「理科は覚えることが多すぎて苦手」
「用語は覚えたのに、実験問題になると解けない」
「公式を暗記しても、どの問題で使うのか分からない」
「定期テスト前に一夜漬けしても、すぐ忘れてしまう」
このように悩んでいる中学生・高校生は少なくありません。
理科には、確かに覚える必要があるものがあります。
- 用語
- 公式
- 化学式
- 生物の名称
- 実験器具
- 法則
- 単位
しかし、理科をすべて暗記科目として勉強すると、問題の聞かれ方が変わっただけで解けなくなることがあります。
例えば、
植物は光合成を行う
と覚えていても、
- なぜ光が必要なのか
- 何を材料にしているのか
- 何が作られるのか
- 実験でどのように確かめるのか
- 光の強さが変わるとどうなるのか
までつながっていなければ、実験・考察問題へ対応しにくくなります。
物理でも、
速さ=距離÷時間
と公式を覚えるだけでは、
- どの区間の距離か
- どの時間を使うのか
- 単位をどうそろえるのか
- グラフから何を読み取るのか
を判断できません。
学習塾フィンランドでは、理科を次の順番で学びます。
現象を見る
↓
なぜ起こるか考える
↓
関係する量を整理する
↓
用語・公式を置く
↓
実験・問題で使う
↓
自分の言葉で説明する
大切なのは、
用語や公式を単独で覚えず、現象の中へ配置すること
です。
- 理科を暗記科目にしない
- 理科に暗記は必要ないのか
- 理科が暗記科目に見える理由
- 1.教科書に太字が多い
- 2.学校の小テストが用語中心
- 3.公式が多く見える
- 4.実験結果を丸暗記している
- 理科の勉強で最初に見るべき5項目
- 理科を暗記科目にしてしまう原因1.用語を一対一で覚えている
- 原因2.公式を文字列として覚えている
- 原因3.実験手順だけを覚えている
- 原因4.結果だけを丸暗記している
- 原因5.図やグラフを言葉へ変換していない
- 原因6.図を自分で描かない
- 原因7.単元同士を別々に覚えている
- 原因8.現象を自分の言葉で説明していない
- 原因9.問題を解く前に知識を眺めているだけ
- 理科の基本的な学習順序
- 物理を暗記科目にしない勉強法
- 物理1.何を観察しているか確認する
- 物理2.図を描く
- 物理3.公式の前に比例関係を見る
- 物理4.単位を意味として覚える
- 物理
- 化学を暗記科目にしない勉強法
- 化学1.現象と粒子をつなげる
- 化学2.化学式を名前として覚えない
- 化学3.化学反応式は変化の記録
- 化学4.計算は単位を追う
- 化学
- 生物を暗記科目にしない勉強法
- 生物1.構造と働きをセットにする
- 生物2.流れで覚える
- 生物3.比較する
- 生物
- 地学を暗記科目にしない勉強法
- 地学1.天気は空気の動きで考える
- 地学2.天体は位置関係を図にする
- 地学3.地震は波の到着で考える
- 地学
- 理科の実験問題を解く基本手順
- 1.目的
- 2.変えた条件
- 3.そろえた条件
- 4.測定したもの
- 5.結果
- 6.考察
- 理科の考察問題が解けない理由
- 理科の記述問題を解く方法
- 理科の計算問題を解く基本手順
- 公式を変形できないとき
- 理科で図・表・グラフを読む手順
- 理科の問題を○△×へ分類する
- 間違いを原因別に分類する
- 理科の解き直し方法
- 理科の一日30分学習モデル
- 理科の一日60分学習モデル
- 理科の一週間モデル
- 白紙再現の方法
- 理科のノートをきれいにまとめすぎない
- 理科の一問一答の正しい使い方
- 定期テスト前の理科学習
- 高校受験の理科対策
- 高校理科の勉強法
- 理科で避けたい勉強法
- 太字だけを覚える
- 公式一覧だけを眺める
- 実験結果を丸暗記する
- 教科書を何度も読む
- 一問一答だけを続ける
- 解説を読んで終わる
- 計算だけを行う
- 難しい入試問題へすぐ進む
- 保護者ができる理科学習の支援
- 保護者が避けたい声かけ
