【数学の公式を覚えても解けない理由】使う条件・問題の型・最初の一手を身につける勉強法

「公式は覚えているのに、問題になると解けない」

「解説を読めば分かるが、自分では最初の式を作れない」

「例題と少し数字が変わるだけで、手が止まってしまう」

「数学は公式を暗記すればよいと思っていたが、点数が上がらない」

このように悩んでいる中学生・高校生は少なくありません。

数学では、

  • 公式を覚える
  • 解き方を覚える
  • 問題集を何周もする

ことが大切だと言われます。

しかし、公式を正確に覚えていても、問題を解けないことがあります。

その理由は、数学の問題を解くためには、公式の暗記だけでなく、

問題の状況を理解する
↓
何を求めるか確認する
↓
使える条件を見つける
↓
適切な公式・解法を選ぶ
↓
式へ変換する
↓
計算する

という判断が必要だからです。

公式は、料理でいえば調理器具です。

包丁の名前や使い方を覚えていても、

  • どの材料に使うか
  • 何を作るのか
  • どの順番で使うのか

が分からなければ料理は完成しません。

数学も同じです。

公式を覚えることは、問題を解くための道具を持つこと。実際に解くには、どの道具をいつ使うか判断する必要があります。

学習塾フィンランドでは、数学を次の順番で考えます。

何を求める問題か
↓
どの条件が与えられているか
↓
どの単元・型に当てはまるか
↓
使う公式・考え方は何か
↓
最初に何を書くか

大切なのは、公式を増やすことではありません。

問題を見たときに、使う公式と最初の一手を選べるようにすること

です。

  1. 数学の公式を覚えても解けないとき
  2. 数学は「公式を当てはめる科目」ではない
  3. 公式を覚えただけの状態とは
  4. 公式を覚えても解けない原因1.公式の目的を理解していない
    1. 対策
  5. 原因2.公式を使える条件を理解していない
    1. 対策
    2. 三平方の定理の例
  6. 原因3.問題がどの単元なのか判断できない
    1. 対策
  7. 原因4.最初の一手が分からない
    1. 一次関数の例
    2. 方程式の文章題の例
    3. 図形の証明の例
  8. 原因5.例題の答えを覚えている
    1. 確認方法
  9. 原因6.解説を読んで分かった気になっている
    1. 正しい流れ
  10. 原因7.途中式を省略しすぎている
    1. 書いたほうがよいもの
  11. 原因8.計算力が不安定
    1. 対策
  12. 原因9.問題文を式へ変換できない
    1. 対策
  13. 原因10.図を描かずに考えている
    1. 図へ書き込むもの
  14. 原因11.公式の導き方を知らない
    1. 対策
  15. 原因12.公式同士のつながりが見えていない
    1. 対策
  16. 原因13.簡単な問題から段階的に進んでいない
  17. 原因14.一問に長時間かけすぎている
    1. 時間の区切り方
  18. 原因15.公式集を眺めるだけになっている
    1. おすすめの確認方法
  19. 数学の公式を正しく覚える5点セット
    1. 例:三平方の定理
    2. 例:一次関数
    3. 例:速さ
  20. 数学問題を見たときの5ステップ
  21. ステップ1.何を求めるか
  22. ステップ2.何が与えられているか
  23. ステップ3.どの単元・型か
  24. ステップ4.何を使うか
  25. ステップ5.最初に何を書くか
  26. 数学の問題を○△×へ分類する
  27. 間違いを原因別に分類する
  28. 解き直しで確認すること
  29. 同じ問題を何周すればよいか
  30. 類題を解くことが重要
  31. 中学数学で公式を使えないときの確認順
  32. 高校数学で公式を使えないときの確認順
  33. 単元別・最初の一手の例
  34. 方程式
  35. 一次関数
  36. 二次関数
  37. 図形の証明
  38. 確率
  39. 速さ
  40. 割合
  41. 数学の一日学習モデル
    1. 基礎計算10分
    2. 例題確認15分
    3. 問題演習30分
    4. 解き直し15分
  42. 数学の一週間モデル
    1. 月曜日
    2. 火曜日
    3. 水曜日
    4. 木曜日
    5. 金曜日
    6. 土曜日
    7. 日曜日
  43. 保護者ができる数学学習の支援
  44. 保護者が避けたい声かけ
    1. 「公式を覚えていないから解けない」
    2. 「同じ問題を何回もやりなさい」
    3. 「計算ミスに気をつけなさい」
    4. 「解説をよく読みなさい」
    5. 「数学はセンスだから仕方ない」
  45. 数学の公式を使えるようになるチェックリスト
  46. 数学の公式を使えるようにする
  47. 学習塾フィンランドの数学指導
  48. 水戸市で数学の公式の使い方から教える塾を探している方へ
  49. 無料体験・学習相談

