「子どもに勉強を教えようとすると、すぐに言い合いになる」
「分かりやすく説明しているつもりなのに、子どもが怒る」
「親が答えを教えると、子どもがふてくされる」
「宿題を見る時間が、毎日のストレスになっている」
このように悩んでいる保護者の方は少なくありません。
保護者は、子どもの成績を上げたい、困っているなら助けたいという気持ちから勉強を教えています。
一方、子どもは、
- 怒られるのではないか
- できないと思われるのではないか
- 自分のやり方を否定されるのではないか
- 早く答えを出すよう急かされるのではないか
と警戒している場合があります。
そのため、保護者が正しい説明をしていても、子どもが素直に聞けないことがあります。
親子で勉強するとケンカになるのは、どちらかの性格が悪いからとは限りません。
親子という近い関係と、教える側・教わる側という関係が重なることで、感情が動きやすくなるから
です。
学習塾フィンランドでは、家庭学習を次のように考えています。
家庭
↓
安心して休む・生活を整える・勉強を始める
学校・塾
↓
教科を説明する・間違いを分析する・学習計画を修正する
家庭ですべてを教えようとせず、役割を分けることで、親子関係と学習の両方を守りやすくなります。
- 親が勉強を教えること自体が悪いわけではない
- なぜ親が教えるとケンカになりやすいのか
- 1.親は答えが分かっている
- 2.親は早く正解へ到達させたくなる
- 3.子どもは間違いを親に見られたくない
- 4.親子は感情の距離が近い
- 5.教え方が学校と違う
- 6.子どもがどこで分からなくなったかを説明できない
- 7.保護者が先生の役割まで背負っている
- ケンカになりやすい教え方
- すぐに答えを教える
- 間違いをその場ですべて直す
- 過去の失敗を持ち出す
- 兄弟や友達と比較する
- 長時間教え続ける
- 親子で勉強するときの基本姿勢
- 「教える」より「確認する」
- 答えではなく、どこまで分かるかを聞く
- 考える時間を待つ
- 一度に一つだけヒントを出す
- 子どもの説明を聞く
- 親子で勉強するときの具体的な流れ
- ケンカになりそうなときの中断方法
- 保護者が答えを知らないときはどうするか
- 子どもから「教え方が分からない」と言われたら
- 小学生を教えるときの注意点
- 中学生を教えるときの注意点
- 高校生を教えるときの注意点
- 親が教えずにできる学習支援
- 家庭学習での役割分担
- 親が勉強を教えないことは無関心ではない
- 勉強を教えるときに避けたい言葉
- 親子ゲンカを減らすチェックリスト
- 学習塾フィンランドの考える家庭学習
- 水戸市で家庭学習・親子ゲンカについて相談できる塾を探している方へ
- 無料体験・学習相談
親が勉強を教えること自体が悪いわけではない
親が子どもの勉強を見ることには、多くのメリットがあります。
- 子どもの学習状況を把握できる
- 分からない部分へ早く気づける
- 宿題を一人で抱え込まずに済む
- 学ぶことへ関心を示せる
- 一緒に考える時間を作れる
ただし、うまくいくためには、親が「答えを教える人」になりすぎないことが重要です。
親子で勉強するときに目指したいのは、
親が問題を解いて見せること
ではなく、
子どもがどこで止まっているかを一緒に確認すること
です。
なぜ親が教えるとケンカになりやすいのか
1.親は答えが分かっている
保護者にとって簡単に見える問題でも、子どもは途中の知識が抜けていることがあります。
例えば、小学校の算数や中学校の数学で、
「ここを足せばいいだけ」
「公式に入れれば終わり」
と感じるかもしれません。
しかし、子どもは、
- 何を求めているか分からない
- どの数字を使うか分からない
- 公式を覚えていない
- なぜその式になるか分からない
という状態かもしれません。
親からすると一手で終わる問題でも、子どもには複数の壁があります。
親の見え方
→ 答えまであと一歩
子どもの見え方
→ 何をしてよいか分からない
この差があると、
「どうして分からないの?」
という言葉が出やすくなります。
2.親は早く正解へ到達させたくなる
忙しい中で宿題を見ていると、保護者も早く終わらせたくなります。
子どもが長時間考えていると、
- ここはこの公式を使う
- 先にこれを計算する
- 答えはこれ
- そのやり方では遅い
と先回りして教えたくなります。
しかし、すぐに答えを教えると、子どもは自分で考える機会を失います。
さらに、
自分の考え方を否定された
親は自分が考えるのを待ってくれない
と感じることがあります。
教える側にとっては効率化でも、教わる側にとっては「急かされた」と感じられるのです。
3.子どもは間違いを親に見られたくない
子どもは、先生や塾講師には間違いを見せられても、親には見せたくないことがあります。