- 理科を暗記科目にしないチェックリスト
- 理科を理解して覚える
- 学習塾フィンランドの理科指導
- 水戸市で理科を暗記ではなく理解から学べる塾を探している方へ
- 無料体験・学習相談
理科を暗記科目にしない
理科は「名前を覚える科目」ではなく、何が・なぜ・どう変化するかを説明する科目。
さらに短くすると、
現象
↓
原因
↓
変化
↓
公式・用語
↓
結果
です。
理科に暗記は必要ないのか
理科にも暗記は必要です。
しかし、暗記だけでは不十分です。
例えば、「蒸散」という用語を覚えたとします。
用語の意味だけなら、
植物の体内の水が、水蒸気として主に葉から出ていく現象
です。
しかし、問題では次のように聞かれることがあります。
- 葉のどこから水蒸気が出るか
- 蒸散が盛んになる条件は何か
- 根からの吸水とどう関係するか
- ワセリンを塗る実験で何が分かるか
- 葉の表裏で結果が違うのはなぜか
つまり、
用語を知っている
だけでなく、
現象を説明できる
実験結果を予測できる
条件が変わったときの結果を判断できる
ことが必要です。
暗記は、理解の代わりではありません。
理解した構造へ、必要な名前を付ける作業
として使います。
理科が暗記科目に見える理由
1.教科書に太字が多い
教科書には重要用語が太字で載っています。
そのため、
太字を全部覚えればよい
と考えやすくなります。
しかし、太字は現象を説明するための部品です。
部品だけを覚えても、関係が分からなければ使えません。
2.学校の小テストが用語中心
小テストでは、短時間で採点しやすい用語問題が多くなることがあります。
その結果、理科の勉強が、
用語を見る
↓
意味を隠す
↓
答える
だけになりがちです。
定期テストや入試では、資料・実験・計算・考察も出題されます。
3.公式が多く見える
物理や化学では、公式が並びます。
公式を一つずつ独立して覚えると、暗記量が多く感じられます。
しかし、公式は量同士の関係を表したものです。
例えば、
密度=質量÷体積
は、
同じ体積の中に、どのくらいの質量が詰まっているか
を表しています。
意味を理解すれば、質量や体積を逆算することもできます。
4.実験結果を丸暗記している
実験について、
- 結果
- 色の変化
- 発生する気体
- 器具の名称
だけを覚えていると、条件が少し変わっただけで対応できません。
必要なのは、
実験の目的
↓
変えた条件
↓
そろえた条件
↓
観察結果
↓
そこから言えること
です。
理科の勉強で最初に見るべき5項目
理科の単元を学ぶときは、次の5項目を確認します。
1.何が起きているか
2.なぜ起きるか
3.何が変化するか
4.何が変化しないか
5.どの用語・公式で表すか
例えば、物体を温める問題なら、
- 何を温めたか
- 温度がどう変化したか
- 状態が変わったか
- 質量は変わったか
- 熱量や比熱とどう関係するか
を見ます。
この順番で考えると、用語と公式が現象へつながります。
理科を暗記科目にしてしまう原因1.用語を一対一で覚えている
例えば、
葉緑体=光合成
のように、一語と一語だけを結びつけて覚えることがあります。
しかし、実際には、
葉緑体
↓
葉の細胞などに存在
↓
光エネルギーを利用
↓
二酸化炭素と水から養分を作る
↓
酸素が発生する
という関係があります。
対策
用語ごとに、次を確認します。
どこにあるか
何をするか
何と関係するか
変化すると何が起こるか
用語学習
用語は「名称+場所+働き+関係」で覚える。
原因2.公式を文字列として覚えている
公式を音の並びとして暗記すると、問題で使いにくくなります。
例えば、
電圧=電流×抵抗
を覚えていても、
- 電圧とは何か
- 電流が増えるとどうなるか
- 抵抗が大きいとどうなるか
- どの条件で比例するか
が分からなければ、グラフや実験問題へ対応できません。
公式の5点セット
公式は次の5点と一緒に覚えます。
1.何を表すか
2.どの量が関係するか
3.単位は何か
4.どの条件で使うか
5.一つが変化すると他はどうなるか
