【高校生の英文解釈のやり方】長文が読めない人へ|主語・動詞・修飾を分ける読み方

「英単語はある程度分かるのに長文が読めない」

「一文が長くなると、途中で意味が分からなくなる」

「関係代名詞や分詞が出ると混乱する」

「英文を最初から最後まで訳そうとして時間がかかる」

「模試になると急に英文が読めなくなる」

このような高校生に必要なのが、

英文解釈

です。

英文解釈というと難しそうですが、基本的にやることは、

長い英文を、短い骨格と修飾部分に分けること

です。

例えば長い英文でも、

主語

動詞

目的語・補語

という骨格を先に見つければ、かなり読みやすくなります。

学習塾フィンランドでは、高校生の英文を読むとき、

単語を一語ずつ訳す

のではなく、

まず動詞を見つけ、文の中心を取る

ことを重視します。

一行まとめ

英文解釈は、長い英文から「誰が・どうする」を先に取り出す作業。


英文解釈とは何をする勉強なのか

英文解釈は、

英文を日本語へきれいに訳す練習

だけではありません。

本来重要なのは、

  • 主語はどこか
  • 動詞はどこか
  • 目的語はどこか
  • 補語はどこか
  • どこからどこまでが修飾か
  • 何が何を説明しているか

を判断することです。

つまり、

英文の構造を見抜く練習

です。


なぜ英単語を知っていても長文が読めないのか

例えば、

The students who were studying in the library when I arrived seemed very tired.

という英文があるとします。

単語を順番に、

その生徒たち
〜する人
勉強していた
図書館で
私が着いたとき
思われた
とても疲れている……

と読んでいくと、途中で混乱することがあります。

まず骨格だけ見ます。

The students seemed very tired.

です。

つまり、

その生徒たちはとても疲れているようだった。

が文の中心です。

そのあと、

who were studying in the library when I arrived

が、

The students

を説明していると考えます。

読み方

骨格を取る

修飾部分を戻す

この順番です。


英文はまず動詞を見る

高校英語で特に重要なのが動詞です。

英文を見たら、

動詞っぽいものはどれか

を探します。

例えば、

The book that my teacher recommended was interesting.

動詞らしきものは、

  • recommended
  • was

です。

では、文全体の中心動詞はどちらでしょうか。

骨格を見ると、

The book was interesting.

です。

したがって、

was

がメインの動詞です。

that my teacher recommended

はThe bookを説明しています。


動詞が複数あるときに迷わない

高校英文では、動詞のような形が何個も出てきます。

例えば、

Students studying English every day can improve their skills quickly.

この文には、

  • studying
  • can improve

があります。

しかし、

studying

はここではstudentsを説明しています。

文全体の中心は、

Students can improve their skills.

です。

一行まとめ

動詞の形を見つけるだけでなく、「文全体を支配する動詞はどれか」を考える。


主語と動詞をセットで取る

動詞を見つけたら、

誰がその動作をしているのか

を確認します。

例えば、

The students in my class study English every day.

動詞は、

study

です。

誰がstudyするのか。

The students

です。

つまり、

The students study English.

が骨格です。

in my class

はstudentsを説明しています。


主語は長くなることがある

例えば、

The ability to communicate with people from different countries is important.

この英文では、

is

が動詞です。

その前全部を見ると、

The ability to communicate with people from different countries

が主語です。

中心だけ取り出すと、

The ability is important.

です。

長い主語を見たら、

主語の中心となる名詞はどれか

を探します。

この場合は、

ability

です。


主語の中心名詞を探す

例えば、

The number of students studying abroad has increased.

主語全体は、

The number of students studying abroad

ですが、中心は、

number

です。

そのため動詞は、

has

になります。

studentsに引っ張られて、

have increased

と考えないことが重要です。


目的語を確認する

次に、

動詞の対象は何か

を確認します。

例えば、

Many students use smartphones for studying.

主語:

Many students

動詞:

use

目的語:

smartphones

です。

骨格は、

Students use smartphones.

です。

for studying

は後から加えます。


自動詞・他動詞の理解が英文解釈で効く

ここで前の記事とつながります。

動詞が他動詞なら、

動詞の後ろに目的語が来る

可能性があります。

例えば、

The teacher discussed the problem with the students.

discussは他動詞なので、

discussed the problem

と考えられます。

そのあと、

with the students

が続いています。

一方、

The teacher talked about the problem.

