「毎日英語を聞いているのに、リスニングが伸びない」
「英文を見れば分かるのに、音声になると聞き取れない」
「単語は知っているはずなのに、会話では別の音に聞こえる」
「リスニング問題を何度解いても、同じように間違える」
このように悩んでいる中学生・高校生は少なくありません。
英語リスニングの勉強というと、
- 英語を毎日聞き流す
- 海外ドラマや洋画を見る
- 英語の音声を何度も再生する
- リスニング問題集を大量に解く
- シャドーイングをする
という方法を思い浮かべるかもしれません。
これらの方法が役立つ場合もあります。
しかし、意味の分からない音声をただ繰り返し聞いても、聞き取れるようにならないことがあります。
なぜなら、「英語を聞き取れない」には複数の原因があるからです。
単語を知らない
↓
単語は知っているが、音を知らない
↓
音は聞こえるが、文法構造を追えない
↓
一文は分かるが、内容を保持できない
↓
内容は分かるが、設問へ答えられない
このどこで止まっているかによって、必要な対策は異なります。
学習塾フィンランドでは、リスニングを次のように分解します。
単語・文法を理解する
↓
文字と音を一致させる
↓
音の変化を知る
↓
英語の語順で意味を取る
↓
内容を記憶する
↓
設問に必要な情報を選ぶ
大切なのは、
リスニング問題を増やす前に、自分がどの段階で聞こえなくなっているかを確認すること
です。
- リスニング
- 「リスニングができない」とはどのような状態か
- リスニングが伸びない原因1.英単語を知らない
- 原因2.単語の発音を間違って覚えている
- 原因3.英語の音がつながることを知らない
- 原因4.弱く発音される単語を聞き取れない
- 原因5.音が消えたり変化したりする
- 原因6.一語ずつ聞き取ろうとしている
- 原因7.英文法が曖昧
- 原因8.英文を日本語へ訳している間に音声が進む
- 原因9.聞こえた単語を頭の中でスペルに戻している
- 原因10.聞いた内容を覚えていられない
- 原因11.メモを取りすぎている
- 原因12.設問を先に確認していない
- 原因13.選択肢の違いを把握していない
- 原因14.最初の一語を聞き逃すと諦めてしまう
- 原因15.分からない単語へ意識を奪われる
- 原因16.音声を聞き流すだけになっている
- 原因17.リスニング問題を解きっぱなしにしている
- 原因18.スクリプトを見て終わっている
- 原因19.いきなりシャドーイングをしている
- 原因20.ディクテーションを長文全体で行っている
- 原因21.自分のレベルより難しい音声を使っている
- 原因22.教材を頻繁に変えている
- 原因23.毎回同じ速度でしか聞いていない
- 原因24.音読をしていない
- 原因25.英語の語順に慣れていない
- 原因26.内容を予測していない
- 原因27.数字・曜日・時刻で混乱する
- 原因28.否定や比較を聞き落とす
- リスニング復習の正しい7ステップ
- ステップ1.まず一度解く
- ステップ2.答え合わせをする
- ステップ3.もう一度音声を聞く
- ステップ4.スクリプトを確認する
- ステップ5.音声と文字を一致させる
- ステップ6.音読・追い読みをする
- ステップ7.スクリプトなしで再度聞く
- リスニングの原因別対策表
- 中学生のリスニング対策
- 高校生のリスニング対策
- 英検のリスニング対策
- 高校受験のリスニング対策
- 大学受験・共通テストのリスニング対策
- 一日15分のリスニング学習モデル
- 一日30分のリスニング学習モデル
- 一週間のリスニング学習モデル
- リスニング教材を選ぶ基準
- リスニングで避けたい勉強法
- 内容が分からない音声を流し続ける
- 問題を解いて点数だけ記録する
- スクリプトを読んで終わる
- 毎日新しい教材へ進む
- 難しすぎる海外動画を使う
- 意味を理解せずシャドーイングする
- 一語聞き逃すたびに止まる
- メモを取りすぎる
- 保護者ができるリスニング学習の支援
- 保護者が避けたい声かけ
- リスニングが伸びない原因チェックリスト
- リスニングを伸ばす
- 学習塾フィンランドのリスニング指導
- 水戸市で英語リスニングを基礎から学べる塾を探している方へ
- 無料体験・学習相談
リスニング
聞き取れない音声は、単語・音・文構造・記憶・設問処理のどこで止まったかを分けて直す。
さらに短くすると、
意味
↓
音
↓
語順
↓
記憶
↓
解答
です。
「リスニングができない」とはどのような状態か
リスニングが苦手な人でも、聞き取れない原因は同じではありません。
単語そのものを知らない
音が聞こえても、意味が分かりません。
単語は知っているが音を知らない
文字で見れば分かる単語でも、実際の発音を知らなければ聞き取れません。
単語同士がつながると分からない