例:オームの法則
公式:電圧=電流×抵抗
目的:電圧・電流・抵抗の関係を表す
単位:V・A・Ω
条件:導体の状態などが一定
変化:抵抗一定なら、電圧が大きいほど電流も大きい
原因3.実験手順だけを覚えている
実験について、
最初にこれを入れて、次に温める
という手順だけを覚えることがあります。
しかし、試験では、
- なぜその器具を使うのか
- なぜその順番なのか
- この操作をしないと何が起こるか
- 条件を変えたら結果はどうなるか
が問われます。
実験の5点セット
目的
↓
操作
↓
条件
↓
結果
↓
考察
さらに、安全上の理由も確認します。
例:対照実験
調べたい条件だけ変える
↓
その他の条件をそろえる
↓
結果を比較する
↓
変えた条件の影響を判断する
実験
実験は手順ではなく、「何を比べて、何を証明するか」で覚える。
原因4.結果だけを丸暗記している
例えば、
酸素に火のついた線香を入れると激しく燃える
と覚えるだけでは、なぜその確認方法を使うのか分かりません。
必要なのは、
酸素は物を燃やす働きを助ける
↓
燃焼中の線香を入れる
↓
燃え方が強くなる
↓
酸素だと確認できる
というつながりです。
結果を単独で覚えず、物質の性質と結びつけます。
原因5.図やグラフを言葉へ変換していない
理科では、図・表・グラフが多く使われます。
グラフを見ても、
- 横軸は何か
- 縦軸は何か
- どちらが増えているか
- 比例しているか
- 変化が止まる場所はどこか
を言葉にできなければ、問題を解けません。
グラフを見る順番
横軸
↓
縦軸
↓
単位
↓
増減
↓
折れ曲がり
↓
何を意味するか
例
温度変化のグラフなら、
時間が進む
↓
温度が上がる
↓
一定になる区間がある
↓
状態変化が起きている可能性
と読みます。
グラフ
グラフは形を覚えず、横軸が増えたとき縦軸がどう変わるかを言葉にする。
原因6.図を自分で描かない
物理や化学では、頭の中だけで考えると関係を整理しにくくなります。
例えば力の問題なら、
- どの物体を見るか
- どの向きに力が働くか
- どの力がつり合うか
を図へ書きます。
電流なら、
- 電源
- 抵抗
- 電流の流れ
- 電圧を測る位置
を回路図へ整理します。
対策
問題に図がなくても、簡単な図を描きます。
きれいな図は必要ありません。
見えない関係を、見える形へ変えること
が目的です。
原因7.単元同士を別々に覚えている
理科の単元はつながっています。
例えば中学理科では、
植物のつくり
↓
光合成
↓
呼吸
↓
物質の循環
↓
生態系
が関係します。
物理でも、
速さ
↓
力
↓
仕事
↓
エネルギー
は独立していません。
化学も、
原子・分子
↓
化学式
↓
化学反応式
↓
質量関係
と積み上がります。
対策
単元を終えたら、
前の単元と何がつながっているか
を確認します。
原因8.現象を自分の言葉で説明していない
教科書を読んで理解したつもりでも、自分で説明できないことがあります。
例えば、
なぜ露ができるのか
を説明するとします。
用語だけで、
飽和水蒸気量と露点です
と答えても、現象の説明にはなっていません。
説明するなら、
空気が冷える
↓
空気中に含める水蒸気量が減る
↓
含みきれない水蒸気が水滴になる
という流れが必要です。
対策
学習後に、教科書を閉じて説明します。
何が起きたか
なぜ起きたか
どのような順番か
を自分の言葉で話します。
用語を言えたかではなく、「だからどうなる」を説明できるか確認する。
原因9.問題を解く前に知識を眺めているだけ
理科は教科書やまとめノートを眺めるだけでは、得点につながりにくい科目です。
問題では、
- 用語を思い出す
- 条件を読む
- 現象を判断する
- 計算する
- 理由を記述する
必要があります。
対策
短時間でも、知識を閉じて思い出します。
教科書を読む
↓
閉じる
↓
図を描く
↓
説明する
↓
問題を解く
理科の基本的な学習順序
教科書・授業で現象を理解
↓
図や流れに整理
↓
