「英作文になると急に何も書けなくなる」
「日本語では言いたいことがあるのに、英語にできない」
「単語は知っているのに文章が作れない」
「英検や大学受験の英作文で手が止まる」
「文法問題は解けるのに、自分で英文を書くとミスが増える」
高校英語で、このような悩みは非常に多いです。
英作文が苦手になる大きな原因の一つは、
日本語をそのまま英語へ変えようとすること
です。
日本語と英語では、語順も動詞の使い方も異なります。
そのため、
日本語
↓
単語を一語ずつ英語へ変換
ではなく、
日本語を簡単にする
↓
主語を決める
↓
動詞を決める
↓
動詞の後ろの形を決める
↓
必要な情報を足す
という順番で考えると、英作文はかなり作りやすくなります。
一行まとめ
英作文は「日本語を訳す」のではなく、「英語の語順で文を作り直す」。
高校生が英作文を書けない5つの原因
英作文が書けない原因を、「英語が苦手」でまとめないことが重要です。
主に次のように分けられます。
- 日本語をそのまま訳そうとしている
- 主語と動詞を最初に決めていない
- 動詞の使い方が曖昧
- 難しい英語を書こうとしている
- 英作文を実際に書く量が少ない
順番に見ていきます。
原因1.日本語をそのまま英語にしようとしている
例えば、
私は将来、海外の人々とコミュニケーションを取ることができるようになるために、英語を勉強することが重要だと思います。
これをそのまま英語にしようとすると、かなり難しくなります。
まず日本語を簡単にします。
私は英語を勉強することは重要だと思います。
英語を使えば、海外の人と話せます。
これなら英文も作りやすくなります。
例えば、
I think studying English is important.
We can communicate with people from other countries in English.
のように分けられます。
英作文では、
難しい日本語をそのまま英語にできる力
より、
自分が書ける日本語へ一度変換する力
が役立ちます。
日本語を簡単にする3つの方法
1.一文を二文に分ける
長い日本語を、一文の英語に全部詰め込まなくて構いません。
例えば、
スマートフォンはさまざまな情報を短時間で調べられるため、高校生にとって便利な道具です。
を、
Smartphones are useful for high school students.
They can find information quickly.
と分けても意味は伝わります。
2.難しい表現を簡単な表現へ変える
例えば、
環境問題の解決に貢献する
が難しいなら、
help protect the environment
のように、自分が使える表現へ変えます。
英作文は、日本語の表現力を競うものではありません。
3.具体的にする
「社会に良い影響を与える」
と書こうとして止まるなら、
It can save time.
It can help students learn.
People can get information easily.
など、具体的な理由へ変えます。
原因2.主語と動詞を最初に決めていない
英語では、
主語+動詞
が文の中心です。
ところが英作文が苦手な高校生は、日本語の最初から順番に英単語へ置き換えようとします。
例えば、
日本では多くの高校生がスマートフォンを勉強に使っています。
日本語の「日本では」から考え始める必要はありません。
まず、
誰が?
many high school students
何をする?
use
です。
すると、
Many high school students use smartphones …
まで作れます。
最後に、
for studying
in Japan
などを付けます。
基本手順
誰が?
↓
何をする?
↓
何を?
↓
どこで・いつ・なぜ?
この順番です。
英作文では動詞を先に決める
英語では、動詞によって後ろの形が変わります。
例えば、
私は音楽を聞きます。
なら、
listen
を使います。
しかし、
listen music
ではありません。
listen to music
です。
一方、
hear music
なら、目的語を直接取れます。
つまり、
「聞く」という日本語
だけでは英作文を作れません。
どの動詞を選び、その動詞が後ろに何を取るか
まで判断する必要があります。
自動詞・他動詞が英作文で重要な理由
例えば、
私は駅に着きました。
なら、
arrive at the station
です。
一方、
reach the station
なら前置詞は不要です。
arrive
I arrived at the station.
reach
I reached the station.
日本語ではどちらも「駅に着いた」です。
しかし英語の形は異なります。
そのため、動詞は、
arrive=到着する
ではなく、
arrive at/in
まで覚えます。
日本語の助詞を英語の前置詞へ直訳しない
日本語では、
駅に着く
部屋に入る
彼女と結婚する
問題について話し合う
などがあります。
しかし、
「に」=to
「と」=with
「について」=about
とは限りません。
例えば、
enter the room
marry her
discuss the problem
です。
英作文では、
日本語の助詞
ではなく、
英語の動詞が要求する形
を優先します。
原因3.単語を「意味」だけで覚えている
例えば、
provide=提供する
だけ覚えていても、英作文で使えないことがあります。
使うときは、
provide A with B
などの形を知っていると便利です。
例えば、
The school provides students with computers.