では、

talk about

というまとまりです。

動詞の型を知っていると、どこまでが文の中心なのか判断しやすくなります。


前置詞の後ろを一つのまとまりとして見る

例えば、

in the library

at school

with my friends

for many years

などです。

前置詞+名詞は、文の中心ではなく修飾部分になることが多いです。

そのため長文で混乱したら、

前置詞から始まるまとまりを一度外す

方法が使えます。


例文

The students in the classroom studied English with their teacher after school.

一度、

in the classroom

with their teacher

after school

を外します。

すると、

The students studied English.

だけが残ります。

かなり分かりやすくなります。


関係代名詞が出たら「説明部分」と考える

高校英語で長文が読みにくくなる大きな原因が関係詞です。

例えば、

The girl who is talking with Tom is my sister.

まず、

The girl is my sister.

を取ります。

そのあと、

who is talking with Tom

がgirlを説明しています。

つまり、

トムと話している女の子

です。


関係詞では先行詞を見る

関係詞が出たら、

何を説明しているのか

を確認します。

例えば、

I bought a book that was written by a famous author.

that以下は、

a book

を説明しています。

骨格は、

I bought a book.

です。

そのbookが、

was written by a famous author

ということです。


関係詞で全部を一気に訳さない

悪い読み方は、

私は買った、本を、それは書かれた、有名な……

と一語ずつ進めることです。

まず、

I bought a book.

を理解します。

そのあと、

どんな本?

a book that was written by a famous author

と足します。

一行まとめ

関係詞は「新しい文が始まった」と慌てず、直前の名詞を説明している可能性を見る。


分詞が出ても考え方は同じ

例えば、

The man standing near the door is my teacher.

骨格は、

The man is my teacher.

です。

standing near the door

が、

The man

を説明しています。

つまり、

ドアの近くに立っている男性

です。


過去分詞も同じ

The computer used in this school is very expensive.

骨格は、

The computer is very expensive.

です。

used in this school

がcomputerを説明しています。


不定詞は役割を考える

to+動詞原形を見たら、すべて同じように訳さないことが重要です。

例えば、

I want to study English.

では、

want

の内容として、

to study English

があります。

一方、

I went to the library to study English.

なら、

英語を勉強するために

という目的です。

さらに、

I have a lot of homework to do.

なら、

homework

を説明しています。


不定詞は「何にくっついているか」を見る

to不定詞を見たら、

動詞にくっついている?

名詞にくっついている?

文全体に目的を加えている?

と考えます。

文法用語だけを覚えるより、実際の位置関係を見るほうが英文解釈では役立ちます。


接続詞が出たら文を分ける

例えば、

I stayed home because it was raining.

becauseの前後に、

I stayed home.

と、

it was raining.

があります。

つまり、

文+because+文

です。

長い英文でも、接続詞を見つければ小さな文へ分割できます。


高校英語で重要な接続表現

例えば、

  • because
  • although
  • if
  • when
  • while
  • before
  • after
  • since

などです。

これらを見たら、

ここからもう一つの主語+動詞が来るかもしれない

と考えます。


howeverやthereforeも文章理解に重要

一文の構造とは少し違いますが、長文では文章の流れも重要です。

however

反対・逆方向。

therefore

結果。

for example

具体例。

in addition

追加。

英文解釈で一文ずつ読めるようになったら、次にこうした段落の流れを見ます。


「that」が出たら全部関係代名詞ではない

高校生が混乱しやすいポイントです。

thatには複数の役割があります。

例えば、

I think that English is important.

このthatは、

English is important

という内容をthinkの後ろにつなげています。

一方、

The book that I bought was expensive.

では、

that I bought

がbookを説明しています。

同じthatでも働きが違います。


見分けるには後ろを見る

例えば、

I think that English is important.

thatの後ろには、

English is important.

という完全な文があります。

一方、

The book that I bought

では、

I bought ___

と、目的語が欠けています。

こうした違いを見ることで関係詞を判断できます。


「ing」を見たら全部進行形ではない

例えば、

He is studying English.

では進行形です。

一方、

The boy studying English is my brother.

では、

studying English

がboyを説明しています。

さらに、

Studying English is important.

では、

Studying English

全体が主語です。

同じingでも役割が違います。


「過去分詞」を見たら全部受動態ではない

例えば、

The window was broken by Tom.

なら受動態です。

しかし、

The window broken by Tom was expensive.

では、

broken by Tom

がwindowを説明しています。

骨格は、

The window was expensive.