親から認められたい気持ちがあるためです。
特に、過去に、
- どうしてこんな問題もできないの
- 前にも教えたでしょう
- ちゃんと授業を聞いているの
- この点数では困る
と言われた経験があると、勉強を見せること自体が緊張につながります。
すると、
- 分からないのに分かったと言う
- 答えを写す
- 宿題を隠す
- 一緒に勉強することを拒否する
場合があります。
これは単なる反抗ではなく、
できない自分を親に見せたくない
という防御反応かもしれません。
4.親子は感情の距離が近い
学校の先生に同じことを言われても平気なのに、親から言われると腹が立つことがあります。
親子は距離が近いため、勉強の言葉に過去の感情も重なります。
例えば、
「ここをもう一度やってみよう」
という言葉でも、子どもは、
- またできないと思われた
- 前回の点数を責められている
- いつも自分だけ注意される
と受け取ることがあります。
一方、保護者も、
- 前にも同じ説明をした
- また宿題を後回しにしている
- このままでは受験に間に合わない
という不安を抱えています。
そのため、問題一問の話が、過去の成績や生活態度の話へ広がりやすくなります。
5.教え方が学校と違う
保護者が学校で習った方法と、現在の学校で教えている方法が異なる場合があります。
例えば計算方法、図の書き方、英語の説明用語などです。
保護者の方法が間違っているとは限りません。
しかし、子どもからすると、
- 学校と違う
- どちらを使えばよいか分からない
- テストで認められるのか不安
- 先生の説明とつながらない
という混乱が起こります。
親が、
「このやり方のほうが簡単」
と説明しても、子どもには新しい方法を追加されたように感じられることがあります。
6.子どもがどこで分からなくなったかを説明できない
保護者が、
「何が分からないの?」
と聞いても、子どもが、
「全部」
「分からない」
としか答えられないことがあります。
これは、説明する気がないとは限りません。
本人自身も、
- 問題文が読めないのか
- 公式を知らないのか
- 計算ができないのか
- どの解法を使うか分からないのか
を整理できていない場合があります。
その状態で、
「どこが分からないのか言って」
と繰り返されると、さらに追い詰められます。
7.保護者が先生の役割まで背負っている
家庭で保護者が、
- 教科指導
- 宿題管理
- テスト分析
- 進路指導
- スマホ管理
- 生活指導
- 精神的な支援
をすべて行うと、大きな負担になります。
子どもが問題を間違えるたびに保護者が焦り、説明が伝わらなければさらに苛立ちます。
親が悪いのではなく、役割が多すぎるのです。
家庭だけで学習の問題をすべて解決しようとしないこと
も大切です。
ケンカになりやすい教え方
すぐに答えを教える
子どもが考えている途中で答えを言うと、自分で解く経験が減ります。
答えではなく、次の一手を質問します。
何を求める問題かな?
分かっている条件はどれ?
似た問題では最初に何をした?
間違いをその場ですべて直す
一度に複数の間違いを指摘すると、子どもは何を直せばよいか分からなくなります。
まず一つだけに絞ります。
今回は符号だけ確認しよう。
まず主語と動詞だけ見よう。
過去の失敗を持ち出す
「前回も同じ間違いをした」
「いつもそう」
という言葉は、現在の問題から話が広がります。
今回の一問だけを扱います。
兄弟や友達と比較する
比較されると、問題の理解より自尊心を守ることが優先されます。
過去の本人と比較します。
長時間教え続ける
保護者も子どもも疲れると、感情的になりやすくなります。
10分から20分程度で区切る方法がおすすめです。
親子で勉強するときの基本姿勢
「教える」より「確認する」
最初から解説するのではなく、子どもの考えを確認します。
問題を読む
↓
子どもに考えを聞く
↓
止まった場所を確認する
↓
ヒントを一つ出す
↓
子どもが続きを行う
保護者がすべて説明する必要はありません。
答えではなく、どこまで分かるかを聞く
「分かる?」「分からない?」の二択では、子どもは答えにくい場合があります。
質問を小さくします。
問題文は読める?
何を求めるかは分かる?
使いそうな公式は思い出せる?
計算のどこで止まった?
このように分けると、つまずきが見つかりやすくなります。
考える時間を待つ
大人にとって長く感じても、子どもは頭の中で情報を整理している可能性があります。
すぐに答えを言わず、少し待ちます。
沈黙が続く場合は、
最初の一手だけ一緒に考えようか。
と声をかけます。
一度に一つだけヒントを出す
答えまでのすべてを説明すると、子どもは聞くだけになります。
ヒントは一つずつ出します。
例えば数学なら、
まず何を求める問題かに丸を付けよう。
次に、
使えそうな数字はどれかな?