です。
単語学習では、
単語
↓
日本語訳
だけではなく、
単語
↓
よく使われる型
↓
短い例文
まで確認すると、英作文へつながります。
英作文用の単語暗記
例えば、
suggest
意味だけ:
提案する
ではなく、
suggest doing
など、実際の形も確認します。
prevent
prevent A from doing
help
help A do
などです。
高校英語では、単語と英文法を完全に別物として考えないことが重要です。
原因4.難しい英語を書こうとしている
英作文では、
高校生らしい難しい英文を書かなければ
と思うことがあります。
しかし、難しい単語・構文を使うほどミスの可能性も増えます。
例えば、
It is extremely beneficial for adolescents to acquire the ability to communicate internationally.
のような英文を無理に作るより、
English is useful for students.
They can communicate with many people.
のように、自分が確実に作れる英文から始めるほうが安定します。
一行まとめ
難しい英文より、簡単で間違いにくい英文を作る。
英作文では「中学英語」が非常に強い
英作文というと、高校英文法を大量に使わなければいけないように感じます。
しかし、
- I think …
- I like …
- I want to …
- We can …
- It is important to …
- There are …
- If …, …
- Because …
など、中学英語レベルの表現でもかなり多くの内容を伝えられます。
つまり、高校生の英作文が苦手なら、
難しい高校文法を追加する
前に、
中学英文法を自由に使える状態
を目指す価値があります。
原因5.文法問題を解くだけで「作る練習」をしていない
英文法問題では、
空欄へ正しい選択肢を入れる
ことが多いです。
しかし英作文では、
何もない状態から文を作る
必要があります。
これは別の能力です。
例えば、
I ( ) soccer yesterday.
でplayedを選ぶことと、
「私は昨日サッカーをしました」
を、
I played soccer yesterday.
とゼロから作ることは違います。
そのため、英作文を上達させるには、
実際に英文を作る
練習が必要です。
英作文は「一文練習」から始める
いきなり100語以上の文章を書こうとすると大変です。
最初は短文で十分です。
例えば、
私は毎日英語を勉強します。
↓
I study English every day.
私は将来海外へ行きたいです。
↓
I want to go abroad in the future.
英語は高校生にとって重要です。
↓
English is important for high school students.
このような短い文を繰り返します。
英作文の基本5ステップ
日本語を見たら次の順番で考えます。
STEP1 日本語を簡単にする
難しい文章なら分けます。
STEP2 主語を決める
誰が・何が。
STEP3 動詞を決める
何をする・どういう状態か。
STEP4 動詞の後ろを作る
目的語、補語、前置詞など。
STEP5 時間・場所・理由を追加する
最後に修飾部分を付けます。
例題1「私は昨日図書館で英語を勉強しました」
まず、
主語
I
動詞
studied
何を?
English
ここまでで、
I studied English.
です。
そこへ、
いつ?
yesterday
どこで?
at the library
を足します。
I studied English at the library yesterday.
となります。
例題2「私は英語を勉強することは重要だと思います」
日本語を一度分解します。
私は思います。
英語を勉強することは重要です。
すると、
I think …
から始められます。
後ろに、
studying English is important
を置けば、
I think studying English is important.
となります。
例題3「スマートフォンは生徒が情報を得るのに役立ちます」
難しければ、
Students can get information with smartphones.
のように、自分が書ける形へ変えることもできます。
必ずしも元の日本語と全く同じ構造にする必要はありません。
英検・大学受験の意見英作文は「型」を作る
意見を書くタイプの英作文では、毎回構成から悩まないことが重要です。
基本的には、
自分の意見
↓
理由1
↓
説明・具体例
↓
理由2
↓
説明・具体例
↓
結論
という流れで考えられます。
実際の出題形式や条件は、受験する試験の最新の問題・公式案内に合わせてください。
最初の一文を固定する
例えば意見問題なら、
I think …
I agree with the idea that …
など、自分が使いやすい始め方を持っておくと楽になります。
毎回最初の一文から悩まなくて済みます。
理由の出し方が分からない場合
英語以前に、
理由が思いつかない
ことがあります。
その場合は、理由の候補をいくつか持っておくと便利です。
例えば、
- time
- money
- health
- environment
- education
- communication
- convenience
- safety
などです。
例:「高校生はスマートフォンを学習に使うべきか」
理由が思いつかなければ、
education
Students can learn many things.
time
They can find information quickly.
convenience
They can study anywhere.
などから考えられます。
難しい社会問題を考える必要はありません。
英作文は「理由→英語」ではなく「書ける理由」を選ぶ
日本語で立派な理由を思いついても、英語にできなければ時間がかかります。
例えば、
世界規模で進行する情報化社会に適応できる
と書きたいとしても、英語が難しければ、
Students can get information quickly.