です。


長い英文を読む基本手順

実際に英文を読んだら、次の順番で見ます。

1.動詞を探す

中心になりそうな動詞を確認。

2.主語を探す

誰がその動作・状態なのか。

3.目的語・補語を確認

動詞の後ろに何が必要か。

4.前置詞句を一度外す

場所・時間などを横に置きます。

5.関係詞・分詞を外す

名詞の説明を一度切ります。

6.接続詞で文を分ける

複数の主語+動詞へ分解します。

7.骨格を理解する

短い文として意味を取ります。

8.修飾部分を戻す

細かい情報を加えます。


英文を記号だらけにしすぎなくてよい

英文解釈を勉強すると、

S
V
O
C
M
[ ]
( )

など、たくさん記号を書く場合があります。

もちろん役立つ方法です。

しかし、記号を付けること自体が目的にならないようにします。

最終的には、

英文を見て構造が頭の中で分かる状態

を目指します。


最初は実際に線を引いてよい

慣れるまでは、

  • 主語に線
  • 動詞に二重線
  • 修飾部分を括弧
  • 接続詞に印

などを付けても構いません。

ただし、慣れてきたら少しずつ書く量を減らします。


英文解釈で全文和訳は必要?

練習として和訳することには価値があります。

自分が本当に構造を理解しているか確認できるからです。

ただし、大学受験の長文を読むたびに、

全文を美しい日本語へ訳す

必要はありません。

最終的には、

英文を読んで意味を理解する

状態を目指します。


最初は「直訳」に近くてよい

英文解釈の練習では、日本語として美しい訳より、

英文構造を正確に反映した訳

を優先しても構いません。

例えば、

The book that I bought yesterday was interesting.

なら、

私が昨日買った本は面白かった。

で十分です。

翻訳家のような日本語を作ることが目的ではありません。


英文解釈と英語長文の違い

かなり簡単に分けると、

英文解釈

一文を正確に読む。

長文読解

文章全体を理解する。

です。

長文が読めない場合、一文ずつ読めているか確認します。

一文が読めないのに長文問題だけ大量に解いても、根本原因が残ることがあります。


長文が苦手ならこの順番で原因を探す

1.単語は分かる?

分からない
→英単語。

2.動詞を見つけられる?

難しい
→英文法・文型。

3.主語を取れる?

難しい
→英文解釈。

4.修飾を外せる?

難しい
→関係詞・分詞・不定詞。

5.一文なら読める?

YES。

6.段落になると分からない?

→接続表現・論理展開へ。

こうして原因を分解します。


英文解釈は何文くらいやればよい?

重要なのは、

何百文やったか

だけではありません。

一文ごとに、

  • なぜこの語が主語か
  • なぜこの動詞が中心か
  • どこまでが修飾か
  • なぜこの訳になるか

を説明できることが重要です。

最初は一日3〜5文でも構いません。


毎日15分の英文解釈

例えば、

5分

英文を3文読む。

5分

構造確認。

5分

間違えた文を再度読む。

短時間でも継続できます。


解説を読むだけでは足りない

英文解釈の参考書を見ると、

Sはここ
Vはここ
関係詞節はここ

とすべて説明されています。

解説を読めば分かります。

しかし重要なのは、

解説なしで判断できるか

です。

そのため、

英文を読む

自分で構造を取る

解説確認

閉じる

もう一度読む

まで行います。


同じ英文を翌日にもう一度読む

解説直後は内容を覚えています。

翌日、英文だけを見て、

主語
動詞
文構造

がすぐ分かるか確認します。

数日後にも同じように見ます。


英文を音読する前に構造を理解する

音読は英語学習でよく使われます。

しかし、意味も構造も分からない英文を繰り返し読むだけでは効率が悪くなることがあります。

おすすめは、

英文解釈

意味確認

音読

です。

読んでいる英文の意味を理解した状態で音読します。


英文解釈とリスニングもつながっている

リスニングでは、英文が音になった状態をリアルタイムで処理します。

例えば読んでも、

主語が分からない
動詞が分からない
関係詞で混乱する

英文は、聞いても理解しにくいです。

英文解釈で文構造を処理できるようになると、リスニング学習の土台にもなります。


英文解釈と英作文もつながる

英文を、

主語
動詞
目的語
補語
修飾語

へ分解できるようになると、逆向きに英文を作るときにも役立ちます。

読解:

英文 → 構造

英作文:

構造 → 英文

です。

つまり英文解釈と英作文は、反対方向の練習とも考えられます。


英文解釈と自動詞・他動詞もつながる

例えば、

The company provided the students with computers.

