「whoとwhichの違いが分からない」
「thatが出てくると混乱する」
「関係代名詞の問題は解けるけど、長文になると読めない」
「先行詞とか目的格とか、言葉が多すぎて嫌になる」
関係代名詞は、高校英語で苦手になりやすい単元の一つです。
しかし最初から、
- 主格
- 目的格
- 所有格
- 先行詞
- 制限用法
- 非制限用法
などを全部まとめて覚えようとすると、かなり複雑に感じます。
まずは、
関係代名詞=2つの英文を1つにつなぐもの
と考えてみましょう。
例えば、
I know the boy.
He plays soccer.
この2文です。
どちらにも、
the boy / He
という同じ人物が出ています。
そこで1文にすると、
I know the boy who plays soccer.
となります。
つまり、
who以下がthe boyを説明している
だけです。
一行まとめ
関係代名詞は「名詞のあとに説明を追加する仕組み」と考える。
まず「先行詞」という言葉を難しく考えない
関係代名詞では、
先行詞
という言葉が出てきます。
例えば、
I know the boy who plays soccer.
なら、
the boy
が先行詞です。
簡単に言えば、
これから説明される名詞
です。
who以下が、
どんなboyなの?
を説明しています。
日本語でも同じことをしている
例えば、
サッカーをしている少年
と言います。
日本語では、
サッカーをしている
↓
少年
という順番です。
英語では、
the boy
↓
who plays soccer
です。
つまり英語では、
先に名詞を言って、そのあと説明する
という形になります。
英語は「後ろから説明する」ことが多い
例えば、
the book on the desk
なら、
the book
↓
on the desk
で、
「机の上にある本」です。
同じように、
the boy who plays soccer
なら、
the boy
↓
who plays soccer
で、
「サッカーをしている少年」です。
関係代名詞も、
名詞の後ろに説明を追加する
という大きな流れの一つです。
whoは人を説明するとき
例えば、
I have a friend who lives in Tokyo.
です。
中心は、
I have a friend.
です。
そして、
who lives in Tokyo
がfriendを説明しています。
意味は、
私には東京に住んでいる友人がいます。
です。
まず中心文だけ読んでみる
関係代名詞が苦手な高校生は、全文を一気に読もうとして混乱しがちです。
例えば、
The student who won the contest is my friend.
まず、
The student is my friend.
だけ取ります。
その間に、
who won the contest
が入っています。
つまり、
コンテストで優勝した
↓
student
という説明です。
長文では「いったん説明部分を外す」
これはかなり使えます。
The girl who is talking with Tom is my sister.
まず、
The girl is my sister.
です。
そのあと、
who is talking with Tom
を戻します。
Tomと話している女の子は私の姉妹です。
となります。
whichは物を説明するとき
例えば、
I bought a book which was very interesting.
です。
中心は、
I bought a book.
そして、
which was very interesting
がbookを説明します。
つまり、
とても面白かった本
です。
whoとwhichは最初はシンプルに
まず、
人
who
物
which
くらいから始めて構いません。
最初から細かい例外まで覚える必要はありません。
thatは人にも物にも使われることがある
例えば、
The boy that I met yesterday was kind.
また、
The book that I bought yesterday was interesting.
のように使われます。
つまりthatは、
人
物
の両方で使われる場合があります。
高校英語が苦手なら、まず、
that以下も前の名詞を説明している
と理解できれば十分です。
関係代名詞で一番重要なのは「何を説明している?」
例えば、
I like the movie that we watched yesterday.
この文なら、
that we watched yesterday
は何を説明しているでしょうか。
答えは、
the movie
です。
つまり、
昨日私たちが見た映画
です。
関係代名詞を見つけたら、
前のどの名詞を説明している?
と考えます。
主格を難しく考えない
例えば、
I know a boy who plays soccer.
who以下を見ると、
who plays soccer
です。
who自身が、
playsする人
になっています。
つまり、
who=主語
です。
これを主格と呼びます。
まず2文に戻してみる
I know a boy who plays soccer.
なら、
I know a boy.
+
The boy plays soccer.
です。
2文へ戻せると理解しやすくなります。
目的格は「後ろに主語がある」
例えば、
This is the book that I bought yesterday.
that以下を見ると、
I bought yesterday
です。
すでに、
I=主語
があります。
では何を買ったのか。
the book
です。
もともとは、
I bought the book yesterday.
でした。
bookがthatに置き換わっています。
目的格は「穴」を探すと分かりやすい
that I bought ___ yesterday
と考えてみます。
空欄には、
the book
が入ります。
だから、
that
がbookの代わりになっています。
主格と目的格の簡単な見分け方
主格
関係代名詞のすぐあとに動詞。
the boy who plays soccer
whoが主語です。
目的格
関係代名詞のあとに主語+動詞。
the book that I bought
Iという主語があります。
ただし「見分け方だけ暗記」しない
試験問題では役立ちます。
しかし最終的には、
2文に戻す
ほうが理解しやすいです。
例えば、
The man who called me was my teacher.
↓
The man was my teacher.
The man called me.
です。
関係代名詞は「文の中に文が入っている」と考える
例えば、
The book that I bought yesterday is interesting.
中心文は、
The book is interesting.
そのbookの中に、
I bought the book yesterday.
という情報が入っています。
つまり、
大きい文の中へ、小さい説明文が入っている
イメージです。
動詞が2つある理由も分かる
関係代名詞が入ると、
bought
is
のように動詞が複数出てきます。
これは、
メインの文
The book is interesting.
説明の文
I bought the book yesterday.
が合体しているからです。
「動詞が2つある!」と焦らなくていい
高校英語が苦手な人は、
一文に動詞は1個じゃないの?
