「英単語帳を何周しても覚えられない」
「昨日覚えた単語を今日もう忘れている」
「一日20語ずつ覚えているけれど、全然終わらない」
「英単語が苦手で長文も読めない」
「英検や大学受験に向けて単語を増やしたい」
高校英語では、英単語が非常に重要です。
しかし、英単語学習でよくあるのが、
1語を完璧に覚えようとして時間をかけすぎること
です。
例えば1000語の単語帳を使っているとします。
一日20語ずつ完璧に覚えようとすると、
1000÷20=50日
かかります。
しかも50日後には、最初の20語をかなり忘れている可能性があります。
そのため、学習塾フィンランドでは、
少ない単語を完璧にしてから進むより、広い範囲へ早く触れて何度も戻る
という考え方を重視します。
一行まとめ
英単語は「一回で覚える」のではなく、「忘れる前提で何度も出会う」。
英単語が覚えられないのは珍しくない
英単語を一度見ただけで長期間覚えられる人は多くありません。
例えば、
obtain=得る
と一度覚えても、数日後には、
「見たことはあるけれど意味が出てこない」
となることがあります。
これは、
英単語学習に向いていない
という意味ではありません。
必要なのは、
もう一度思い出す機会を作ること
です。
英単語学習で一番避けたいこと
よくあるのが、
1〜20番を完璧に覚える
↓
21〜40番へ進む
↓
41〜60番
↓
…
という方法です。
もちろん、この方法で覚えられる人もいます。
ただし、
1語に何分もかける
↓
単語帳全体へ触れるのが遅くなる
状態には注意が必要です。
英単語は大量にあります。
そのため、
深く1回
だけではなく、
浅くても複数回
という発想が役立ちます。
まず単語帳を一周する
最初からすべて暗記する必要はありません。
一周目は、
知っているか
知らないか
を確認するだけでも構いません。
例えば500語なら、
○
見た瞬間に意味が出る。
△
見たことはある。少し考えれば分かる。
×
分からない。
と分けます。
二周目は全部やらなくてよい
例えば500語中、
- ○300語
- △120語
- ×80語
だったとします。
二周目は、
△120+×80=200語
へ絞れます。
さらに二周目で、
- △70
- ×30
まで減れば、
三周目は100語です。
500語
↓
200語
↓
100語
↓
50語
というように、苦手単語へ集中できます。
英単語は「覚えたか」より「すぐ出るか」
長文を読むとき、
important
を見て、
「えーっと……重要な」
と5秒かかっていたら、文章を読む速度が落ちます。
大学受験や英検の長文では、多くの単語を短時間で処理します。
そのため、
意味を知っている
だけでなく、
見たらすぐ意味が出る
状態を目指します。
単語学習では時間を測ってもよい
例えば100語を確認するとします。
1語ずつノートへ書きながら確認すると、かなり時間がかかります。
一方、
英単語を見る
↓
意味を思い出す
↓
答えを見る
↓
次
なら高速で確認できます。
最初の目的は、
スペルを完璧に書くこと
ではなく、
意味を認識できる単語を増やすこと
です。
英単語を全部書かなくてもよい
英単語を覚えるために、
一単語10回ずつ書く
方法があります。
書くこと自体が悪いわけではありません。
しかし、
1000語×10回
となると非常に時間がかかります。
長文読解用の語彙なら、
見る
↓
意味を思い出す
だけでも練習できます。
一方、
- 英作文
- スペリングテスト
- 学校小テスト
で書く必要がある単語については、実際に書きます。
使い分け
読むための単語は高速確認、書く必要がある単語はスペルまで練習。
声に出してもよい
英単語は、
文字だけ
で覚える必要はありません。
例えば、
improve
改善する
と見ながら、
improve
と発音します。
発音もセットで確認しておくと、リスニングでその単語が出たときにも気付きやすくなります。
発音を適当に覚えない
文字だけで覚えて、
自分独自の読み方
を作ってしまうと、リスニングで別の単語に聞こえることがあります。
例えば単語帳に音声があるなら、音声を一度確認します。
英単語学習は、
- 読解
- 英作文
- リスニング
- スピーキング
の土台になります。
英単語は一つの日本語だけで固定しすぎない
例えば、
run=走る
だけで覚えると、
run a company
などで混乱します。
単語には複数の意味・使い方があります。
ただし最初から辞書の意味を全部暗記する必要もありません。
最初は中心となる意味を覚え、
長文や問題で別の使い方に出会ったら追加する
方法でも構いません。
動詞は意味だけで覚えない
英語関連の記事で繰り返し重視している部分です。
例えば、
discuss=話し合う
だけでなく、
discuss + 目的語
まで見ます。
discuss the problem
です。
一方、
talk about the problem
となります。
単語を覚えるときから、
その単語の後ろにどんな形が来るか
を確認すると、英文法・英作文にもつながります。
自動詞・他動詞も一緒に覚える
例えば、
arrive
arrive at/in
reach
reach + 目的語
listen
listen to
hear
hear + 目的語
wait
wait for
attend
attend + 目的語
と覚えます。
これによって、
単語帳
↓
文法
↓
英作文
↓
長文
がつながります。
名詞・形容詞も「使い方」を見る
例えば、
interested
なら、
be interested in
まで確認します。
different
なら、
be different from
などです。
単語を単独で覚えるより、
短いまとまり
で覚えたほうが実際の英文で使いやすくなります。
英単語は例文を丸暗記しなくてもよい
長い例文を全部覚えようとすると大変です。
例えば、
I am interested in science.
