「英単語帳がいつまでたっても終わらない」
「前半は覚えたけれど、後半へ進む頃には最初を忘れている」
「一語ずつ丁寧に覚えているのに、長文では意味が出てこない」
「英単語に時間を使いすぎて、文法や長文へ進めない」
このような悩みを抱えている中学生・高校生は少なくありません。
英語の勉強では、英単語が重要です。
しかし、重要だからこそ、一語ずつ時間をかけて完璧に覚えようとすると、単語帳全体がなかなか終わりません。
英単語学習で大切なのは、
1回で完璧に覚えることではなく、短期間で全範囲へ触れ、忘れる前に何度も再会すること
です。
学習塾フィンランドでは、英単語帳を長期間かけて一周するのではなく、高速回転で早く全体を終わらせ、その後に何度も繰り返す方法を重視しています。
- 英単語帳は「早く一周する」ことが重要
- 1語ずつ完璧に覚える方法が遅くなりやすい理由
- 英単語は「深さ」より先に「広さ」を作る
- 「英単語を覚える」の本当の意味
- 英単語帳の1周目は、覚えようとしすぎない
- 1日に何語回すべきか
- 英単語帳を早く終わらせる具体的方法
- 英単語は朝・昼・夜に分けると回しやすい
- 書いて覚えるべきか
- 英語から日本語だけでよいのか
- 単語の意味は一つだけ覚えればよいのか
- 英単語帳だけでは定着しない
- 英文法や長文を止めてまで英単語だけをやるべきか
- 高校受験の英単語高速回転
- 大学受験の英単語高速回転
- 英検対策の英単語高速回転
- 高速回転で失敗するパターン
- 英単語高速回転の1週間モデル
- 英単語は「早く終わらせて、ずっと続ける」
- 学習塾フィンランドの英単語高速回転
- 英単語が覚えられないのは、能力不足とは限らない
- 水戸市で英語の勉強法から学べる塾を探している方へ
- 無料体験・学習相談を受け付けています
英単語帳は「早く一周する」ことが重要
例えば、1,500語の英単語帳があるとします。
1日10語ずつ完璧に覚えようとすると、一周するまで150日かかります。
約5か月です。
その頃には、最初の100語をほとんど忘れている可能性があります。
一方、1日300語ずつ確認すれば、5日で全範囲へ触れられます。
もちろん、5日ですべてを完全に覚えるわけではありません。
1周目の目的は、
どの単語を知っていて、どの単語を知らないかを確認すること
です。
その後、2周目、3周目、4周目と回していきます。
1周目:知っている・知らないを分ける
↓
2周目:知らない単語を重点的に見る
↓
3周目:迷う単語を減らす
↓
4周目:英語を見てすぐ意味を出す
↓
5周目以降:長文の中でも反応できる状態へ近づける
英単語帳は、一周で完成させる教材ではなく、何周もして完成度を上げる教材です。
1語ずつ完璧に覚える方法が遅くなりやすい理由
英単語を一語ずつ丁寧に覚えること自体は、悪い方法ではありません。
しかし、すべての単語に同じ時間をかけると、効率が下がります。
すでに知っている単語にも時間を使ってしまう
例えば、
- important
- different
- problem
- decide
- improve
など、すでに意味が分かる単語まで毎回丁寧に確認する必要はありません。
知っている単語は数秒で通過し、分からない単語へ時間を使うべきです。
一語に時間をかけても忘れる
一つの単語を5分間見続けても、その後に一度も触れなければ忘れることがあります。
反対に、一回の学習が短くても、
- 朝
- 昼
- 夜
- 翌日
- 3日後
- 1週間後
と何度も見れば、記憶に残りやすくなります。
英単語では、一回の長さよりも、出会う回数が重要です。
単語帳の後半へ到達できない
前半の単語を完璧にしようとしている間、後半の単語には一度も触れません。
しかし、模試や入試では、単語帳の前半だけから出題されるわけではありません。
全範囲を早く見渡すことで、
- 知っている単語
- 見たことがある単語
- 完全に知らない単語
を把握できます。
英単語は「深さ」より先に「広さ」を作る
英単語学習では、最初からすべての情報を覚えようとする人がいます。
例えば、一つの単語について、
- 日本語訳
- 発音
- アクセント
- 品詞
- 派生語
- 類義語
- 反意語
- 例文
- 熟語
- 語源
を一度に覚えようとします。
これでは一語に時間がかかりすぎます。
最初の周回では、まず、
英語を見て、中心的な意味が分かるか