数学の公式を覚えても解けないとき

公式を「形」で覚えるのではなく、目的・使用条件・最初の一手とセットで覚える。

さらに短くすると、

目的
↓
条件
↓
公式
↓
最初の一手

です。

数学は「公式を当てはめる科目」ではない

数学が苦手になると、

問題文の数字を、覚えた公式へ入れればよい

と考えやすくなります。

しかし、実際の問題では、

  • どの数字を使うのか
  • どの公式を選ぶのか
  • 直接代入できるのか
  • 先に別の値を求めるのか
  • 図や式へ変換するのか

を判断しなければなりません。

例えば、速さの公式として、

速さ=距離÷時間

を覚えていても、文章題では、

  • 誰の速さを求めるのか
  • 距離はどの区間か
  • 時間の単位はそろっているか
  • 途中で速さが変わっていないか
  • 往復なのか片道なのか

を確認する必要があります。

公式は正しくても、問題の構造を読み違えれば解けません。

公式を覚えただけの状態とは

公式暗記だけの状態には、次のような特徴があります。

  • 公式を口頭で言える
  • 教科書と同じ例題なら解ける
  • 数字が変わると迷う
  • 問題文が長くなると止まる
  • どの公式を使うか分からない
  • 解説の一行目を見れば解ける
  • 単元名が書かれていないと判断できない