という例文があるなら、
覚えたい中心は、
interested in
でも構いません。
短く覚える
interested in science
listen to music
arrive at school
というようにします。
英単語を「英語→日本語」だけで終わらせない
長文を読むなら、
英語→意味
がまず重要です。
しかし英作文・スピーキングでは、
日本語→英語
も必要になります。
例えば、
改善する
を見て、
improve
が出るか確認します。
ただし最初から両方向を完全にする必要はありません。
最初は英語→日本語を優先してもよい
英語長文対策なら、
英文を見たとき意味が分かる
ことが重要です。
そのため、
最初
英語→日本語。
慣れてきたら
日本語→英語。
と段階を分ける方法もあります。
英単語帳を何周すればいい?
「何周すれば完成ですか?」
という質問があります。
しかし、
3周すれば終わり
のように決める必要はありません。
単語によって覚える回数が違うからです。
例えば、
apple
一回で覚える。
maintain
3回必要。
sophisticated
8回必要。
ということもあります。
したがって、
周回数より、分からない単語が減っているか
を見ます。
英単語帳の「一周」の意味を変える
一周というと、
全単語を完璧に暗記する
ように感じるかもしれません。
そうではなく、
全単語へ一度触れる
と考えます。
一周目で覚えられなくても問題ありません。
二周目、三周目で覚えます。
一日何語やればいい?
これは単語帳・英語力・勉強時間によって変わります。
ただし、
一日10語だけ
と固定する必要はありません。
例えば単語確認なら、
100〜200語を短時間で見る
方法もあります。
新規100語を一日で完全暗記する、という意味ではありません。
過去に見た単語を含めて大量に確認する
という意味です。
例:一日100語確認する方法
1日目
1〜100。
2日目
1〜100復習+101〜200。
3日目
101〜200復習+201〜300。
という方法もあります。
あるいは、
1〜500を数日で一気に一周
してから苦手へ絞る方法もあります。
自分に合う速度を探します。
英単語は「短時間×複数回」が使いやすい
例えば一日30分単語学習するなら、
朝10分
通学10分
夜10分
に分けても構いません。
長時間一回より、日中に何度か触れるほうが取り組みやすい人もいます。
通学時間は英単語と相性が良い
高校生の場合、
- 電車
- バス
- 待ち時間
- 学校休み時間
があります。
こうした時間は、
数学の重い記述問題
より、
英単語
と相性が良いです。
机でしかできない勉強は机で行い、
単語はスキマ時間へ移します。
スマホでも英単語は勉強できる
単語帳だけでなく、
- 単語アプリ
- 単語帳の音声
- 自分で撮った苦手単語
- 単語リスト
なども使えます。
スマホ学習では、
SNSを開いてしまう
場合は注意が必要ですが、うまく使えば通学時間を勉強時間へ変えられます。
英単語を覚えられない人ほど教材を増やさない
よくあるのが、
この単語帳は覚えられない
↓
別の単語帳を買う
↓
また途中で止まる
という状態です。
単語帳を変えるたびに、最初の単語へ戻ります。
基本的には、
中心となる単語帳を一冊決める
のがおすすめです。
学校指定単語帳も活用する
高校では、
- 英単語帳
- 小テスト
- 学校課題
がある場合があります。
大学受験用に別の単語帳を買っても、学校単語帳と大きく重複することがあります。
まず学校教材を確認し、
何を中心教材にするか
決めます。
単語帳を変えたほうがよい場合
もちろん、どんな場合でも一冊に固執する必要はありません。
例えば、
- 現在のレベルより難しすぎる
- 志望校に必要な範囲と大きくずれる
- レイアウトが極端に使いにくい
などなら変更も検討します。
ただし、
覚えられない=単語帳が悪い
と即判断しないことです。
英単語が覚えられない原因1.一回で覚えようとしている
一番多い原因です。