を確認します。
例えば、
maintain
→ 維持する
require
→ 必要とする
increase
→ 増える・増やす
という程度で構いません。
その後、何度も回す中で、
- 品詞
- 派生語
- 複数の意味
- 語法
- 例文
を追加していきます。
1周目:中心的な意味
2周目:意味を即答
3周目:品詞と発音
4周目:複数の意味
5周目:例文・語法・派生語
このように、広く触れてから深くするほうが進みやすくなります。
「英単語を覚える」の本当の意味
英単語帳を見て、
「この単語、見たことがある」
と思うだけでは、覚えたことにはなりません。
英単語の習得には段階があります。
見たことがある
↓
選択肢があれば意味を選べる
↓
少し考えれば意味が出る
↓
見た瞬間に意味が出る
↓
長文の中でも止まらず読める
↓
英作文や会話でも使える
入試の長文読解で必要なのは、少なくとも、
英単語を見た瞬間に、文脈に合う意味が大まかに出ること
です。
一語ごとに5秒、10秒と考えていたら、長文を時間内に読み終えられません。
そのため、高速回転学習では、単に暗記数を増やすだけでなく、反応速度を上げることも目的にします。
英単語帳の1周目は、覚えようとしすぎない
1周目から覚えようとすると、進まなくなります。
最初の一周は、次のように判断します。
○:すぐ意味が出る
△:見たことはあるが迷う
×:分からない
○の単語には時間をかけません。
△と×へ印を付けて進みます。
例えば、300語を確認するときは、
1語を見る
↓
1〜2秒で意味が出るか確認
↓
出れば次へ
↓
出なければ意味を見て印を付ける
↓
次へ進む
という形です。
一つの単語で止まり続けないことが重要です。
1日に何語回すべきか
学年や英語力によって異なりますが、高速回転を目的とするなら、少ない語数を完璧にするより、ある程度まとまった範囲を回します。
目安としては、
英語がかなり苦手な人
1日100〜200語
高校受験・英検3級から準2級程度
1日200〜400語
大学受験・英検2級程度
1日300〜600語
受験直前や単語帳の復習段階
1日500〜1,000語
ただし、これはすべてを覚える語数ではありません。
確認する語数です。
1語に1〜2秒で判断すれば、300語でも10分から20分程度で確認できます。
分からない単語だけを繰り返せば、徐々に必要時間は短くなります。
英単語帳を早く終わらせる具体的方法
1.最初に期限を決める
「毎日少しずつやる」ではなく、一周を何日で終えるか決めます。
例えば1,500語なら、
1日300語
→ 5日で一周
1日500語
→ 3日で一周
という形です。
最初から一か月以上かけないことが重要です。
2.一語の滞在時間を短くする
1〜2秒考えて意味が出なければ、答えを見ます。
その場で無理に思い出そうとし続ける必要はありません。
答えを確認したら次へ進み、次の周回で再び思い出します。
3.知らない単語へ印を付ける
すべての単語を同じ回数見るのではなく、分からない単語へ印を付けます。
例えば、
×:全く分からない
△:少し迷う
○:即答できる
と分類します。
2周目以降は、×と△を中心にします。
4.音声も短時間で使う
発音を無視すると、リスニングや音読で困ることがあります。
ただし、最初から一語ずつ発音記号を細かく分析する必要はありません。
音声を聞きながら、
単語を見る
↓
音を聞く
↓
意味を確認する
↓
短く発音する
という流れで回します。
5.毎日ゼロにしない
英単語は、一日休むだけで大きく崩れるわけではありません。
しかし、数日間まったく触れないと、再開時の負担が増えます。
忙しい日でも、
100語だけ確認する
10分だけ回す
印を付けた単語だけ見る
など、接触を切らさないことが大切です。
英単語は朝・昼・夜に分けると回しやすい
一度に500語を見るのが大変なら、分割します。
例えば1日300語なら、
朝:1〜100語
昼:101〜200語
夜:201〜300語
でも構いません。
さらに夜に、
朝と昼に間違えた単語だけ再確認
すると、同じ日に複数回触れられます。
通学・通勤時間、休み時間、入浴前など、短い時間を使う方法も有効です。
書いて覚えるべきか
英単語を何度も書いて覚える方法は、スペルを覚える場面では役立ちます。
しかし、すべての単語を10回ずつ書くと、非常に時間がかかります。