この状態は、

公式を知っているが、使う判断ができない

状態です。

学習には次の段階があります。

公式を見たことがある
↓
公式を覚えている
↓
例題で使える
↓
問題を見て公式を選べる
↓
複数の公式を組み合わせられる
↓
初めて見る問題でも判断できる

テストで必要なのは、少なくとも「問題を見て公式を選べる」段階です。

公式を覚えても解けない原因1.公式の目的を理解していない

公式には、それぞれ目的があります。

例えば、

三角形の面積=底辺×高さ÷2

は、三角形の面積を求めるための公式です。

しかし、問題によっては面積が与えられ、高さを求めることもあります。

その場合は、

面積=底辺×高さ÷2

から、高さを逆算します。

公式を一方向でしか覚えていないと、

面積を求める問題では使えるが、高さを求める問題では使えない

という状態になります。

対策

公式ごとに、次の3点を確認します。

この公式は何を表しているか
何を求めるために使えるか
逆にどの値を求められるか

公式を単なる文字列として覚えず、量同士の関係として理解します。

原因2.公式を使える条件を理解していない

公式は、どのような場合でも使えるとは限りません。

例えば、三平方の定理は、

a²+b²=c²

ですが、直角三角形で使う公式です。

直角がない三角形に、そのまま使うことはできません。

一次関数の式も、

y=ax+b

という形を覚えるだけでは足りません。

  • 変化の割合が一定
  • xとyの関係が一次式
  • グラフが直線

という特徴を理解する必要があります。

対策

公式を覚えるときに、

使える条件
使えない条件
問題文で条件を見抜く言葉

をセットにします。

三平方の定理の例

目的:辺の長さを求める
条件:直角三角形
目印:直角、対角線、垂直
最初の一手:斜辺を確認する

このように整理すると、問題を見たときに使えるか判断しやすくなります。

原因3.問題がどの単元なのか判断できない

問題集では、単元ごとにページが分かれています。

「一次関数」のページなら、一次関数を使うと分かります。

「三平方の定理」のページなら、三平方の定理を使うと分かります。

しかし、定期テストや入試では、問題の上に単元名は書かれていません。

自分で、

この問題は何の問題か

を判断する必要があります。

例えば、

  • 料金と使用量
  • 時間と距離
  • 水槽の水量
  • グラフの変化

などが一次関数の問題として出されることがあります。

文章の表面は違っても、数学的な構造は同じです。

対策

問題を解いた後に、次を言葉にします。

この問題の単元は何か
どの言葉・条件から判断したか
似ている問題には何があるか

答えだけでなく、問題の分類を練習します。

原因4.最初の一手が分からない

数学では、途中の計算よりも、

最初に何をすればよいか

が分からず止まることがあります。

解説の一行目を見ると、その後は解ける場合もあります。

これは、計算力がないのではなく、開始判断ができていない状態です。

一次関数の例

問題を見たら、

変化の割合が分かるか
↓
通る点が分かるか
↓
y=ax+bへ代入する

と進みます。

方程式の文章題の例

何をxと置くか
↓
同じ量を二通りで表す
↓
等しい関係から方程式を作る

図形の証明の例

仮定を確認
↓
結論を確認
↓
合同条件を選ぶ
↓
必要な辺・角を探す

最初の一手を単元ごとに固定すると、問題を始めやすくなります。

原因5.例題の答えを覚えている

問題集を何周もすると、問題を見た瞬間に答えや途中式を思い出すことがあります。

そのため、

「解けるようになった」

と感じます。

しかし、数字や設定が変わると解けない場合は、解法ではなく答えの配置を覚えている可能性があります。

確認方法

問題を解いた後に、次を説明します。

  • なぜこの公式を使ったのか
  • 他の公式ではなぜだめなのか
  • 最初にどの条件を見たのか
  • 数字が変わっても同じ方法か
  • 問題文が変わっても同じ型を見抜けるか