用語・公式を覚える
↓
基本問題で使う
↓
実験・資料問題を解く
↓
記述・計算へ進む
↓
数日後に再確認
いきなり一問一答だけを高速回転するのではなく、最初に構造を作ります。
その後、一問一答を使って知識の取り出し速度を上げます。
物理を暗記科目にしない勉強法
物理では、公式を覚える前に現象を見ます。
基本の順番は、
現象
↓
物体
↓
働く力
↓
向き
↓
量の関係
↓
公式
↓
計算
です。
物理1.何を観察しているか確認する
物理問題では、最初に対象を決めます。
- 車
- 台車
- おもり
- 電球
- 水
- 光
などです。
対象が曖昧だと、どの力・速度・電流を考えるか分かりません。
物理2.図を描く
力なら矢印、移動なら方向、回路なら接続関係を描きます。
物体
↓
働く力を矢印
↓
向きと大きさ
↓
つり合い・運動を判断
物理3.公式の前に比例関係を見る
例えば、抵抗が一定なら、
電圧が大きくなる
↓
電流も大きくなる
という関係があります。
公式を思い出せなくても、関係を理解していれば選択肢を判断できる場合があります。
物理4.単位を意味として覚える
単位は答えの飾りではありません。
例えば、
m/s
は、
1秒あたり何メートル進むか
という意味です。
N
は力、
J
は仕事・エネルギーを表します。
単位を見ることで、使う公式を判断できることがあります。
物理
公式へ数字を入れる前に、どの物体に何が起きているかを図で整理する。
化学を暗記科目にしない勉強法
化学では、目に見える現象と、目に見えない粒子をつなげます。
観察できる現象
↓
原子・分子・イオン
↓
化学式
↓
反応式
↓
量の関係
です。
化学1.現象と粒子をつなげる
例えば食塩が水に溶ける現象を、
食塩が消えた
と考えるのではなく、
食塩を構成する粒子
↓
水中へ広がる
↓
目には見えないが存在する
と考えます。
化学2.化学式を名前として覚えない
化学式は、物質を構成する粒子の種類と数を表します。
例えば、
H₂O
なら、水素原子2個と酸素原子1個の割合です。
ただの記号として覚えず、粒子モデルと結びつけます。
化学3.化学反応式は変化の記録
化学反応式は、暗号ではありません。
反応前の物質
↓
原子の組み替え
↓
反応後の物質
を表しています。
原子そのものが消滅・発生するのではなく、組み合わせが変わります。
そのため、左右の原子数をそろえます。
化学4.計算は単位を追う
高校化学では、物質量などの計算が増えます。
数字だけを計算せず、
質量
↓
物質量
↓
粒子数・気体体積・濃度
と、何から何へ変換しているか確認します。
化学
目に見える変化を、原子・分子・イオンの組み替えとして説明する。
生物を暗記科目にしない勉強法
生物は用語が多いため、暗記科目に見えやすい分野です。
しかし、生物では、
構造
↓
働き
↓
関係
↓
変化の流れ
を理解することが重要です。
生物1.構造と働きをセットにする
例えば小腸なら、
柔毛がある
↓
表面積が大きくなる
↓
養分を効率よく吸収できる
という関係があります。
「小腸には柔毛がある」とだけ覚えるのではなく、なぜその形になっているかを確認します。
生物2.流れで覚える
消化なら、
食物を取り入れる
↓
消化液で分解
↓
小腸で吸収
↓
血液などで運ばれる
↓
細胞で利用される
と流れにします。
用語を順番の中へ置くと、思い出しやすくなります。
生物3.比較する
似た用語は、違いを比較します。
例えば、
- 動脈と静脈
- 光合成と呼吸
- 体細胞分裂と減数分裂
- 交感神経と副交感神経
などです。
場所
働き
方向
条件
結果
で比べます。
生物
名称を単独で覚えず、どこにあり、何をし、何とつながるかで覚える。
地学を暗記科目にしない勉強法
地学では、地球・天気・天体など、規模の大きな現象を扱います。
基本は、
原因
↓
動き
↓
観察される変化
です。
地学1.天気は空気の動きで考える
天気記号や前線名だけでなく、
- 暖かい空気
- 冷たい空気
- 上昇気流
- 水蒸気