という順番です。
子どもの説明を聞く
子どもが解けたら、答えだけでなく考え方を説明してもらいます。
どうしてこの式にしたの?
最初にどこを見たの?
次に同じ問題が出たら、何から始める?
説明できれば、理解度を確認できます。
説明が曖昧なら、その部分だけ戻ります。
親子で勉強するときの具体的な流れ
1.時間を決める
突然、
「今から勉強を見せて」
と言うと反発が起こりやすくなります。
事前に、
19時から15分だけ、数学の宿題を一緒に確認しよう。
と決めます。
2.今日確認する範囲を絞る
一度にすべての宿題を見ようとしません。
方程式の文章題2問
英単語20語
英文法の間違い3問
などに絞ります。
3.最初に子どもだけで考える
すぐに説明せず、まず本人に解いてもらいます。
4.止まった場所だけ確認する
分からない全体ではなく、最初に止まった箇所を探します。
5.ヒントを一つ出す
答えではなく、判断材料を渡します。
6.最後は子ども自身が解く
保護者が書いた解答を写すのではなく、本人が最初から解き直します。
7.終了する
予定した時間になったら終わります。
分からない問題が残った場合は、学校や塾へ質問する課題として残します。
ケンカになりそうなときの中断方法
親子のどちらかが感情的になった場合、そのまま続けても学習効果は下がります。
次のように中断します。
今はお互いにイライラしているから、10分休もう。
この問題は家で解決せず、先生に質問しよう。
今日はここまでにして、続きは明日にしよう。
中断は失敗ではありません。
親子関係を壊さないための判断です。
ただし、投げ出すのではなく、次の行動を決めます。
今日は終了
↓
質問箇所へ印を付ける
↓
翌日、学校や塾で確認する
保護者が答えを知らないときはどうするか
学年が上がると、保護者が教科内容を忘れていることもあります。
無理に正解しようとする必要はありません。
お母さん・お父さんも分からないから、解説を一緒に読もう。
この問題は先生に質問するものとして印を付けよう。
と言って構いません。
分からないことを認める姿を見せることで、
分からないことは恥ずかしくない
調べたり質問したりすればよい
という学習姿勢を伝えられます。
子どもから「教え方が分からない」と言われたら
保護者が一生懸命説明しても、子どもから、
「学校と違う」
「その説明は分からない」
と言われることがあります。
このとき、
「せっかく教えているのに」
と感じるのは自然なことです。
しかし、説明方法には相性があります。
次のように返します。
この説明では分かりにくかったんだね。
学校ではどう習った?
どこまでなら理解できた?
別の説明が必要なら先生に聞こう。
正しさを争うのではなく、子どもが理解できる方法を探します。
小学生を教えるときの注意点
小学生の場合、問題内容だけでなく、
- 鉛筆を持つ
- 問題文を読む
- ノートを開く
- 集中を続ける
- 間違いを直す
といった行動自体がまだ発展途上です。
一度に長時間勉強させず、
10分勉強
↓
短い休憩
↓
もう10分
と区切ります。
また、答えを急がず、具体物や図を使う方法もあります。
中学生を教えるときの注意点
中学生は、自分で考えたい気持ちと、まだ支援が必要な状態が重なります。
命令されると反発しやすい一方、完全に任せると何から始めるか分からないこともあります。
おすすめは、選択肢を提示する方法です。
数学と英語なら、どちらから始める?
一人で30分やるか、最初の10分だけ一緒にやるか、どちらがよい?
本人が選べる余地を残します。
高校生を教えるときの注意点
高校生になると、教科内容が専門的になり、保護者が直接教えることが難しくなります。
また、進路についても本人の意思が重要になります。
保護者の役割は、
- 学習時間を管理する
- 問題を解説する
ことより、
- 目標を確認する
- 必要な環境を整える
- 学校や塾へ相談できるようにする
- 生活リズムを支える
ことへ移ります。
親が教えずにできる学習支援
家庭で教科を直接教えなくても、できる支援は多くあります。
学習開始を支える
何時から始める?
最初に何をする?
と確認します。
環境を整える
テレビや通知を減らし、教材をすぐ開ける状態にします。
計画を一緒に整理する
試験日や提出日から逆算します。
学習内容を聞く
今日何を学んだ?
一番難しかったのは何?
