」

周囲の学習量を伝えることで、危機感を持たせようとする場合があります。

しかし、本人の現在地や生活状況が異なるため、他人の勉強時間をそのまま基準にはできません。

また、

「みんな」

という曖昧な比較は、子どもに逃げ場のない圧力を与えることがあります。

代わりの声かけ

今の目標点には、どの範囲の復習が必要かな?

今週は何時間ではなく、何を終わらせる?

現在の点数から、次に5点上げるには何を直す?

周囲ではなく、本人の目標から逆算します。

避けたい言葉7.「スマホばかり見て」

実際にスマホの使用時間が長い場合でも、この言葉だけでは改善しにくいことがあります。

子どもにとってスマホは、

  • 友達との連絡
  • 動画
  • ゲーム
  • 音楽
  • 勉強
  • 情報収集

など、複数の役割があります。

一括して否定されると、スマホを取り上げられないように隠れて使う可能性もあります。

代わりの声かけ

勉強を始める20分だけ、通知を切ってみない?

スマホを使う時間と勉強する時間をどう分ける?

英単語10分が終わったら、スマホを見る時間にしようか。

禁止だけでなく、時間と用途を分けます。

避けたい言葉8.「このままだと将来困るよ」

保護者の心配としては正しい言葉です。

しかし、将来の困難は子どもにとって遠く、具体的に想像しにくい場合があります。

また、不安を強く与えると、

  • 失敗が怖くなる
  • 将来を考えたくなくなる
  • 勉強の話そのものを避ける

ことがあります。

代わりの声かけ

次のテストで、どの教科を少し上げたい?

行きたい学校へ近づくために、今週できることは何かな?

英語が分かるようになると、どんなことをしたい?

遠い将来ではなく、本人がイメージできる近い目標へつなげます。

避けたい言葉9.「やる気がないなら塾をやめなさい」

子どもが塾の宿題をしない、授業へ集中しないときに使われやすい言葉です。

しかし、本当にやる気がないとは限りません。

  • 授業が難しい
  • 宿題の量が合わない
  • 質問できない
  • 学校との両立が難しい
  • 塾の環境が合わない
  • 目標を共有できていない

可能性があります。

代わりの声かけ

塾で困っていることはある?

授業、宿題、先生との関係なら、どこが一番負担?

続けるために変えたいことはある?

やめるか続けるかを迫る前に、負担の原因を確認します。

避けたい言葉10.「本気ならできるはず」

本気で取り組んでも、すぐに結果が出ないことはあります。

基礎が抜けていれば、前の学年へ戻る必要があります。

勉強方法が合っていなければ、努力量が結果へつながらないこともあります。

「本気ならできる」と言われると、できなかったときに、

自分は本気ではなかった
自分には能力がない

という結論になりやすくなります。

代わりの声かけ

今のやり方でうまくいっていない部分はどこ?

勉強量ではなく、方法を変えたほうがよいところはある?

一人で難しければ、誰に相談する?

気持ちの強さではなく、方法と支援を見直します。

避けたい言葉11.「何時間勉強したの?」

勉強時間は大切な目安ですが、時間だけでは内容を判断できません。

3時間机に座っていても、ノートを写すだけの場合があります。

一方で、30分でも、

  • 英単語を高速回転した
  • 苦手問題を解き直した
  • 前日の内容を思い出した

のであれば、意味のある学習です。

時間だけを聞かれると、子どもは長く机に座ることを優先する可能性があります。

代わりの声かけ

今日は何ができるようになった?

どの問題を解き直した?

明日はどこから始める?

勉強時間に加えて、学習内容と成果を確認します。

避けたい言葉12.「また同じ間違いをしたの?」

同じ間違いが続くと、保護者も不安になります。

しかし、単に責めるだけでは、原因は残ったままです。

同じ問題を間違える原因には、

知識を覚えていない
解法を選べない
問題文を読み違える
計算手順が不安定
復習間隔が空いている

などがあります。

代わりの声かけ

前回と同じ原因かな、それとも違うかな?

次に同じ問題が出たら、最初に何を確認する?

間違いを防ぐ一行メモを作るなら、何と書く?