- 雲
- 降水
の関係を見ます。
空気が上昇
↓
膨張して冷える
↓
水蒸気が凝結
↓
雲ができる
↓
雨につながる
という流れです。
地学2.天体は位置関係を図にする
月の満ち欠けや季節の星座は、名前を暗記するより、太陽・地球・月の位置を描きます。
光はどこから来るか
↓
どの面が照らされるか
↓
地球からどう見えるか
を考えます。
地学3.地震は波の到着で考える
初期微動・主要動などの名称だけでなく、
地震発生
↓
速い波が先に到着
↓
遅い波が後に到着
↓
震源から遠いほど時間差が大きい
という関係を理解します。
地学
地学は名称を覚える前に、空気・地球・天体がどの方向へ動くかを図にする。
理科の実験問題を解く基本手順
実験問題では、次の順番を使います。
1.目的
2.変えた条件
3.そろえた条件
4.測定したもの
5.結果
6.結果から言えること
1.目的
何を調べる実験か確認します。
2.変えた条件
実験群と対照群で、何を変えたかを見ます。
3.そろえた条件
正しく比較するために、何を同じにしたか確認します。
4.測定したもの
温度、質量、時間、色、長さなど、何を記録したか見ます。
5.結果
数値や変化をそのまま読み取ります。
6.考察
結果から何が言えるかを判断します。
実験問題
何を変え、何をそろえ、結果にどんな差が出たかを見る。
理科の考察問題が解けない理由
考察問題が苦手な人は、知識がないとは限りません。
問題文の情報と、知識を結びつけられていない場合があります。
考察の基本構造
実験結果
+
理科の法則・知識
=
結論
例えば、
光を当てた葉だけデンプンが確認された
+
光合成ではデンプンが作られる
=
光は光合成に必要
という形です。
考察を書くテンプレート
Aの条件では〇〇という結果になり、Bではならなかった。違いは△△だけなので、△△が〇〇に影響すると考えられる。
結果と結論の間を、条件の違いでつなぎます。
理科の記述問題を解く方法
記述問題では、用語だけでなく因果関係を書きます。
弱い答案
上昇気流だから。
改善した答案
空気が上昇すると膨張して温度が下がり、水蒸気が凝結して雲ができるから。
次の形を使います。
原因
↓
途中の変化
↓
結果
記述
「なぜなら」で始め、「そのため」で終わる因果関係を書く。
理科の計算問題を解く基本手順
何を求めるか
↓
与えられた量
↓
単位
↓
関係・公式
↓
代入
↓
答えの単位
↓
値が不自然でないか確認
公式を探す前に、求める量と与えられた量を整理します。
公式を変形できないとき
公式を三角形の形で覚える方法もありますが、関係を理解することが重要です。
例えば、
密度=質量÷体積
なら、
質量=密度×体積
体積=質量÷密度
と変形できます。
公式を一つの方向だけで覚えず、三つの量の関係として見ます。
理科で図・表・グラフを読む手順
図
- 何を表しているか
- 向き
- 名称
- 数値
- 変化前後
表
- 行と列の意味
- 単位
- 比較する対象
- 最大・最小
- 規則性
グラフ
- 横軸
- 縦軸
- 単位
- 増減
- 比例
- 変化点
資料を見たら、最初に日本語で説明します。
理科の問題を○△×へ分類する
○:理由まで説明でき、自力で解けた
△:正解したが、用語・公式・考察で迷った
×:解けない、解説を見た
理科では、正解していても理由を説明できない問題は△です。
例えば、選択肢を勘で当てた問題を○にすると、理解不足が残ります。
間違いを原因別に分類する
知:用語・公式を知らない
理:現象を理解していない
図:図・表・グラフを読めない
実:実験条件を整理できない
考:結果から考察できない
計:計算・単位ミス
記:記述の因果関係が不足
例えば、
×考
なら、知識はあるものの結果から結論を出せなかった問題です。
理科の解き直し方法
解説を読んだ後は、次を確認します。
この問題の現象は何か
なぜ起きるか
どの用語・法則を使うか
条件が変わったらどうなるか
自分で説明できるか
答えを覚えるのではなく、現象の流れを再現します。