と聞きます。
質問先を作る
分からない問題を学校や塾で質問できるようにします。
行動を認める
点数だけでなく、始めたことや解き直したことを見ます。
家庭学習での役割分担
親子ゲンカを減らすには、家庭と塾・学校の役割を分ける方法があります。
家庭が担当しやすいこと
- 生活リズム
- 勉強開始時刻
- スマホとの付き合い方
- 教材の準備
- 安心して休める環境
- 学習への関心
学校・塾が担当しやすいこと
- 教科内容の説明
- 間違いの原因分析
- 教材選び
- 問題の難度調整
- 学習計画
- 進路情報
家庭
→ 学べる状態を作る
学校・塾
→ 学び方と内容を整える
という分担です。
親が勉強を教えないことは無関心ではない
「親が教えなければ、放置していることになるのではないか」
と不安になる方もいます。
しかし、直接解説することだけが支援ではありません。
例えば、
分からない問題へ付箋を付けよう。
明日、先生に聞けるように質問を一行で書こう。
今日はどこまで進める?
と支えることも立派な学習支援です。
親子関係が悪化するほど教え続けるより、適切な人へ任せるほうが学習が進む場合があります。
勉強を教えるときに避けたい言葉
「どうして分からないの?」
↓
どこまでは分かる?
「前にも教えたでしょう」
↓
前回はどこまでできた?
「ちゃんと考えて」
↓
最初に何を確認すればよいかな?
「そのやり方は違う」
↓
学校ではどの方法を習った?
「早くして」
↓
この問題にあと何分使う?
「もう答えを教えるね」
↓
ヒントを一つ出すなら、何が必要?
言葉を変えることで、責める時間を考える時間へ変えます。
親は答えを出すのではなく、子どもが止まった場所を見つける。
さらに分けると、
答えを教える
↓
問いを出す
急がせる
↓
待つ
全部直す
↓
一つだけ直す
家庭で抱える
↓
学校・塾と分担する
です。
親子ゲンカを減らすチェックリスト
親子で勉強するとき、次の項目を確認してみてください。
- 教える時間を事前に決めている
- 一回15分から20分程度に区切っている
- 今日扱う問題を絞っている
- 子どもが考える時間を待っている
- 答えではなくヒントを出している
- 一度に一つだけ修正している
- 過去の点数や失敗を持ち出していない
- 兄弟や友達と比較していない
- 最後は子ども自身に解かせている
- 分からない問題は学校・塾へ任せている
当てはまらない項目が多い場合、説明の内容よりも、親子での進め方を変えることで改善する可能性があります。
学習塾フィンランドの考える家庭学習
学習塾フィンランドでは、
神授業×神勉強法×少人数
を軸に、家庭で保護者が教科指導を背負いすぎないようにすることも大切だと考えています。
塾では、
どこで分からなくなったか確認する
↓
生徒に合う方法で説明する
↓
問題の最初の一手を整理する
↓
自分で解かせる
↓
間違いの原因を分類する
↓
復習方法を決める
という流れで進めます。
家庭では、
- 勉強開始の時間を決める
- 最低限の学習内容を確認する
- 生活リズムを整える
- 分からない問題へ印を付ける
ところまで行い、詳しい説明は塾へ任せることもできます。
水戸市で家庭学習・親子ゲンカについて相談できる塾を探している方へ
学習塾フィンランドは、水戸市大工町にある少人数制の学習塾です。
中学生・高校生を中心に、
- 家庭学習の進め方
- 学習習慣の改善
- 親子での声かけ
- 宿題の管理
- 定期テスト対策
- 高校受験
- 大学受験
- 英検対策
- 英語・数学
- 高速回転学習
に対応しています。
次のような方は、家庭だけで教え続けるより、役割を見直すことで改善する可能性があります。
- 親が勉強を教えると毎回ケンカになる
- 子どもが分からないと言わなくなった
- 宿題を見ることが保護者の負担になっている
- 答えを教えても同じ問題を間違える
- 子どもが親の説明を聞きたがらない
- 学校の教え方との違いに困っている
- 家庭を勉強の監視場所にしたくない
- 教科指導を塾へ任せたい
無料体験・学習相談
無料相談では、
- 現在の学年
- 得意・苦手科目
- 家庭で一緒に勉強する頻度
- ケンカになりやすい場面
- 宿題にかかる時間
- 子どもが止まりやすい問題
- 保護者がどこまで教えているか
- 学校や塾で質問できているか
- 現在の学習時間
- 今後の目標
などを確認します。
そのうえで、
家庭で支える部分と、塾へ任せる部分をどう分けるか
を整理します。
水戸市で、親が勉強を教えるとケンカになる、家庭学習の進め方に悩んでいるという方は、学習塾フィンランドまでご相談ください。

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