説明できなければ、答えを再生しているだけかもしれません。

原因6.解説を読んで分かった気になっている

数学の解説は、正しい順番で整理されています。

そのため、読むと簡単に感じます。

しかし、自分で解くときは、その順番をゼロから作らなければなりません。

解説を読む
↓
なるほどと思う
↓
次の問題へ進む

だけでは、判断練習が不足します。

正しい流れ

問題を自力で考える
↓
止まった場所を確認する
↓
解説を見る
↓
答えを閉じる
↓
最初から自力で解く
↓
数日後にもう一度解く

解説を見た直後は、短期的に内容を覚えています。

本当に理解したかは、少し時間を空けて確認します。

原因7.途中式を省略しすぎている

数学が得意な人の解答を見ると、途中式が少なく見えることがあります。

それを真似して省略すると、

  • 符号を間違える
  • 数字を写し間違える
  • どこで変形したか分からなくなる
  • 見直しできない

ことがあります。

途中式は、先生へ見せるためだけではありません。

自分の思考を外へ出し、ミスを減らすための記録

です。

書いたほうがよいもの

  • 移項
  • 分母を払う操作
  • 展開
  • 因数分解
  • 公式への代入
  • 単位変換
  • 条件分け

慣れてから省略するのは構いませんが、ミスが多い段階では手順を残します。

原因8.計算力が不安定

解法が正しくても、計算で何度も間違えると正解できません。

よくあるミスは、

  • 正負の符号
  • 分数
  • 小数
  • 展開
  • 因数分解
  • 移項
  • 約分
  • ルート
  • 指数

です。

応用問題ばかり解いても、計算の土台が不安定なら点数は上がりにくくなります。

対策

計算と解法判断を分けて練習します。

毎日10分
↓
基本計算
↓
間違いを種類別に分類
↓
同じ型を解き直す

「計算ミスをしないように気をつける」ではなく、

符号ミス
分数ミス
転記ミス
公式代入ミス

のように原因を特定します。

原因9.問題文を式へ変換できない

文章題では、日本語を数学の式へ変換する必要があります。

例えば、

ある数に3を加えると10になる

なら、

x+3=10

と表します。

しかし、文章が長くなると、

  • 何をxとするか
  • どの量が等しいか
  • 何と何を比較するか

が分からなくなります。

対策

文章題では、いきなり式を書かずに情報を整理します。

何を求めるか
↓
分からない量をxと置く
↓
登場する量を表や図にする
↓
等しい関係を探す
↓
方程式を作る

原因10.図を描かずに考えている

図形、速さ、確率、場合の数などでは、頭の中だけで考えると情報を整理しにくくなります。

問題に図がなくても、自分で描くことが重要です。

図へ書き込むもの

  • 分かっている長さ
  • 求める長さ
  • 角度
  • 平行・垂直
  • 移動方向
  • 時刻
  • 場合分け

きれいな図である必要はありません。

情報を目で見える形へ変えること

が目的です。

原因11.公式の導き方を知らない

すべての公式を毎回証明する必要はありません。

しかし、公式がどこから出てくるかを理解すると、忘れにくくなります。

例えば、台形の面積公式は、

(上底+下底)×高さ÷2

です。

これを文字列として覚えるだけでなく、同じ台形を二つ組み合わせると平行四辺形になる、と理解すると意味が分かります。

公式を忘れたときにも、考え直せる可能性があります。

対策

重要な公式では、

なぜこの形になるか
図でどう説明できるか
以前の公式とどうつながるか

を一度確認します。

原因12.公式同士のつながりが見えていない

数学の公式は、完全に独立しているわけではありません。

例えば、一次関数では、

  • 変化の割合
  • 傾き
  • 二点を通る直線
  • グラフ
  • 方程式

がつながっています。

二次関数では、

  • グラフ
  • 頂点
  • 最大・最小
  • 方程式

が関係しています。

公式を一つずつ別々に覚えると、問題に合わせて組み合わせられません。

対策

単元ごとに関係図を作ります。

式
↓
グラフ
↓
特徴
↓
求められるもの
↓
使用する公式

公式を一覧にするだけでなく、何と何がつながっているか整理します。

原因13.簡単な問題から段階的に進んでいない

基礎が不安定なのに、学校の応用問題や入試問題へ進むと、使う公式を判断できません。

学習の階段は、

公式・定義
↓
教科書例題
↓
基本問題
↓
標準問題
↓
応用問題
↓
過去問

です。

教科書例題を自力で解けない段階なら、応用問題を大量に解くより、例題へ戻るほうが早い場合があります。

簡単な問題へ戻ることは逃げではありません。

判断に必要な基本パターンを作ること

です。

原因14.一問に長時間かけすぎている

数学では、考える時間も必要です。

しかし、一問に30分、1時間と止まり続けると、学習量が不足します。

特に、基礎知識がない問題は、長く考えても解法が出ないことがあります。

時間の区切り方

基本問題:2〜5分
標準問題:5〜10分
応用問題:10〜15分

など、自分なりの上限を決めます。

一定時間考えて方針が出なければ、

  • 例題を見る
  • ヒントを見る
  • 解説を見る
  • 質問する

へ進みます。

重要なのは、解説を見た後に自力で解き直すことです。

原因15.公式集を眺めるだけになっている

テスト前に公式一覧を見ることは役立ちます。

しかし、公式を見て、

「覚えている」

と感じるだけでは不十分です。

必要なのは、公式を思い出す練習と、問題で選ぶ練習です。

おすすめの確認方法

公式名だけを見て、

公式を書けるか
目的を説明できるか
使用条件を言えるか
典型問題を思い出せるか
最初の一手を言えるか

を確認します。

さらに、短い問題で実際に使います。

数学の公式を正しく覚える5点セット

公式は、次の5点と一緒に覚えます。

1.公式
2.目的
3.使用条件