一語ずつなら聞こえても、実際の英語では音がつながったり、弱くなったりします。
文法構造を追えない
単語は聞こえても、誰が何をしたのか整理できません。
聞いた内容を覚えていられない
後半を聞いている間に、前半の情報を忘れます。
設問や選択肢を処理できない
内容は聞けても、何を答える問題か分からず失点します。
まず、自分のリスニングの停止地点を確認します。
リスニングが伸びない原因1.英単語を知らない
リスニング以前に、英文中の単語を知らなければ意味を理解できません。
例えば、音声で、
appointment
と聞こえても、この単語自体を知らなければ内容を判断できません。
リスニングでは、辞書を引きながら聞けません。
そのため、読解以上に、
単語を聞いた瞬間に意味が出ること
が必要です。
対策
英単語は、文字だけでなく音声と一緒に覚えます。
単語を見る
↓
音声を聞く
↓
意味を答える
↓
自分でも発音する
↓
もう一度音声を聞く
という流れです。
単語学習の確認基準
- 文字を見て意味が分かる
- 音を聞いて意味が分かる
- 自分で発音できる
- 文の中でも意味を判断できる
文字だけで覚えた単語を、音でも使える状態へ変えます。
原因2.単語の発音を間違って覚えている
自分の頭の中の発音と、実際の音が違うと聞き取れません。
例えば、文字をローマ字のように読んで覚えていると、実際の英語音声と一致しないことがあります。
文字で覚えた音
≠
実際に聞こえる音
という状態です。
対策
新しい単語を覚えるときは、必ず音声を確認します。
- アクセント
- 母音
- 子音
- 語尾
- 音節
を意識します。
正確な発音を完璧に再現する必要はありませんが、自分が発音できない音は聞き分けにくい傾向があります。
原因3.英語の音がつながることを知らない
英語は、単語を一語ずつ独立して発音するとは限りません。
実際の会話では、前後の単語がつながって聞こえることがあります。
例えば、
pick it up
は、一語ずつ区切った音ではなく、まとまって発音されます。
want to
や、
going to
なども、実際の音声では教科書どおりに一語ずつはっきり聞こえない場合があります。
対策
スクリプトを見ながら、どの単語同士がつながっているか確認します。
音声を聞く
↓
聞こえなかった場所へ印を付ける
↓
スクリプトを見る
↓
単語同士のつながりを確認する
↓
まねして発音する
↓
再び聞く
単に再生回数を増やすのではなく、聞こえ方の理由を確認します。
原因4.弱く発音される単語を聞き取れない
英語では、すべての単語を同じ強さで読みません。
内容を伝える重要な単語は強く読まれやすく、文法的な機能を持つ短い単語は弱く発音される場合があります。
例えば、
- to
- for
- of
- a
- the
- can
などです。
これらが弱くなると、文字で覚えた音と違って聞こえることがあります。
対策
英文を聞くときに、
強く聞こえる語
→ 内容の中心
弱く聞こえる語
→ 文をつなぐ語
として役割を分けます。
すべての単語を同じ強さで聞き取ろうとせず、まず重要語を拾います。
原因5.音が消えたり変化したりする
英語では、前後の音の影響で、一部の音が弱くなったり、はっきり発音されなかったりすることがあります。
そのため、単語帳で聞いた音と、文中で聞く音が異なる場合があります。
対策
聞こえなかった部分について、
- 音がつながっている
- 音が弱くなっている
- 一部が省略気味になっている
- 前後の音に影響されている
のどれかを確認します。
スクリプトを見た後に、音声へ合わせて発音すると、音の変化を体感しやすくなります。
原因6.一語ずつ聞き取ろうとしている
リスニングで、すべての単語を一語ずつ完全に聞き取ろうとすると、処理が間に合わないことがあります。
一つの単語を考えている間にも、音声は先へ進みます。
聞こえない単語がある
↓
その意味を考える
↓
後ろの音声を聞き逃す
↓
全体が分からなくなる
という状態です。
対策
単語ではなく、意味のまとまりで聞きます。
I went to the station
↓
駅へ行った
after school
↓
放課後に
to meet my friend
↓
友達に会うために
というように、内容をかたまりで取ります。
一語聞き逃しても、全体の意味を保つことを優先します。
原因7.英文法が曖昧
リスニングでも英文法は必要です。
例えば、同じ単語が聞こえても、
- 現在の話
- 過去の話
- 未来の話
- 受動態
- 現在完了
では意味が異なります。
音を聞きながら文の構造を判断するためには、
主語
↓
動詞
↓
時制
↓
目的語・補語
↓
追加情報
を素早く整理する必要があります。
対策
聞き取れなかった英文は、スクリプトを使って主語と動詞を確認します。
例えば、
The meeting has been canceled.