不正解を責めるのではなく、次の行動へ変えます。

避けたい言葉13.「そんなに休んで大丈夫?」

勉強していない時間を見ると、心配になることがあります。

しかし、学校や部活動から帰った直後は、疲れている場合があります。

休息を認めてもらえないと、子どもは、

休んでいても責められる
勉強していても不十分と言われる

と感じる可能性があります。

代わりの声かけ

何分休んだら始められそう?

20分休んでから、最初の1問をやる?

今日は疲れているなら、最低限は何にする?

休憩の終了時刻と、その後の最初の行動を決めます。

避けたい言葉14.「あなたのためを思って言っている」

保護者が子どものためを思っていることは事実です。

しかし、この言葉を強く使うと、子どもは反論しにくくなります。

子どもが、

  • つらい
  • 難しい
  • 量が多い
  • 今は休みたい

と感じていても、保護者の善意を否定することになるため、言えなくなる場合があります。

代わりの声かけ

心配で言いすぎてしまった。今、どう感じている?

私は成績が心配だけれど、あなたは何に困っている?

お互いにどうしたら少し楽になるか考えよう。

保護者の不安と、子どもの感情を分けて伝えます。

避けたい言葉15.「もう知らない」

何度言っても動かないと、保護者も疲れます。

感情的になり、

「もう勝手にしなさい」

「もう知らない」

と言いたくなることもあります。

しかし、子どもには、

見放された
結果が悪くなったら助けてもらえない

と伝わる場合があります。

代わりの声かけ

今はお互いにイライラしているから、少し時間を置こう。

明日の夕方に、勉強の進め方を10分だけ相談しよう。

私だけでは難しいから、学校や塾にも相談しよう。

話し合いを中断するときも、再開の予定を残します。

声かけの前に「観察」する

子どもが勉強しないとき、すぐに言葉をかけるのではなく、状況を観察します。

確認したいのは、

  • 教材を開いているか
  • 問題を読んでいるか
  • どこで手が止まっているか
  • スマホを何に使っているか
  • 疲れている様子はないか
  • 宿題の量はどの程度か
  • 一人で解ける難度か

です。

例えば、30分机に座っていても一問も進んでいない場合、やる気ではなく問題の難度が原因かもしれません。

「早くやりなさい」ではなく、

どこで止まっている?

と聞くほうが、問題解決につながります。

保護者の役割は「監視」より「開始支援」

家庭で勉強を管理しようとすると、

  • 何時から始めたか
  • 何ページ進んだか
  • スマホを見ていないか
  • 答えを写していないか

が気になります。

しかし、細かな監視が続くと、子どもは保護者の目があるときだけ勉強するようになることがあります。

家庭で支援しやすいのは、次の部分です。

始める時間を一緒に決める
教材を準備する
最初の課題を小さくする
休憩時間を決める
困ったときの相談先を作る

問題の詳しい解説や学習管理は、学校や塾へ任せる方法もあります。

「勉強しなさい」を具体的な質問へ変える

声かけを次のように変換できます。

勉強しなさい

最初に何をする?

早く始めなさい

何時からなら始められそう?

もっと勉強しなさい

次に上げたい教科はどれ?

ちゃんと復習しなさい

今日間違えた問題はどれ?

スマホをやめなさい

勉強中の20分だけ、どこへ置く?

集中しなさい

10分で終えられる課題は何?

曖昧な指示を、答えやすい質問へ変えます。

声かけは一度に一つにする

子どもが勉強を始めていないときに、

  • 宿題
  • テスト勉強
  • 部屋の片づけ
  • スマホ
  • 就寝時間
  • 前回の点数

を同時に注意すると、何から直せばよいか分からなくなります。

一度の声かけでは、一つだけ扱います。

例えば、

まず20時から数学を2問やることだけ決めよう。

という形です。

他の問題は、別の時間に話します。

声をかけるタイミングも重要

子どもが、

  • ゲーム中
  • 友達と連絡中
  • 帰宅直後
  • 強く疲れている
  • 兄弟姉妹の前にいる

ときに勉強の話をすると、反発しやすくなる場合があります。

話し合いは、双方が落ち着いているときに行います。

例えば、

勉強していない瞬間に叱る

のではなく、

休日の昼間に、今週の予定を10分だけ相談する

方法です。

勉強の話をする時間を固定すると、毎日突然注意される感覚も減ります。

子どもの言葉を最後まで聞く

子どもが、

「今日は疲れた」

「数学が分からない」

「宿題が多すぎる」

と言ったとき、すぐに、

「みんな疲れている」

「言い訳しないで」

と返すと、話さなくなることがあります。

最初は、

今日は特に何が疲れた?