4.問題の目印
5.最初の一手

例:三平方の定理

公式:a²+b²=c²
目的:直角三角形の辺を求める
条件:直角三角形
目印:直角、対角線、垂直
最初の一手:斜辺を確認する

例:一次関数

公式:y=ax+b
目的:xとyの一次的な関係を表す
条件:変化の割合が一定
目印:一定ずつ増減、直線、二点
最初の一手:傾きと通る点を確認する

例:速さ

公式:速さ=距離÷時間
目的:速さ・距離・時間を求める
条件:それぞれの量が対応している
目印:移動、到着、出発、往復
最初の一手:単位と区間を確認する

この形で覚えると、実際の問題で使いやすくなります。

数学問題を見たときの5ステップ

数学の問題を開いたら、すぐ計算を始めるのではなく、次を確認します。

ステップ1.何を求めるか

問題の最後を確認します。

  • xの値
  • 面積
  • 確率
  • 最大値
  • 証明
  • グラフ

何を答えるのかを明確にします。

ステップ2.何が与えられているか

  • 数値
  • グラフ
  • 図形条件
  • 平行・垂直

を拾います。

ステップ3.どの単元・型か

過去に解いた基本問題と結びつけます。

ステップ4.何を使うか

公式、定理、考え方を選びます。

ステップ5.最初に何を書くか

式、図、表、文字設定などを決めます。

求めるもの
↓
条件
↓
単元
↓
道具
↓
最初の一手

この手順を毎回繰り返します。

数学の問題を○△×へ分類する

問題集を解いたら、正解・不正解だけで分けません。

○:迷わず解法を選び、自力で解けた
△:正解したが、公式選択や途中で迷った
×:解法が分からない、解説を見た

特に重要なのが△です。

答えが合っていても、

  • 偶然公式を選んだ
  • 時間がかかった
  • 途中で何度も戻った

場合は、まだ安定していません。

二周目以降は、△と×へ集中します。

間違いを原因別に分類する

数学の間違いは、次のように分けられます。

知:公式・知識不足
条:使用条件の見落とし
型:問題の型を判断できない
初:最初の一手が出ない
計:計算ミス
読:問題文の読み違い
時:時間不足

例えば、

×初

なら、最初の一手が出なかった問題です。

△条

なら、条件判断に迷った問題です。

原因が分かれば、対策も決まります。

解き直しで確認すること

解き直しでは、答えを再現するだけでなく、次を確認します。

この問題は何の型か
どの条件へ注目するか
なぜこの公式を使うか
最初に何を書くか
どこで間違えやすいか

解法を一行でまとめます。

二点が与えられた一次関数
→ まず傾きを求め、点を代入して切片を出す
直角三角形の辺
→ 斜辺を確認して三平方の定理
割合の文章題
→ 基準量・割合・比較量を整理する

この一行が、次回の最初の一手になります。

同じ問題を何周すればよいか

全問題を同じ回数解く必要はありません。

1周目:全問題
2周目:△と×
3周目:まだ迷う問題
4周目:時間がかかる問題

と対象を絞ります。

完成基準は、

何周したか

ではなく、

問題を見て解法と最初の一手を自力で言えるか

です。

類題を解くことが重要

同じ問題だけを繰り返すと、答えを覚えることがあります。

理解を確認するには、類題を解きます。

類題とは、

  • 数字が違う
  • 聞かれ方が違う
  • 図の向きが違う
  • 条件の順番が違う
  • 文章設定が違う

ものの、使う考え方は同じ問題です。

同じ公式を、異なる見た目の問題で使えるようにします。

中学数学で公式を使えないときの確認順

中学数学では、次の土台を確認します。

正負の数
↓
文字式
↓
方程式
↓
比例・反比例
↓
一次関数
↓
図形
↓
確率・資料

現在の問題で止まっている場合、前の単元が原因かもしれません。

例えば一次関数が苦手でも、実際には、

  • 座標を読めない
  • 方程式を解けない
  • 分数計算で止まる

ことがあります。

現在の公式だけを覚え直すのではなく、必要な前提へ戻ります。

高校数学で公式を使えないときの確認順

高校数学では、公式が増え、問題の型も多くなります。

基本の流れは、

中学計算
↓
定義
↓
公式
↓
教科書例題
↓
基本問題
↓
標準問題
↓
入試問題

です。

高校数学では特に、

  • 定義域
  • 場合分け
  • 文字の条件
  • グラフ
  • 証明

など、条件の確認が重要になります。

公式を覚えるときに、適用範囲を必ず確認します。

単元別・最初の一手の例

方程式

何をxと置くか
↓
等しい二つの量を探す
↓
方程式を作る

一次関数

傾きが分かるか
↓
通る点が分かるか
↓
y=ax+bへ代入

二次関数

何を求めるか
↓
式の形・定義域を確認
↓
平方完成・グラフを使う

図形の証明

仮定
↓
結論
↓
合同・相似条件
↓
必要な辺・角

確率

起こり得る全場合
↓
条件に合う場合
↓
漏れ・重複を確認

速さ

誰がどの区間を動くか
↓
単位をそろえる
↓
距離・速さ・時間を表にする

割合

基準量
↓
割合
↓
比較量

単元ごとに、最初の一手を短く持っておきます。

数学の一日学習モデル

基礎計算10分

分数、符号、展開などを練習します。

例題確認15分

公式の目的・条件・最初の一手を確認します。

問題演習30分

答えを見ずに解き、○△×を付けます。

解き直し15分

△と×を解き、解法を一行でまとめます。

計算
↓
理解
↓
演習
↓
解き直し

の順です。

数学の一週間モデル

月曜日

公式・定義と教科書例題。

火曜日

基本問題を解く。

水曜日

△と×を解き直す。

木曜日

数字や設定が違う類題を解く。

金曜日

最初の一手を口頭で高速確認する。

土曜日

標準問題・テスト形式へ進む。

日曜日

一週間の間違いを再確認する。

新しい問題を進める日と、判断を固める日を分けます。

保護者ができる数学学習の支援

保護者が問題の解き方をすべて教える必要はありません。

家庭で支援しやすいのは、次の質問です。

この問題は何を求めるの?