なら、
主語:The meeting
動詞:has been canceled
意味:会議は中止された
です。
単語だけでなく、文法構造を確認します。
原因8.英文を日本語へ訳している間に音声が進む
英語を聞きながら、毎回きれいな日本語へ翻訳しようとすると、処理が遅れます。
例えば、
I went to the library after school.
を聞いて、
私は、放課後に、図書館へ行きました
と完璧な日本語に組み直している間に、次の文が始まります。
対策
英語の語順で内容を取ります。
I went
→ 行った
to the library
→ 図書館へ
after school
→ 放課後に
という感覚です。
最初から自然な日本語訳を作らず、内容のイメージを保ちます。
原因9.聞こえた単語を頭の中でスペルに戻している
音声を聞いて、
音
↓
スペルを考える
↓
日本語の意味を考える
という処理をしていると時間がかかります。
リスニングでは、
音
↓
意味・イメージ
へ直接つなげることが理想です。
対策
単語音声を聞き、文字を見なくても意味を答える練習をします。
音声だけ聞く
↓
意味を答える
↓
文字を確認する
という順番です。
原因10.聞いた内容を覚えていられない
一文ずつは聞き取れても、問題の最後まで内容を保持できないことがあります。
特に、
- 人物
- 時刻
- 場所
- 数量
- 理由
- 予定の変更
が複数出ると混乱します。
対策
すべてを記憶しようとせず、重要情報を短くメモします。
人物
場所
時刻
目的
変更点
を中心にします。
例えば、
Tom
3 p.m.
library
study
→ 4 p.m.に変更
のような短いメモです。
文章をそのまま書き取る必要はありません。
原因11.メモを取りすぎている
内容を忘れないために、聞こえた英文をすべて書こうとすると、次の音声を聞き逃します。
リスニングのメモは、記録ではなく補助です。
書く内容
- 人物
- 数字
- 時刻
- 場所
- 選択肢の違い
- 変更された情報
書かなくてもよい内容
- 完全な英文
- すべての形容詞
- すでに選択肢に書いてある情報
- 問題と関係のない細部
英文を書くのではなく、答えを判断するために必要な情報だけ記号化する。
原因12.設問を先に確認していない
音声を聞く前に設問や選択肢を見られる問題では、先に確認すると聞く目的が明確になります。
何を聞かれるか分からないまま聞くと、すべての情報を覚えようとして負担が増えます。
先に確認すること
誰について聞かれるか
何を選ぶ問題か
数字・時刻が必要か
理由を聞かれるか
次の行動を聞かれるか
を確認します。
例
設問が、
What will the woman do next?