数学のどの部分が分からない?

どの宿題に一番時間がかかる?

と具体化します。

話を聞くことは、子どもの要求をすべて認めることではありません。

原因を正確に知るための作業です。

選択肢を二つに絞る

「何を勉強する?」

と自由に聞かれても、決められない子どもがいます。

その場合は、選択肢を二つに絞ります。

英単語と数学なら、どちらから始める?

夕食前に10分、夕食後に20分なら、どちらがよい?

紙の問題とスマホの一問一答なら、今はどちらができそう?

自分で選ぶ感覚を残しながら、迷いを減らせます。

最低限メニューを一緒に決める

毎日同じ量をこなすことは難しいため、通常メニューと最低限メニューを分けます。

通常メニュー

英単語15分
数学30分
学校ワーク20分
間違い直し10分

最低限メニュー

英単語20語
数学1問
昨日の間違い1問

疲れている日は、最低限だけでも構いません。

ゼロの日を減らすことを優先します。

保護者も、

「今日はこれだけしかできなかった」

ではなく、

「最低限は続けられた」

と評価します。

褒めるときは結果より具体的な行動を見る

点数が上がったときだけ褒めると、結果が出るまで評価されません。

勉強習慣を作る段階では、次のような行動も見ます。

  • 自分から教材を開いた
  • 決めた時刻に始めた
  • 10分集中した
  • 間違いを解き直した
  • 分からないと質問した
  • スマホを別の場所へ置いた
  • 前回より早く宿題を始めた

具体的な褒め方

言われる前に英単語を始められたね。

昨日間違えた問題を、今日は自分で解けたね。

分からないままにせず、質問できたのがよかったね。

何を続ければよいか本人にも伝わります。

点数が悪かったときの声かけ

テストの点数が悪いと、保護者も動揺します。

しかし、最初に叱ると、子どもはテストを隠すようになる可能性があります。

まず、点数の中身を確認します。

知識不足
問題文の読み違い
計算ミス
時間不足
未学習の範囲

おすすめの順番

テストを見せてくれてありがとう。

どの問題が一番悔しかった?

知らなかったのか、分かっていたけれど間違えたのか、どちらかな?

次は何を一つ直す?

点数を責めるより、次の改善点を一つ決めます。

宿題をやらないときの声かけ

宿題をしない理由も分けます。

問題が難しい

最初の一問を一緒に確認します。

量が多い

ページ数を区切り、休憩を入れます。

締切を把握していない

提出日から逆算します。

始めるのが面倒

5分だけ、または1ページだけ始めます。

答えが分からない

答えを写す前に、学校や塾で質問する場所を決めます。

声かけの例は、

全部終わらせる前に、まずどこまでならできる?