一語に時間をかけても、忘れることがあります。
最初から、
忘れる
↓
また見る
を前提にします。
原因2.復習間隔が空きすぎている
月曜日に覚えた単語を、次に見るのが1か月後なら忘れている可能性があります。
そのため、
新しい単語だけ進める
のではなく、以前の単語へ戻ります。
原因3.「分かった」と「即答できる」を同じにしている
単語帳を見て、
あ、これ知ってる
と思って次へ進んでしまうことがあります。
しかし長文では、数秒悩んでいる時間が積み重なります。
単語帳では、
意味を隠す
↓
英単語だけを見る
↓
即答する
と確認します。
原因4.読むだけでテストしていない
単語帳を、
英単語+日本語訳
が両方見える状態で何度も読むと、
「覚えた気がする」
ことがあります。
しかし実際には、日本語訳を見ているだけかもしれません。
意味を隠して確認します。
原因5.単語学習のハードルが高すぎる
例えば、
今日は必ず英単語200語を完璧にする
と決めると、始めるのが重くなります。
忙しい日は、
5分だけ
でも構いません。
重要なのは、
単語帳から完全に離れない
ことです。
原因6.単語だけで覚えている
例えば、
depend
だけ覚えるより、
depend on
まで覚えたほうが、実際の英文で認識しやすくなります。
単語によっては、
短いフレーズ
で覚えます。
原因7.単語と長文を完全に分けている
単語帳で覚えた単語が長文に出ると、
本当に使われている!
となります。
この経験が重要です。
長文で出会った単語を単語帳へ戻して確認すると、
単語帳↔長文
がつながります。
英語長文から単語帳へ戻る
例えば長文で、
significant
が分からなかったとします。
まず文脈で意味を確認します。
そのあと、単語帳にも載っていれば印を付けます。
つまり、
長文で失点
↓
単語不足発見
↓
単語帳へ戻る
です。
模試も単語力診断に使える
模試で長文が読めなかった場合、
英語長文が苦手
で終わらせません。
例えば一段落に知らない単語が大量にあるなら、まず語彙不足を疑います。
逆に単語はほとんど分かるのに読めないなら、
- 文法
- 英文解釈
- 文構造
へ進みます。
英検にも英単語は重要
英検対策でも、
- 語彙
- 長文
- リスニング
- 英作文
に単語力が関係します。
英検の問題を解いて単語不足が大きければ、過去問だけを繰り返すのではなく単語教材へ戻ります。
英作文用の単語も増やす
読める単語と、書ける単語は一致しないことがあります。
例えば、
environment
を見れば意味は分かる。
しかし、
環境
からenvironmentを自力で書けない。
英作文で頻繁に使う単語は、日本語→英語でも確認します。
大学受験では志望校と単語レベルを合わせる
大学受験では、
難しい単語を無限に覚える
必要はありません。
志望校の過去問を見て、
現在の単語帳でどこまで対応できるか
確認します。
過去問に未知語があること自体は普通ですが、基礎的な語彙で何度も止まるなら単語へ戻ります。
高1の英単語勉強
高1では、
高校英語の語彙基盤を作る
ことを重視します。
定期テスト直前だけ単語を覚えるのではなく、日常的に単語帳へ触れます。
高1から単語を進めておけば、高2・高3で長文へ時間を使いやすくなります。
高2の英単語勉強
高2では、
単語帳を何度も周回しながら長文で使う
段階へ進みます。
単語帳だけを延々と続けるのではなく、
単語
↓
英文解釈
↓
長文
を並行します。
高3の英単語勉強
高3になっても、単語学習は継続します。
ただし、
毎日単語帳を最初から最後までやり直す
のではなく、
- △
- ×
- 過去問で出た弱点
へ集中します。
受験直前ほど、苦手語だけへ圧縮します。
英単語と英文法をつなげる
例えば、
prevent
を覚えるなら、
prevent A from doing
まで覚えます。
単語学習が、そのまま英文法・語法の学習になります。
英単語と英文解釈をつなげる
英文を読むとき、
単語は知っている
でも意味が分からない