理科の一日30分学習モデル
10分:現象理解
教科書・授業内容を確認し、図や流れにします。
10分:用語・公式
内容を閉じて思い出します。
10分:基本問題
実際に知識を使い、○△×を付けます。
理解
↓
記憶
↓
使用
の順です。
理科の一日60分学習モデル
15分:教科書・図解
現象と仕組みを理解します。
15分:用語・公式の高速回転
重要事項を口頭で確認します。
20分:問題演習
基本・実験・計算問題を解きます。
10分:説明・解き直し
間違えた問題を自分の言葉で説明します。
理科の一週間モデル
月曜日
授業内容を図と流れに整理する。
火曜日
用語・公式を確認する。
水曜日
基本問題を解く。
木曜日
実験・資料問題を解く。
金曜日
計算・記述問題を解く。
土曜日
△と×をまとめて解き直す。
日曜日
一週間の内容を白紙へ再現する。
白紙再現の方法
教科書を閉じ、白紙へ次を書きます。
- 図
- 用語
- 現象の流れ
- 公式
- 実験の目的
- 結果と考察
例えば光合成なら、
必要なもの
↓
行われる場所
↓
材料
↓
生成物
↓
確かめる実験
を再現します。
書けなかった部分だけ教科書へ戻ります。
理科のノートをきれいにまとめすぎない
ノート作りへ時間をかけすぎると、問題演習が不足します。
理科ノートへ残すのは、次のような内容です。
現象の流れ
重要な図
公式の意味
実験の比較条件
自分が間違えた理由
教科書の文章をそのまま写す必要はありません。
理科の一問一答の正しい使い方
一問一答は、用語を高速確認するために役立ちます。
ただし、一問一答だけで完成ではありません。
一問一答
↓
意味を説明する
↓
図・実験と結びつける
↓
問題で使う
へ進みます。
悪い例
蒸散とは?
植物から水が出ること。
改善例
蒸散とは?
植物体内の水が、主に葉の気孔から水蒸気として出る現象。根からの吸水や水の移動にも関係する。
短い答えから、説明できる状態へ広げます。
定期テスト前の理科学習
2週間前
- テスト範囲を確認
- 教科書・授業ノートを一周
- 学校ワークを進める
- 分からない単元を特定
1週間前
- 学校ワークの△と×
- 実験・図・グラフ
- 計算問題
- 記述問題
3日前
- 間違い問題の再演習
- 重要用語の高速回転
- 実験目的と考察の確認
前日
- 新しい問題を増やさない
- 自分の×だけ確認
- 公式・単位・記述の最終確認
高校受験の理科対策
高校受験では、複数分野が混ざって出題されます。
単元名が書かれていない問題から、必要な知識を判断する必要があります。
過去問・模試
↓
分野を分類
↓
失点原因を確認
↓
基礎へ戻る
↓
類題を解く
特に、
- 実験
- グラフ
- 計算
- 記述
- 複数単元の融合
を練習します。
高校理科の勉強法
高校では、物理・化学・生物などの内容がさらに深くなります。
高校理科では、
定義
↓
現象
↓
数式・モデル
↓
基本問題
↓
実験・考察
↓
入試問題
の順に学びます。
公式だけを覚えるのではなく、どの仮定や条件で成立するかを確認します。
理科で避けたい勉強法
太字だけを覚える
用語同士の関係が分かりません。
公式一覧だけを眺める
問題で使う条件を判断できません。
実験結果を丸暗記する
条件が変わると対応できません。
教科書を何度も読む
思い出す・説明する・問題で使う練習が不足します。
一問一答だけを続ける
資料・実験・計算問題へつながりません。
解説を読んで終わる
答えを閉じ、自分で現象を説明します。
計算だけを行う
何を計算しているか、現象との関係が分からなくなります。
難しい入試問題へすぐ進む
基本現象と教科書例題が不安定なままになります。
保護者ができる理科学習の支援
保護者が理科の内容をすべて教える必要はありません。
次の質問で理解を確認できます。
何が起きているの?
なぜそうなるの?
条件を変えたらどうなる?
この実験では何を比べているの?
公式の数字は、それぞれ何を表している?
その用語は、どこで何をしているの?