です。

スマホをやめられないときの話し合い

スマホを取り上げるだけでは、親子の対立が強くなる場合があります。

まず、利用状況を確認します。

  • 何時に使っているか
  • 何のアプリを使っているか
  • 友達との連絡が必要か
  • 勉強にも使っているか
  • 就寝時間へ影響しているか

そのうえで、ルールを具体化します。

勉強20分
↓
スマホ10分

夜22時以降は充電場所へ置く

勉強中は通知を切る

英単語アプリ以外は閉じる

「スマホ禁止」ではなく、時間・場所・用途を決めます。

子どもが話し合いを拒否するとき

保護者が落ち着いて話そうとしても、子どもが拒否する場合があります。

そのときは、無理にその場で結論を出さないことも必要です。

今は話したくないんだね。明日の19時に10分だけ話そう。

と、再開時間を決めます。

話し合いの時間を長くしすぎると、勉強の話自体を嫌がるようになります。

最初は10分程度で、

  • 今困っていること
  • 今週の最低限
  • 保護者にしてほしいこと

だけを確認します。

保護者自身の不安を整理する

子どもに強く言ってしまう背景には、保護者の不安があります。

  • 成績が下がっている
  • 志望校へ届かない
  • 周囲の子は勉強している
  • 将来の選択肢が減る
  • 自分の関わり方が悪いのではないか

という不安です。

その不安をすべて子どもへ伝えると、子どもが背負いきれなくなることがあります。

保護者の不安は、

  • 学校の先生
  • 塾の講師
  • 家族
  • 教育相談機関

などへ相談し、子どもへ伝える内容と分けることも大切です。

家庭と塾の役割を分ける

家庭で保護者が、

  • 授業
  • 宿題管理
  • テスト分析
  • 進路指導
  • スマホ管理
  • 感情面の支援

をすべて担うのは負担が大きいものです。

また、親が勉強を教えると、間違いを指摘するたびに親子の感情がぶつかることがあります。

役割分担の一例は次のとおりです。

家庭
→ 生活リズム・開始時刻・安心できる環境

学校・塾
→ 教科指導・課題管理・テスト分析・学習計画

家庭を、常に勉強を監視される場所にしないことも重要です。

声かけを変えてもすぐには変わらない

これまで長期間、

注意される
↓
反発する
↓
勉強しない

という関係が続いていた場合、声かけを一度変えただけですぐ改善するとは限りません。

子どもは、

「また後で怒られるのではないか」

と警戒していることがあります。

そのため、繰り返し、

  • まず話を聞く
  • 比較しない
  • 一度に一つだけ決める
  • 小さな行動を認める
  • 必要なら外部へ相談する

ことが重要です。

「勉強しなさい」を、「何に困っていて、最初に何ならできる?」へ変える。

さらに分けると、

責める
↓
観察する

命令する
↓
質問する

比較する
↓
過去の本人を見る

長時間を求める
↓
最初の5分を決める

です。

子どもが勉強しないときの対応手順

1.感情的なときは話さない

保護者も子どもも落ち着いてから話します。

2.勉強しない原因を一つ確認する

難度、量、疲労、スマホ、目標などを分けます。

3.最初の行動を小さくする

5分、1問、1ページから始めます。

4.開始時刻と終了地点を決める

「後で」ではなく具体的にします。

5.できた行動を言葉にする

点数が出る前の変化も認めます。

6.家庭だけで解決しようとしない

学校や塾へ相談します。

学習塾フィンランドの学習習慣指導

学習塾フィンランドでは、

神授業×神勉強法×少人数

を軸に、「勉強しない=やる気がない」と決めつけません。

基本的な流れは次のとおりです。

現在の生活と学習状況を確認する
↓
勉強を始められない原因を分ける
↓
つまずいている範囲を探す
↓
最初の課題を小さくする
↓
解ける問題から成功体験を作る
↓
本人に合う勉強方法を選ぶ
↓
少しずつ学習量を増やす

また、生徒だけでなく、保護者の方とも、

  • 家庭でどこまで声をかけるか
  • スマホをどう扱うか
  • 宿題をどう管理するか
  • 塾へ任せる部分はどこか
  • 点数が悪かったときにどう対応するか

を整理します。

水戸市で学習習慣から相談できる塾を探している方へ

学習塾フィンランドは、水戸市大工町にある少人数制の学習塾です。

中学生・高校生を中心に、

  • 学習習慣の改善
  • 勉強嫌いへの対応
  • 宿題の進め方
  • スマホとの付き合い方
  • 定期テスト対策
  • 高校受験
  • 大学受験
  • 英検対策
  • 英語・数学
  • 高速回転学習

に対応しています。

次のような方は、勉強量を増やす前に、原因と声かけを見直す必要があるかもしれません。

  • 何度言っても勉強を始めない
  • 勉強の話をすると親子ゲンカになる
  • 宿題を毎回後回しにする
  • スマホの時間が長い
  • テストを隠すようになった
  • 間違えることを極端に嫌がる
  • 自分から質問できない
  • 家庭だけで学習管理することに疲れた

無料体験・学習相談

無料相談では、

  • 現在の学年
  • 得意・苦手科目
  • 定期テストや模試の得点
  • 家庭での学習時間
  • 宿題を始めるまでの様子
  • スマホの利用状況
  • 親子で衝突しやすい場面
  • 現在使っている教材
  • 本人の目標
  • 保護者の不安

などを確認します。

そのうえで、

家庭で何を声かけし、何を塾へ任せるか

を整理します。

水戸市で、子どもが勉強しないことや、家庭での声かけ・学習習慣に悩んでいる方は、学習塾フィンランドまでご相談ください。

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