providedを見たとき、

provide A with B

を知っていれば、

  • the students
  • with computers

の関係を理解しやすくなります。

単語の意味だけでなく、

動詞の型

が英文読解を助けます。


高1の英文解釈

高1では、いきなり難しい大学入試英文へ進む必要はありません。

まず、

  • 主語
  • 動詞
  • 目的語
  • 補語
  • 自動詞・他動詞
  • 不定詞
  • 動名詞
  • 分詞
  • 関係詞

などを短文で確認します。

高1のうちに、

長い英文でも中心の主語と動詞を探す

習慣を作ると強いです。


高2の英文解釈

高2では、大学受験へつながる一文を増やします。

特に、

  • 関係詞
  • 分詞構文
  • 仮定法
  • 比較
  • 倒置
  • 省略

などが混ざる英文へ進みます。

ただし、難しい構文を覚えるだけでなく、

まず基本の主語+動詞

を外さないことが重要です。


高3の英文解釈

高3では、英文解釈だけを長期間続けるのではなく、

長文・過去問

へつなげます。

過去問で読めなかった一文があったら、その文を英文解釈として分析します。

過去問

読めない文発見

構造確認

文法・単語へ戻る

再度長文

と進めます。


定期テストにも英文解釈は使える

学校の教科書本文でも、

日本語訳を丸暗記する

だけではなく、

  • 主語
  • 動詞
  • 文型
  • 関係詞
  • 不定詞
  • 分詞

を確認します。

そうすると、定期テスト対策が大学受験英語にもつながります。


英検にも英文解釈は使える

英検長文でも、読めない一文が出たら、

単語が原因?

文構造が原因?

を分けます。

単語は全部分かるのに意味が取れないなら、英文解釈の課題である可能性があります。


模試英語の復習でも使える

模試で長文を間違えた場合、

長文全部が苦手

と考えないことです。

例えば、

問題の根拠になった一文だけ読めなかった

ということがあります。

その一文を取り出して、

  • 動詞
  • 主語
  • 修飾
  • 文法

を確認します。


英文解釈で避けたい勉強法

一語ずつ日本語へ変換する

文全体の関係が見えません。

最初からきれいな日本語訳を作る

時間がかかりすぎます。

文型番号だけ当てる

意味理解へつながらないことがあります。

記号を付けて満足する

構造が理解できているか確認が必要です。

解説を読むだけ

自力で判断できません。

難しい英文ばかり使う

基本構造が身につきません。

単語不足なのに構文だけ勉強する

そもそも語彙が分からない場合があります。


英文解釈のチェックリスト

  • 英文ではまず動詞を見る
  • メインの動詞を判断できる
  • 主語の中心となる名詞を探せる
  • 目的語・補語を確認している
  • 自動詞・他動詞を意識している
  • 前置詞句を一度外せる
  • 関係詞が何を説明しているか分かる
  • 分詞が何を説明しているか分かる
  • 不定詞が何にくっついているか考えている
  • 接続詞で文を分割できる
  • thatの役割を文脈から判断している
  • ingをすべて進行形だと思っていない
  • 過去分詞をすべて受動態だと思っていない
  • 骨格を取ってから修飾を戻している
  • 解説を閉じてもう一度読んでいる
  • 数日後にも同じ文を確認している
  • 英文解釈を長文へつなげている

最終まとめ

高校生が長文を読めないとき、

英単語をもっと覚える

だけでは解決しないことがあります。

単語は分かるのに英文の意味が取れないなら、

文の構造

を確認します。

基本の読み方は、

動詞を探す

主語を確認する

目的語・補語を見る

前置詞句を外す

関係詞・分詞を外す

骨格を理解する

修飾部分を戻す

です。

長い英文ほど、

全部を一気に理解する

のではなく、

一度短い英文にしてから読む

ことが重要です。


水戸市で高校生の英文解釈・長文読解を学びたい方へ

学習塾フィンランドでは、高校生の中でも特に英語指導を重点的に強化しています。

高校英語を、

  • 英単語
  • 中学英文法
  • 自動詞・他動詞
  • 文型
  • 英文解釈
  • 長文読解
  • 英作文
  • リスニング
  • 英検
  • 定期テスト
  • 大学受験

までつなげて指導します。

例えば、

長文が読めない

という場合でも、

いきなり長文問題を大量に追加するのではなく、

英単語は分かるか

動詞を見つけられるか

主語を取れるか

目的語・補語を判断できるか

修飾部分を分けられるか

一文を読めるか

段落全体を理解できるか

と分解します。

このような高校生におすすめです

  • 英単語は分かるのに長文が読めない
  • 一文が長くなると混乱する
  • 主語と動詞を見つけられない
  • 関係代名詞が苦手
  • 分詞が出ると分からなくなる
  • 英文和訳が苦手
  • 模試の英語長文が伸びない
  • 英検の長文が苦手
  • 大学受験英語を基礎からやり直したい
  • 中学英文法から戻ってほしい

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