なら、
女性
↓
次にすること
を聞くと分かります。
音声中のすべてを同じ強さで覚える必要がなくなります。
原因13.選択肢の違いを把握していない
選択肢が似ている場合、違いを先に確認しておくと聞きやすくなります。
例えば、
A:Monday at 3
B:Monday at 4
C:Tuesday at 3
D:Tuesday at 4
なら、聞くべきポイントは、
曜日
時刻
です。
対策
選択肢を見て、異なる部分へ印を付けます。
人
場所
時間
数量
理由
行動
のどれが違うのかを確認します。
原因14.最初の一語を聞き逃すと諦めてしまう
音声の冒頭を聞き逃すと、
「もう分からない」
と思い、その後の内容も聞けなくなることがあります。
しかし、答えに必要な情報が後半に出ることもあります。
対策
聞き逃した単語を追いかけず、現在聞こえている部分へ意識を戻します。
聞き逃す
↓
推測を止める
↓
現在の文へ戻る
↓
重要語を拾う
一語の聞き逃しで、問題全体を捨てないことが重要です。
原因15.分からない単語へ意識を奪われる
知らない単語が一つ出ると、その意味を考え続けて後半を聞き逃すことがあります。
しかし、知らない単語があっても、
- 前後の文脈
- 話者の目的
- 選択肢
- 数字や場所
から答えられる場合があります。
対策
知らない単語があっても、
この単語は本当に答えへ必要か
を考えます。
必要でなければ、そのまま先へ進みます。
原因16.音声を聞き流すだけになっている
英語音声を日常的に聞くことは、英語のリズムへ慣れるうえで役立つ場合があります。
しかし、内容を理解していない音声を流し続けても、弱点を特定できません。
聞き流しだけで起こりやすい状態
音声を再生する
↓
ほとんど分からない
↓
何となく聞いた気になる
↓
同じ部分を次回も聞き取れない
対策
短い音声を使い、理解できる状態へ変えます。
一度聞く
↓
答える
↓
スクリプトで確認
↓
聞こえなかった理由を分析
↓
音読・追い読み
↓
再度聞く
聞く時間より、分析と再現へ時間を使うことも重要です。
原因17.リスニング問題を解きっぱなしにしている
問題を解いて採点するだけでは、次回も同じ理由で間違えます。
正解・不正解だけでなく、聞き取れなかった原因を分けます。
単:単語を知らない
音:音を認識できない
文:文法構造を追えない
記:内容を保持できない
設:設問処理で失敗した
時:選択肢を読む時間がない
例えば、
×音
なら、単語は知っているが音として認識できなかった問題です。
×記
なら、聞こえたものの内容を覚えていられなかった問題です。
原因18.スクリプトを見て終わっている
聞き取れなかった音声のスクリプトを見ると、
「こんな簡単な文だったのか」
と思うことがあります。
しかし、文字で理解できることと、音声で理解できることは別です。
正しい復習
スクリプトを読む
↓
単語・文法を理解する
↓
音声と文字を一致させる
↓
音声に合わせて読む
↓
文字を閉じて聞く
最後にスクリプトなしで聞き取れるか確認します。
原因19.いきなりシャドーイングをしている
シャドーイングは、音声の少し後を追って発音する練習です。
効果的な方法ですが、難しすぎる音声で行うと、
- 音だけをまねする
- 意味を理解できない
- 口が追いつかない
- 間違った音のまま繰り返す
ことがあります。
シャドーイング前の準備
単語を確認
↓
文法・意味を理解
↓
スクリプトを見ながら聞く
↓
音読する
↓
音声に合わせて読む
↓
シャドーイング
シャドーイング
意味と構造を理解した音声を、正しい音で追いかける。
原因20.ディクテーションを長文全体で行っている
ディクテーションは、聞こえた英文を書き取る練習です。
音の聞き分けに役立ちますが、長い音声をすべて書き取ると時間がかかりすぎます。
おすすめの方法
聞き取れなかった一文や、数秒の音声だけを使います。
短く再生
↓
書き取る
↓
スクリプトと比較
↓
聞こえなかった音を確認
↓
再度聞く
すべてのリスニング教材で行う必要はありません。
原因21.自分のレベルより難しい音声を使っている
知らない単語や文法が多すぎる音声では、音の問題なのか知識の問題なのか分かりません。
適切な教材の目安
- スクリプトを読めば大部分を理解できる
- 知らない単語が多すぎない
- 一文が長すぎない
- 音声速度が極端に速くない
- 復習後に聞き取れるようになる
スクリプトを読んでも意味が分からない場合は、リスニング以前に単語・文法を復習します。
原因22.教材を頻繁に変えている
リスニング教材を毎日変えると、新しい音声へ触れる量は増えます。
しかし、一つの音声を聞き取れる状態へ完成させにくくなります。
対策
短い音声を、
初回
↓
分析
↓
音読
↓
追い読み
↓
シャドーイング
↓
再聴
まで使い切ります。
新しい教材を増やす前に、以前聞けなかった音声が聞こえるようになったか確認します。
原因23.毎回同じ速度でしか聞いていない
最初から通常速度で聞き取れない場合は、速度を落として確認する方法があります。
ただし、遅い速度に慣れたままでは、本番速度へ対応できません。
速度の使い分け
通常速度で聞く
↓
聞こえない場所を確認
↓
必要なら低速で分析
↓
通常速度へ戻す
最終的には、本番と同じ速度で理解できる状態を目指します。
原因24.音読をしていない
聞き取れない英文を自分で発音してみると、音のつながりやリズムを理解しやすくなります。
音読は、ただ大きな声で読むことではありません。
- 音声をまねる
- 意味のまとまりで区切る
- 強弱を意識する
- 内容を思い浮かべる
ことが重要です。
音読の流れ
スクリプトを理解
↓
音声を聞く
↓
一文ずつまねる
↓
音声に合わせる
↓
意味を考えながら読む
原因25.英語の語順に慣れていない
リスニングでは音声が戻ってくれません。
そのため、英語を聞こえた順に理解する必要があります。
例えば、
The man who is standing by the door is my teacher.