最初の高速回転では、書くよりも、
- 見る
- 意味を思い出す
- 音を聞く
- 発音する
ことを優先します。
書くのは、次のような単語に絞ります。
- 何度もスペルを間違える
- 英作文で使いたい
- 学校の小テストで書かされる
- 発音とスペルが結びつかない
- 似た単語と混同する
つまり、
全単語を均等に書くのではなく、書く必要がある単語だけ書く
という方法です。
英語から日本語だけでよいのか
最初は、英語を見て日本語の意味を答える方向を優先します。
長文読解では、英語から意味を理解する必要があるからです。
English
→ 日本語・イメージ
を高速で作ります。
その後、英作文や英検のライティング対策では、
日本語・伝えたい内容
→ English
の方向も練習します。
読むための単語と、使うための単語では、必要な完成度が違います。
最初からすべての単語を自由に書ける状態にしようとすると、時間がかかりすぎます。
単語の意味は一つだけ覚えればよいのか
一周目は、中心的な意味を一つ覚えて構いません。
例えば、
issue
→ 問題
から始めます。
その後、長文や問題の中で、
- 問題
- 論点
- 発行する
- 発行物
などの意味へ広げます。
最初から辞書に載っている意味をすべて覚える必要はありません。
ただし、頻出の多義語は、周回が進んだ段階で複数の意味を確認します。
例えば、
- address
- present
- subject
- matter
- charge
- account
- figure
などは、文脈によって意味が変わりやすい単語です。
英単語帳だけでは定着しない
高速回転で単語帳を何周しても、長文の中で使わなければ、実戦的な意味判断が弱いままになることがあります。
そのため、
単語帳で意味を覚える
↓
短文で使い方を見る
↓
長文の中で出会う
↓
再び単語帳へ戻る
という往復が必要です。
長文の中で単語を見ると、
- どの品詞として使われているか
- どの前置詞と結びつくか
- どの意味が使われているか
- どの単語と一緒に使われるか
が分かります。
単語帳を終えてから長文を始めるのではなく、ある程度覚えたら並行して進めます。
英文法や長文を止めてまで英単語だけをやるべきか
英単語が不足している場合、最初の1〜2週間は単語へ多めに時間を使っても構いません。
ただし、単語帳を完璧にするまで文法や長文を停止する必要はありません。
おすすめは、
英単語:毎日高速回転
英文法:毎日または隔日
長文:週2〜4題
リスニング:短時間でも継続
という並行学習です。
英単語は英語学習の入口ですが、英単語だけで入試問題が解けるわけではありません。
早く一周して、英文法・英文解釈・長文読解へ時間を回すことが大切です。
高校受験の英単語高速回転
高校受験では、中学校で習う基本単語を早く固める必要があります。
まず、
- 動詞
- 形容詞
- 名詞
- 前置詞
- 疑問詞
- 接続詞
など、文章の骨組みになる単語を優先します。
特に動詞が分からないと、
誰が何をしたのか
が読めません。
高校受験生は、単語帳を一日数ページだけ進めるのではなく、短期間で全範囲へ触れ、長文問題の中でも確認します。
大学受験の英単語高速回転
大学受験では、必要な単語数が多くなります。
そのため、単語帳一冊に半年以上かけていると、英文解釈や長文演習が遅れます。
高校2年生や高校3年生の初期段階では、
2週間以内に一周
↓
1か月で3〜5周
↓
その後は苦手単語を重点復習
という形を目指します。
大学受験では、単語の中心的な意味だけでなく、
- 多義語
- 派生語
- 熟語
- 語法
- 抽象語
- 文脈による意味変化
も必要になります。
ただし、これも最初から全部覚えるのではなく、周回ごとに追加します。
英検対策の英単語高速回転
英検では、語彙問題だけでなく、長文、リスニング、英作文、面接でも単語力が必要です。
級が上がるほど、抽象的な単語が増えます。
例えば英検2級では、
- 環境
- 教育
- 科学技術
- 社会問題
- 健康
- 国際問題
などのテーマが扱われます。
単語帳では、意味だけでなく、英作文で使いやすい単語や表現も確認します。
重要語彙を高速回転
↓
長文で確認
↓
英作文で使用
↓
面接で発話
と使うことで定着しやすくなります。
高速回転で失敗するパターン
ページをめくるだけになる