なら英文構造の問題です。
逆に、
構造は分かる
でも重要単語が分からない
なら語彙の問題です。
この二つを分けることが重要です。
英単語とリスニングをつなげる
英単語を、
文字でしか知らない
状態だと、音声で出たときに分からないことがあります。
そのため余裕があれば、
単語を見る
↓
音声を聞く
↓
自分でも発音
まで行います。
英単語学習で避けたいこと
一語に何分もかける
全体へ進みません。
一度で完璧にしようとする
忘れたときに挫折します。
全単語を毎回書く
時間がかかりすぎる場合があります。
意味を見ながら読むだけ
思い出す練習が不足します。
単語帳を何冊も並行する
範囲が分散します。
日本語訳だけ覚える
動詞の使い方が分かりません。
発音を完全に無視する
リスニングへつながりにくくなります。
単語帳だけで英語学習を終える
実際の英文で使う必要があります。
英単語学習のおすすめ手順
単語帳を一周
↓
○・△・×へ分ける
↓
△・×だけ確認
↓
意味を隠して即答
↓
音声も確認
↓
動詞は後ろの形も見る
↓
長文で出会う
↓
分からなかった単語を単語帳へ戻す
これを繰り返します。
高校生向け1日20分モデル
朝5分
前日の×。
通学10分
単語を広く確認。
夜5分
今日間違えた単語。
これだけでも20分になります。
1日40分取れる場合
10分
前回の△・×。
15分
新しい範囲。
10分
音声・発音。
5分
日本語→英語確認。
忙しい日は5分でもよい
例えば、
×単語20個だけ見る
でも構いません。
「今日は30分取れないからゼロ」
より、
5分だけ触れる
ほうが再開しやすくなります。
英単語チェックリスト
- 単語帳を一冊中心にしている
- 一周目から完璧を求めていない
- ○・△・×を付けている
- 二周目は△・×へ絞っている
- 意味を隠して確認している
- 即答できるか見ている
- すべての単語を毎回書いていない
- 必要な単語だけスペル練習している
- 音声・発音も確認している
- 動詞を意味だけで覚えていない
- 自動詞・他動詞を意識している
- 前置詞とセットで覚えている
- 短いフレーズで覚えている
- 長文で出会った単語を単語帳へ戻している
- 英作文用の単語は日本語→英語でも確認している
- 単語帳を何冊も増やしていない
最終まとめ
英単語が覚えられない高校生は、
自分は記憶力が悪い
と考える前に、覚え方を確認してみてください。
英単語学習では、
1語を完璧にする
↓
次の1語
だけではなく、
広い範囲へ触れる
↓
忘れる
↓
また思い出す
↓
苦手だけ残す
↓
長文で使う
という学習方法があります。
特に重要なのは、
一度で覚えられなくても失敗ではない
ということです。
英単語は、何度も出会うことで少しずつ速く思い出せるようにしていきます。
水戸市で英単語・高校英語を基礎から強くしたい高校生へ
学習塾フィンランドでは、高校生の中でも特に英語関連を重点的に強化しています。
高校英語では、
- 英単語
- 中学英文法
- 高校英文法
- 自動詞・他動詞
- 五文型
- 英文解釈
- 長文読解
- 英作文
- リスニング
- 英検
- 定期テスト
- 模試
- 大学受験英語
をつなげて学びます。
例えば長文が読めない場合、
とにかく長文を解く
だけではなく、
知らない単語が多いか
↓
知っているが意味が出るのが遅いか
↓
単語は分かるが文構造が分からないか
まで確認します。
単語不足なら語彙へ戻る。
構造なら英文解釈へ進む。
というように原因に合わせて学習内容を変えます。
このような高校生におすすめです
- 英単語がなかなか覚えられない
- 単語帳を何冊も途中でやめている
- 長文で知らない単語が多い
- 英検の語彙問題が苦手
- 高校英語についていけない
- 大学受験の英単語を早めに始めたい
- 英単語を覚えてもすぐ忘れる
- 部活動が忙しく勉強時間が少ない
- 単語帳の正しい使い方を知りたい

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