へ変えます。
英作文では、
一番すごい理由
ではなく、
自分が英語で説明できる理由
を選ぶことも大切です。
英作文で使いやすい基本表現
意見
I think …
I believe …
理由
because …
One reason is that …
追加
Also, …
In addition, …
例
For example, …
可能
can
必要
need to
重要
It is important to …
便利
It is useful to …
こうした基本表現を実際の英文で使えるようにします。
同じ表現ばかりでも最初は問題ない
英作文初心者が、
every sentenceでI thinkを使ってしまう
などを気にしすぎる必要はありません。
まず、
正しい英文を作れる
ことを優先します。
慣れてきたら表現の種類を増やします。
英作文で時制を確認する
英文を作ったら、
いつの話か
を確認します。
現在
I study English every day.
過去
I studied English yesterday.
未来
I will study English tomorrow.
日本語では動詞の形があまり大きく変わらない場合でも、英語では時制によって形が変わります。
三単現も確認する
例えば、
My brother plays soccer.
です。
主語が、
he / she / it
などの三人称単数で現在形なら、動詞に変化が必要になる場合があります。
英作文では、こうした基本文法のミスが出やすくなります。
単数・複数を見る
例えば、
Many student use smartphones.
ではなく、
Many students use smartphones.
です。
英文を書いたあと、
- a / an
- 複数形
- many
- much
なども確認します。
冠詞を全部完璧にしようとして止まらない
a、an、theは重要ですが、
冠詞が怖くて英文そのものを書けない
状態にはしません。
まず、
主語+動詞
の骨格を完成させます。
そのあと冠詞を確認します。
英作文の見直しは「順番」を決める
書き終えたあと、なんとなく全文を眺めるだけではミスを見つけにくいです。
次の順番で確認します。
1.主語があるか
2.動詞があるか
3.時制は合っているか
4.自動詞・他動詞は正しいか
5.前置詞は必要か
6.単数・複数は正しいか
7.語順は正しいか
8.スペルは正しいか
この順番なら確認しやすくなります。
英作文のミスを分類する
間違えたら、正しい英文を書き写して終わらせないことです。
例えば、
V
動詞。
T
時制。
Prep
前置詞。
WO
語順。
S/P
単数・複数。
Sp
スペル。
など、自分なりに分類できます。
すると、
自分は前置詞ミスが多い
三単現が多い
などが分かります。
模範解答を丸暗記しすぎない
模範解答は非常に参考になります。
しかし、
この問題にはこの文章
と全部覚えるだけでは、テーマが変わったときに対応できません。
模範解答から、
- 使える表現
- 文のつなぎ方
- 理由の作り方
- 動詞の型
を抜き出します。
模範解答から一文だけ盗む
例えば、
It is important for students to …
という表現があったら、その形を使って別の文章を作ります。
It is important for students to read books.
It is important for students to exercise.
It is important for students to learn English.
このように使い回します。
英作文は「型の再利用」が重要
ゼロから英語を生み出す必要はありません。
一度使えるようになった型を、
単語だけ変える
ことで多くの文章へ使えます。
例えば、
A can help B do …
を覚えたら、
Smartphones can help students study.
Exercise can help people stay healthy.
などへ広げられます。
日本語→英語だけでなく英語→英語も練習する
英作文というと和文英訳ばかりになりがちです。
しかし、
自分の知っている英語で言い換える
練習も重要です。
例えば、
beneficial
が出なければ、
useful
を使う。
purchase
が出なければ、
buy
を使う。
知らない単語で止まらず、簡単な英語へ逃げられる力を作ります。
英作文が止まったときの考え方
書けなくなったら、
この日本語をもっと簡単に言えない?
と考えます。
例えば、
高齢者にとって公共交通機関の充実は生活の質を向上させる。
が難しいなら、
Public transportation is important for older people.
They can go to many places easily.
まで簡単にします。
定期テストの英作文対策
学校の定期テストでは、
- 教科書例文
- 文法事項
- 授業プリント
- ワーク
が重要になることがあります。
そのため、
日本語を見て英文を再現
できるか確認します。
ただし、丸暗記だけではなく、
主語はどれか
動詞はどれか
なぜこの前置詞か
も確認します。
英検の英作文対策
英検のように意見を書く問題では、
意見を決める
↓
理由を決める
↓
簡単な英語へ変える
↓
主語・動詞から作る
という順番で進めます。
過去問を解いたら、模範解答との違いだけでなく、
自分がどこで止まったか
を確認します。
大学受験の英作文対策
大学受験では学校・大学によって問題形式が異なります。
- 和文英訳
- 自由英作文
- 内容説明
- 図表を使った英作文
などがあります。
そのため、志望校が決まったら過去問を確認します。
ただしどの形式でも、
主語
↓
動詞
↓
動詞の型
↓
必要な情報
という基本は変わりません。
英作文は添削だけでは伸びにくい場合がある
先生に添削してもらい、
ここが間違っています
と直してもらうことは重要です。
しかし、毎回先生が正解文を作ってしまうと、
先生の英文を読む
だけになります。
大切なのは、
指摘を受ける
↓
自分で直す
↓
もう一度同じ型で別文を書く
ことです。
添削後にやること
例えば、
× I arrived the station.