速く見ることだけが目的になると、何も思い出さずに終わります。
単語を見るたびに、
意味が出るか
を必ず確認します。
一周しただけで終わる
高速で一周しても、一度しか見なければ定着しません。
高速回転は、周回数を増やすための方法です。
発音を無視する
文字だけで覚えると、リスニングで同じ単語を認識できないことがあります。
最低限、音声を聞き、発音と意味を結びつけます。
すべての単語を同じ回数見る
即答できる単語を何度も見る必要はありません。
分からない単語や迷う単語へ集中します。
単語帳を何冊も同時に始める
複数の単語帳へ手を出すと、どれも中途半端になりやすくなります。
まず一冊を高速回転で仕上げます。
英単語高速回転の1週間モデル
1,400語程度の単語帳なら、次のように進められます。
月曜日
1〜300語を確認する。
火曜日
301〜600語を確認し、前日の×だけ復習する。
水曜日
601〜900語を確認し、これまでの×を復習する。
木曜日
901〜1,200語を確認する。
金曜日
1,201〜1,400語を確認し、全範囲を一周する。
土曜日
×と△だけを全範囲から確認する。
日曜日
全範囲をもう一度高速で回し、長文問題を解く。
翌週は、1周目よりも速くなります。
1周目:意味を確認する時間が長い
2周目:知っている単語が増える
3周目:迷う単語だけになる
4周目:即答の精度を上げる
英単語は「早く終わらせて、ずっと続ける」
英単語帳は、早く終わらせるべきです。
ただし、早く一周したら完全に終了する、という意味ではありません。
正しくは、
全範囲へ早く触れ、その後は短時間で何度も維持する
ということです。
早く一周する
↓
何周もする
↓
苦手語だけに絞る
↓
長文で使う
↓
定期的に全体を確認する
英単語学習は、最初に重く行い、徐々に軽くしていきます。
いつまでも単語帳の前半だけを丁寧に進めるのではなく、早く全体を見て、必要な単語へ集中します。
学習塾フィンランドの英単語高速回転
学習塾フィンランドでは、英単語を一語ずつ長時間かけて覚えるのではなく、
英語を見る
↓
意味を即答する
↓
迷った単語へ印を付ける
↓
分からない単語だけ再確認する
↓
短期間で全体を回す
という流れを重視しています。
さらに、
- 英文法
- 英文解釈
- 長文読解
- リスニング
- 英作文
- 英検対策
と組み合わせます。
単語帳だけを覚えて終わるのではなく、実際の英文で使える単語力を目指します。
英単語が覚えられないのは、能力不足とは限らない
英単語を覚えられないと、
「自分は記憶力が悪い」
「英語に向いていない」
と思ってしまうことがあります。
しかし、原因が、
- 一語に時間をかけすぎている
- 単語帳を一周する期間が長すぎる
- 復習回数が少ない
- 意味を思い出す練習をしていない
- 知っている単語にも時間を使っている
- 単語帳だけで終わっている
こともあります。
覚えられないときは、自分を責めるより、回し方を変えることが重要です。
1回で覚えられなくても、5回、10回と出会えばよい。
これが高速回転学習の基本です。
水戸市で英語の勉強法から学べる塾を探している方へ
学習塾フィンランドは、水戸市大工町にある少人数制の学習塾です。
中学生・高校生を対象に、
- 英単語の覚え方
- 英文法
- 長文読解
- 定期テスト対策
- 高校受験
- 大学受験
- 英検対策
- 学習計画の作成
を行っています。
英単語を大量に書かせるだけではなく、
- 何語ずつ回すか
- 何日で一周するか
- どの単語を重点復習するか
- いつ長文へ進むか
- どのように維持するか
まで設計します。
無料体験・学習相談を受け付けています
英単語帳が終わらない方、何度覚えても忘れてしまう方は、現在の学習状況をお聞かせください。
無料相談では、
- 現在の学年
- 目標とする高校・大学・英検級
- 使用している英単語帳
- 一日に覚えている語数
- 一周にかかっている期間
- 長文読解の状況
- 英語の得点
- 一週間の学習時間
などを確認します。
そのうえで、現在の英語力と目標に合わせた高速回転の方法をご提案します。
水戸市で英語の勉強法から教える塾、英検対策、高校受験・大学受験に対応した少人数制学習塾をお探しの方は、学習塾フィンランドまでご相談ください。

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