なら、
The man
→ その男性は
who is standing by the door
→ ドアのそばに立っている
is my teacher
→ 私の先生です
と前から意味を取ります。
対策
英文読解でも、返り読みを減らします。
文字で前から読めない英文を、音だけで前から理解するのは難しいからです。
リスニングと英文読解は別の能力ではなく、つながっています。
原因26.内容を予測していない
会話や説明には、ある程度の流れがあります。
例えば、
- レストラン
- 駅
- 学校
- 電話
- 予定変更
- 買い物
など、場面が分かれば出てくる語や内容を予測できます。
対策
音声の前に、タイトル・絵・選択肢から場面を予測します。
場所はどこか
誰が話しているか
何について話すか
何が変わりそうか
を考えます。
予測は当てるためではなく、聞く準備をするために使います。
原因27.数字・曜日・時刻で混乱する
リスニング問題では、
- 日付
- 曜日
- 時刻
- 金額
- 人数
- 電話番号
が問われることがあります。
数字を聞き取る練習が不足していると、内容が理解できても失点します。
対策
数字だけを集中的に聞く練習をします。
13と30
14と40
15と50
など、似た音を区別します。
時刻や価格は、短くメモします。
原因28.否定や比較を聞き落とす
リスニングでは、短い否定語や比較表現を聞き落とすと、意味が逆になります。
例えば、
- not
- never
- hardly
- fewer
- more
- earlier
- later
などです。
対策
選択肢が反対の内容になっている場合は、否定・比較へ注意します。
行く
行かない
早い
遅い
多い
少ない
という違いを先に確認します。
リスニング復習の正しい7ステップ
ステップ1.まず一度解く
本番と同じように聞きます。
ステップ2.答え合わせをする
正誤だけでなく、どこで分からなくなったか確認します。
ステップ3.もう一度音声を聞く
答えを知ったうえで、根拠部分を探します。
ステップ4.スクリプトを確認する
単語・文法・意味を確認します。
ステップ5.音声と文字を一致させる
どの文字がどのような音になったか確認します。
ステップ6.音読・追い読みをする
音声をまねて発音します。
ステップ7.スクリプトなしで再度聞く
最初に聞こえなかった部分が聞こえるか確認します。
解く
↓
原因分析
↓
文字確認
↓
音確認
↓
発音
↓
再聴
が基本です。
リスニングの原因別対策表
単語を知らない
単語帳へ戻り、音声と意味を覚えます。
文字なら分かるが音で分からない
音声とスクリプトを一致させ、まねして発音します。
音は聞こえるが意味を取れない
文法・英文解釈へ戻ります。
内容を忘れる
人物・時刻・変更点を短くメモします。
設問で間違える
設問と選択肢を先に確認し、違いへ印を付けます。
時間が足りない
選択肢を読む速度と、次の問題へ移る手順を練習します。
中学生のリスニング対策
中学生は、まず教科書レベルの英文を確実に聞けるようにします。
順番は、
基本単語
↓
教科書本文
↓
主語・動詞
↓
音声と文字の一致
↓
短い会話問題
↓
長めの会話
です。
教科書音声の使い方
本文を読む
↓
意味を確認
↓
音声を聞く
↓
一文ずつまねる
↓
本文を見ずに聞く
教科書本文を使い切るだけでも、基本的な音声学習ができます。
高校生のリスニング対策
高校生は、単語・文法・英文解釈と並行します。
英単語
↓
短文音声
↓
会話
↓
説明文
↓
設問処理
↓
本番形式
高校英語では文が長くなるため、主語と動詞を音声の中で追う力が必要です。
文字で読めない英文は、音声でも理解しにくいため、読解学習も止めないことが重要です。
英検のリスニング対策
英検対策では、級ごとの問題形式に慣れる必要があります。