どの条件を使うの?

どの公式を使うと思う?

最初に何を書く?

どこまでは分かっている?

答えを教えるのではなく、考える順番を整理します。

保護者が避けたい声かけ

「公式を覚えていないから解けない」

公式は分かっている? 使う条件で迷った?

「同じ問題を何回もやりなさい」

答えではなく、最初の一手を説明できる?

「計算ミスに気をつけなさい」

符号・分数・転記のどこで間違えた?

「解説をよく読みなさい」

解説を閉じた後、最初から解ける?

「数学はセンスだから仕方ない」

どの問題の型と判断手順がまだ分からない?

能力の問題として終わらせず、止まった工程を探します。

数学の公式を使えるようになるチェックリスト

次の項目を確認してみてください。

  • 公式を何も見ずに書ける
  • 公式の目的を説明できる
  • 公式を使える条件を説明できる
  • 使えない場合も分かる
  • 問題の単元を判断できる
  • 最初の一手を言える
  • 教科書例題を自力で再現できる
  • 数字が変わった類題を解ける
  • 正解した問題にも△を付けている
  • 解説を閉じて解き直している
  • 計算ミスを種類別に分けている
  • 図や表を使って情報を整理している
  • 前提となる単元へ戻っている
  • 数日後にも同じ判断ができる

当てはまらない項目が多い場合、公式の暗記量を増やす前に、目的・条件・最初の一手を整理する必要があります。

数学の公式を使えるようにする

公式は「覚えるもの」ではなく、「条件を見て選び、目的に合わせて使う道具」として学ぶ。

流れにすると、

何を求めるか
↓
条件は何か
↓
どの型か
↓
何を使うか
↓
最初に何を書くか
↓
計算する

です。

数学で手が止まったときは、

「どの公式だったか」

だけでなく、

何を求める問題なのか
どの条件を見落としているのか
最初に何を書けばよいのか

を確認してください。

学習塾フィンランドの数学指導

学習塾フィンランドでは、

神授業×神勉強法×少人数

を軸に、公式を一方的に暗記させるだけの数学指導は行いません。

基本的な流れは次のとおりです。

現在の答案・問題集を確認する
↓
どこで止まっているか分析する
↓
必要なら前の単元へ戻る
↓
公式の目的・条件を説明する
↓
教科書例題を自力で再現する
↓
問題を○△×へ分ける
↓
△と×を解き直す
↓
最初の一手を高速確認する
↓
類題・テスト問題で確認する

少人数制のため、生徒ごとに、

  • 戻るべき計算・単元
  • 覚える公式
  • 公式を使う条件
  • 問題の目印
  • 最初の一手
  • 書いて解く問題
  • 口頭で確認できる問題
  • 学校ワーク・受験問題集の進め方

を調整します。

水戸市で数学の公式の使い方から教える塾を探している方へ

学習塾フィンランドは、水戸市大工町にある少人数制の学習塾です。

中学生・高校生を中心に、

  • 中学数学
  • 高校数学
  • 定期テスト対策
  • 高校受験
  • 大学受験
  • 学校ワークの進捗管理
  • 計算の学び直し
  • 公式の使い分け
  • 解法の最初の一手
  • 高速回転学習

に対応しています。

次のような方は、公式をさらに暗記する前に、問題の判断手順を整理する必要があるかもしれません。

  • 公式を覚えているのに問題を解けない
  • 解説の一行目を見れば解ける
  • 数字が変わると分からなくなる
  • 文章題で式を作れない
  • どの公式を使うか判断できない
  • 途中式を省略してミスが多い
  • 教科書例題は分かるがテストで解けない
  • 数学の問題集を何周しても点数が上がらない

無料体験・学習相談

無料相談では、

  • 現在の学年
  • 数学の定期テスト・模試の得点
  • 苦手な単元
  • 計算力
  • 公式の理解状況
  • 学校ワークの進め方
  • 問題集の正答率
  • 解説を見ずに解けるか
  • 文章題・図形・関数の状況
  • 高校受験・大学受験の目標

などを確認します。

そのうえで、

どの単元へ戻り、どの公式を、どの条件・問題の型と結びつけるか

を整理します。

水戸市で、数学の公式を覚えても問題を解けない、文章題や関数で最初の一手が出ない、基礎から解法判断を身につけたいという方は、学習塾フィンランドまでご相談ください。

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