答えを直接教えるより、現象を説明してもらいます。
保護者が避けたい声かけ
「理科は暗記すれば取れる」
↓
用語が実験や現象とどうつながるか確認しよう。
「太字を全部覚えなさい」
↓
太字を使って、現象を説明できる?
「公式を覚えていないから解けない」
↓
何を求める公式で、どの条件で使う?
「問題集をもっと解きなさい」
↓
間違えた原因は、知識・実験・考察・計算のどれ?
「答えを覚えればいい」
↓
条件が変わっても、同じ理由で説明できる?
理科を暗記科目にしないチェックリスト
次の項目を確認してみてください。
- 用語の意味だけでなく、場所・働きを説明できる
- 現象を原因から結果まで説明できる
- 公式が何を表すか分かる
- 公式を使える条件を確認している
- 単位の意味を理解している
- 自分で図を描いている
- グラフの軸と変化を言葉にしている
- 実験の目的を説明できる
- 変えた条件とそろえた条件を区別できる
- 結果と考察を分けている
- 教科書を閉じて説明している
- 一問一答だけで終わっていない
- 基本問題で知識を使っている
- 間違いを原因別に分類している
- 数日後に白紙再現している
当てはまらない項目が多い場合、暗記量を増やす前に、現象・原因・変化の関係を整理する必要があります。
理科を理解して覚える
理科は、現象を見て、原因を考え、変化を説明し、その関係へ用語や公式を付ける。
流れにすると、
何が起きたか
↓
なぜ起きたか
↓
何が変化したか
↓
何が変化しなかったか
↓
どの用語・公式で表すか
↓
条件が変わるとどうなるか
です。
理科が苦手なときは、
覚える量が多いから無理
と考える必要はありません。
用語や公式がばらばらに見えるのは、それらを置く構造がまだ作られていないからかもしれません。
最初に現象の流れを作り、その中へ名称・公式・実験を配置すれば、暗記量を圧縮できます。
学習塾フィンランドの理科指導
学習塾フィンランドでは、
神授業×神勉強法×少人数
を軸に、理科用語や公式を一方的に暗記させるだけの指導は行いません。
基本的な流れは次のとおりです。
テスト答案・問題集を確認する
↓
苦手分野と停止地点を特定する
↓
現象を図・流れで説明する
↓
用語・公式の意味をつなげる
↓
基本問題を自力で解く
↓
実験・資料問題へ進む
↓
記述・計算問題を解く
↓
△と×を高速回転する
↓
テスト・過去問で確認する
少人数制のため、生徒ごとに、
- 戻るべき単元
- 用語の覚え方
- 図やグラフの読み方
- 実験問題の整理方法
- 公式の意味と使用条件
- 計算問題の手順
- 記述問題の因果関係
- 定期テスト・受験までの計画
を調整します。
水戸市で理科を暗記ではなく理解から学べる塾を探している方へ
学習塾フィンランドは、水戸市大工町にある少人数制の学習塾です。
中学生・高校生を中心に、
- 中学理科
- 物理
- 化学
- 生物
- 地学
- 定期テスト対策
- 高校受験
- 大学受験
- 実験・考察問題
- 計算・記述問題
に対応しています。
次のような方は、用語をさらに暗記する前に、現象同士のつながりを整理する必要があるかもしれません。
- 理科の用語を覚えてもすぐ忘れる
- 一問一答はできるが実験問題を解けない
- 公式を覚えても計算問題で使えない
- グラフや表の読み方が分からない
- 考察問題で何を書けばよいか分からない
- 化学反応式を丸暗記している
- 生物の名称がばらばらに見える
- 定期テスト前の一夜漬けを繰り返している
無料体験・学習相談
無料相談では、
- 現在の学年
- 理科の定期テスト・模試の得点
- 苦手分野
- 用語の覚え方
- 実験問題の正答状況
- グラフ・資料問題の理解
- 計算問題で止まる場所
- 使用している学校ワーク・問題集
- 高校受験・大学受験の目標
- 平日・休日の学習時間
などを確認します。
そのうえで、
どの現象から理解し直し、用語・公式・実験問題へどうつなげるか
を整理します。
水戸市で、理科を暗記科目としてではなく、現象・原因・変化から理解したい、実験・計算・考察問題を解けるようになりたいという方は、学習塾フィンランドまでご相談ください。

コメント