- 会話
- 応答
- 説明文
- 内容一致
- 選択肢の先読み
などを確認します。
基本の流れは、
過去問を解く
↓
間違いを原因分類
↓
スクリプト確認
↓
音読・追い読み
↓
再度解く
です。
同じ問題を何度も聞くだけでなく、なぜ聞こえなかったかを確認します。
高校受験のリスニング対策
高校受験では、
- 絵や表を選ぶ
- 会話の内容を選ぶ
- 英問英答
- メモを完成させる
- 短い英作文を行う
など、地域や問題によって形式が異なる場合があります。
学校や志望校の形式に合わせて、過去問で確認します。
リスニングだけでなく、
- 疑問文
- 時刻
- 数字
- 場所
- 日常会話表現
を復習します。
大学受験・共通テストのリスニング対策
大学受験では、音声の長さや情報量が増える場合があります。
必要なのは、
設問先読み
↓
場面予測
↓
重要情報を聞く
↓
短くメモ
↓
選択肢を判断
という処理です。
一問ごとの復習では、
- どの情報が正解根拠だったか
- どの言い換えに気づけなかったか
- 数字・否定・比較を聞き落としていないか
を確認します。
一日15分のリスニング学習モデル
5分
短い音声を一度聞いて問題を解きます。
5分
スクリプトと聞こえなかった場所を確認します。
5分
音読・追い読みをして、もう一度聞きます。
聞く
↓
確認
↓
まねる
↓
再び聞く
短時間でも、毎日一つの音声を完成させます。
一日30分のリスニング学習モデル
英単語音声5分
音を聞いて意味を答えます。
問題演習10分
短い会話や説明文を解きます。
スクリプト確認5分
聞こえなかった原因を分析します。
音読・追い読み5分
音声をまねます。
再聴5分
スクリプトなしで聞きます。
一週間のリスニング学習モデル
月曜日
単語音声と短い会話。
火曜日
聞こえなかった一文のディクテーション。
水曜日
スクリプトを使った音読・追い読み。
木曜日
新しいリスニング問題。
金曜日
月曜・木曜の音声を再聴。
土曜日
時間を測って本番形式を解く。
日曜日
間違いを単語・音・文法・記憶・設問へ分類する。
新しい音声だけでなく、以前聞こえなかった音声を再確認します。
リスニング教材を選ぶ基準
教材は次の基準で選びます。
- スクリプトがある
- 音声を繰り返し再生できる
- 現在のレベルに合う
- 一回の音声が長すぎない
- 解説がある
- 受験する試験形式に近い
スクリプトのない音声は、聞こえなかった原因を分析しにくい場合があります。
最初は、復習しやすい教材を選びます。
リスニングで避けたい勉強法
内容が分からない音声を流し続ける
聞こえない理由を確認できません。
問題を解いて点数だけ記録する
同じ原因で間違え続けます。
スクリプトを読んで終わる
音声と文字を一致させ、再度聞きます。
毎日新しい教材へ進む
以前聞こえなかった音声を完成させません。
難しすぎる海外動画を使う
語彙・文法・速度が現在地に合っていない可能性があります。
意味を理解せずシャドーイングする
音のまねだけになりやすくなります。
一語聞き逃すたびに止まる
全体の内容を追えなくなります。
メモを取りすぎる
書いている間に次の情報を聞き逃します。
保護者ができるリスニング学習の支援
保護者が英語の発音を直接教える必要はありません。
次の質問で、聞こえない原因を確認できます。
その単語は文字で見れば分かる?
スクリプトを読めば意味は分かる?
どの部分が音として聞こえなかった?
内容は分かったが、覚えていられなかった?
設問や選択肢は先に読めた?
「もっと英語を聞きなさい」ではなく、どこで止まったかを分けます。
保護者が避けたい声かけ
「毎日聞いていれば慣れる」
↓
聞き取れなかった音を、文字と照らして確認した?
「単語を覚えていないから聞けない」
↓
単語・音・文法・記憶のどこで止まった?