を、
○ I arrived at the station.
と直されたら、
そこで終わらず、
I arrived at school.
I arrived at the airport.
など、別の名詞でも作ります。
英作文の一日10分練習
長時間やる必要はありません。
例えば、
3分
日本語文を一文英訳。
3分
答え合わせ。
2分
間違い原因確認。
2分
似た英文をもう一文作る。
これを毎日続けます。
週3回でもよい
英作文を、
テスト直前だけ
にすると書く感覚を忘れます。
毎日でなくても、
月・水・金に10分
など、短く継続します。
高1の英作文
高1では、
- be動詞
- 一般動詞
- 時制
- 助動詞
- 不定詞
- 動名詞
- 自動詞・他動詞
- 文型
などを使って、短い文を大量に作るのがおすすめです。
高1で、
主語+動詞
を自由に作れるようになると、その後かなり楽になります。
高2の英作文
高2では、基本英文に、
- 関係詞
- 分詞
- 比較
- 仮定法など
を少しずつ加えていきます。
ただし、複雑な構文を使うために無理をしないことです。
まず基本文が正しいことを優先します。
高3の英作文
高3では志望校の形式を確認します。
過去問を使い、
- 時間内に書けるか
- 語数・条件へ対応できるか
- 同じミスを繰り返していないか
- 内容を考えるのに時間を使いすぎていないか
を見ます。
英作文で避けたい勉強法
日本語を一語ずつ英訳する
語順が崩れやすくなります。
難しい単語を使おうとする
ミスが増えます。
模範解答を読むだけ
自分では作れません。
文法問題だけ解く
英文をゼロから作る練習になりません。
添削された英文を書き写して終わる
同じミスを繰り返します。
間違いを全部「文法ミス」にする
改善点が分かりません。
高校生の英作文チェックリスト
- 日本語を一度簡単にしている
- 長い日本語を二文へ分けられる
- 主語を最初に決めている
- 動詞を早い段階で決めている
- 自動詞・他動詞を確認している
- 前置詞を日本語の助詞から決めていない
- 難しい語彙を無理に使っていない
- 中学レベルの英文を確実に作れる
- 意見英作文の基本構成を持っている
- 書ける理由を選んでいる
- 英文を書いたあと時制を確認している
- 単数・複数を確認している
- 間違いを種類別に整理している
- 添削後に自分で書き直している
- 模範解答から使える型を抜き出している
- 短時間でも継続して英文を書いている
最終まとめ
英作文が苦手な高校生は、
英単語をもっと覚えれば書ける
とは限りません。
英作文では、
日本語を簡単にする
↓
主語を決める
↓
動詞を決める
↓
自動詞・他動詞を確認する
↓
目的語・補語を置く
↓
必要な情報を追加する
↓
見直す
という流れが重要です。
そして一番意識したいのは、
日本語をそのまま訳そうとしないこと
です。
難しい日本語を簡単に言い換え、
自分が確実に書ける英語
へ変えます。
これができると、英作文はかなり作りやすくなります。
水戸市で高校生の英作文を基礎から学びたい方へ
学習塾フィンランドでは、高校生の中でも特に英語指導を重点的に強化しています。
高校英語では、
- 英単語
- 中学英文法の学び直し
- 自動詞・他動詞
- 文型
- 高校英文法
- 英文解釈
- 長文読解
- 英作文
- 英検
- 定期テスト
- 大学受験英語
をつなげて学びます。
英作文で間違えた場合も、
正しい英文を教えて終了
ではなく、
日本語を簡単にする
↓
主語を決める
↓
動詞を決める
↓
英文を作る
↓
間違いの原因を確認
↓
自分でもう一度書く
↓
別の文でも使う
という流れを重視します。
このような高校生におすすめです
- 英作文で手が止まる
- 英検の英作文が苦手
- 文法問題はできるが英文を書けない
- 自動詞・他動詞が分からない
- 前置詞をよく間違える
- 日本語から英語へすると語順が崩れる
- 大学受験で英作文が必要
- 高校英語を中学文法からやり直したい
- 英語長文と英作文を両方強くしたい

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