「海外ドラマを見ればいい」
↓
今のレベルでスクリプトを読める音声から始めよう。
「シャドーイングを何回もやりなさい」
↓
意味と音を理解してから、正しい音をまねられている?
「もっと集中して聞きなさい」
↓
何を聞き取る問題か、先に確認できている?
リスニングが伸びない原因チェックリスト
次の項目を確認してみてください。
- 基本単語の意味が分かる
- 単語の正しい音を知っている
- 音を聞いて意味が出る
- 音のつながりや弱化を意識している
- 主語と動詞を音声中で追えている
- 英語の語順で内容を理解している
- 聞き逃した一語を追い続けていない
- 人物・時刻・場所を短くメモしている
- 設問と選択肢を先に確認している
- 選択肢の違いへ印を付けている
- スクリプトを使って復習している
- 音声と文字を一致させている
- 意味を理解した後に音読している
- スクリプトなしで再度聞いている
- 問題を解きっぱなしにしていない
- 自分のレベルに合う教材を使っている
当てはまらない項目が多い場合、リスニング問題を増やす前に、単語・音・文構造・記憶・設問処理のどこへ戻るかを整理する必要があります。
リスニングを伸ばす
リスニングは、英語をたくさん流すことではなく、理解できる英文と実際の音を一致させる学習。
流れにすると、
文字で理解する
↓
音声を聞く
↓
聞こえない場所を特定する
↓
音の変化を確認する
↓
自分で発音する
↓
英語の語順で理解する
↓
スクリプトなしで再確認する
です。
リスニングが伸びないときは、
英語耳がない
センスがない
と考える必要はありません。
多くの場合、
- 単語の音を知らない
- 音の変化を知らない
- 文法処理が追いつかない
- 内容を保持できない
- 問題形式に慣れていない
という具体的な原因があります。
原因を分け、一つずつ直していけば、聞き取れる範囲を増やせます。
学習塾フィンランドのリスニング指導
学習塾フィンランドでは、
神授業×神勉強法×少人数
を軸に、英語音声をただ何度も聞かせるだけのリスニング指導は行いません。
基本的な流れは次のとおりです。
リスニング問題を解く
↓
聞き取れない原因を分類する
↓
必要なら英単語・英文法へ戻る
↓
スクリプトで意味を確認する
↓
音声と文字を一致させる
↓
音読・追い読みを行う
↓
スクリプトなしで再度聞く
↓
試験形式で確認する
少人数制のため、生徒ごとに、
- 必要な英単語
- 音として認識できない単語
- 中学英文法の抜け
- 音声の長さ・速度
- メモの取り方
- 設問の先読み
- 音読・シャドーイング方法
- 英検・高校受験・大学受験の問題形式
を調整します。
水戸市で英語リスニングを基礎から学べる塾を探している方へ
学習塾フィンランドは、水戸市大工町にある少人数制の学習塾です。
中学生・高校生を中心に、
- 英語リスニング
- 英単語
- 中学英文法
- 高校英文法
- 英文読解
- 英検対策
- 定期テスト対策
- 高校受験
- 大学受験
- 共通テスト対策
に対応しています。
次のような方は、リスニング問題を増やす前に、聞こえない原因を確認する必要があるかもしれません。
- 毎日英語を聞いてもリスニングが伸びない
- 文字なら分かるのに音声では分からない
- 単語同士がつながると聞き取れない
- 一語聞き逃すと、その後も分からなくなる
- 聞いた内容を覚えていられない
- 選択肢を読む時間がない
- 英検リスニングの点数が安定しない
- 共通テストのリスニングで情報を整理できない
無料体験・学習相談
無料相談では、
- 現在の学年
- 英語の定期テスト・模試の得点
- 英検・受験の目標
- 英単語の習得状況
- スクリプトを読めば理解できるか
- 音として聞こえない単語
- 使用しているリスニング教材
- 音読・シャドーイングの方法
- 設問や選択肢の読み方
- 平日・休日の英語学習時間
などを確認します。
そのうえで、
英単語・音の認識・英文法・内容保持・設問処理のどこから改善するか
を整理します。
水戸市で、英語リスニングが伸びない、英検や高校受験・大学受験の音声問題へ対応したい、聞き流しではなく原因別に学びたいという方は、学習塾フィンランドまでご相談ください。

コメント