と混乱することがあります。
関係代名詞などが入ると、
文の中に別のまとまり
が入るため、動詞も増えます。
重要なのは、
メインの動詞はどれ?
と考えることです。
メインの動詞を探す
例えば、
The student who studies English every day wants to study abroad.
動詞らしいものは、
studies
wants
study
です。
まず中心は、
The student wants …
です。
そして、
who studies English every day
がstudentの説明。
to study abroad
がwantsの後ろです。
このように分けます。
五文型ともつながる
関係代名詞が入っても、メインの文には文型があります。
例えば、
The student who studies English every day is kind.
説明部分を外せば、
The student is kind.
です。
つまりSVC。
関係代名詞を理解すると、
五文型
英文解釈
長文
がつながってきます。
自動詞・他動詞も使う
例えば、
This is the station that I arrived at yesterday.
があります。
arriveは、
arrive at the station
でした。
そのstationが前へ出て、
the station that I arrived at
となっています。
つまり、
動詞の後ろの形を知っていると、関係代名詞も読みやすい
のです。
前置詞が最後に残ることがある
例えば、
This is the person that I talked to.
です。
もともとは、
I talked to the person.
です。
personが前へ出るので、
to
が後ろに残っています。
ここでも、
talk to+人
という動詞の使い方が分かっていると理解できます。
関係代名詞と動詞はかなりつながっている
例えば、
the person I talked to
the station I arrived at
the topic we talked about
などです。
「最後に前置詞がある。変な英文だ」
ではなく、
元の形へ戻すと、
talk to the person
arrive at the station
talk about the topic
です。
目的格の関係代名詞は省略されることがある
例えば、
This is the book that I bought yesterday.
が、
This is the book I bought yesterday.
となることがあります。
thatがありません。
しかし、
the book
↓
I bought yesterday
と説明が続いています。
関係代名詞が見えないから難しい
長文では、
関係代名詞そのものが省略
される場合があります。
そのため、
I bought
を見て、
「突然Iが出てきた」
と混乱することがあります。
そんなときも、
前の名詞を説明していない?
と考えます。
英文が突然「名詞+S+V」になったら確認
例えば、
The book I bought yesterday was expensive.
です。
The book
の直後に、
I bought
があります。
これは、
the book (that) I bought yesterday
です。
つまり、
私が昨日買った本
です。
関係代名詞を長文で見つける方法
長文を読むとき、
who
which
that
を見つけたら、
いったん、
「前の名詞の説明が始まったかも」
と考えます。
そして、
説明がどこで終わる?
を探します。
例えば
The students who participated in the event enjoyed the experience.
まず、
The students enjoyed the experience.
です。
その間の、
who participated in the event
がstudentsの説明です。
こうすると一気に読みやすくなります。
関係代名詞が連続するときも同じ
難しい長文になると、
名詞+関係詞+さらに修飾
と長くなることがあります。
そのときも、
まずメインのS+V
へ戻ります。
全部を一度に理解しようとしません。
関係代名詞の勉強順
おすすめは、
STEP1
2文を1文にする意味を理解。
↓
STEP2
who=人、which=物。
↓
STEP3
主格。
↓
STEP4
目的格。
↓
STEP5
that。
↓
STEP6
省略。
↓
STEP7
長文で説明範囲を見抜く。
です。
所有格whoseはそのあとでいい
例えば、
I know a boy whose father is a doctor.
です。
whoseは、
その人の
という関係を表します。
ただし高校英語が苦手な段階で、
who・whom・whose・which・that
を全部同時に詰め込む必要はありません。
まずwho・which・thatの基本を固めます。
whoseも2文へ戻せる
I know a boy.
His father is a doctor.
を合体すると、
I know a boy whose father is a doctor.
です。
つまり、
his
の部分がwhoseになっています。
関係代名詞は英作文にも使える
例えば、
私にはサッカーが好きな友達がいます。
なら、
まず、
I have a friend.
です。
そこへ、
He likes soccer.
をつなげます。
I have a friend who likes soccer.
です。
英作文ではまず短い2文を作る
いきなり、
関係代名詞を使った複雑な英文を書こう
としなくて構いません。
まず、
I have a friend.
She lives in Tokyo.
と作る。
次に、
I have a friend who lives in Tokyo.
へ変えます。
「2文→1文」の練習がおすすめ
例えば、
I bought a book.
The book was interesting.
↓
I bought a book which was interesting.
という練習です。
これを繰り返すと、
関係代名詞が何をしているのか
が分かりやすくなります。
長文が読めるようになるには「説明部分を見抜く」
大学受験では、
関係代名詞の穴埋め問題
だけが目的ではありません。
むしろ、
長い英文を読むときに、どこが中心でどこが説明か
を見分けることが重要です。
返り読みしすぎない
例えば、
The boy who is standing near the door is my brother.
日本語では、
ドアの近くに立っている少年は私の兄です。
となります。
最初はこの日本語順でも構いません。
慣れたら、
The boy
少年
↓
who is standing near the door
ドアの近くに立っている
↓
is my brother
私の兄です
と前から処理します。
音読にも関係代名詞を使う
関係代名詞を理解した英文は、音読にも使えます。
例えば、
The boy / who is playing soccer / is my brother.
と意味のまとまりを意識して読みます。
ただ声を出すのではなく、
どこが説明部分か
を理解して読みます。
リスニングでも役立つ
音声では括弧を付けてくれません。
そのため、
who
が聞こえたら、
「前の名詞の説明が始まった」
と予測できると理解しやすくなります。
ドラマやアニメでも関係代名詞は出てくる
学習塾フィンランドでは、
英語を楽しんで続ける
ことも重視します。
ドラマやアニメでも、
the guy who …
the thing that …
someone who …
のような表現に出会うことがあります。
学校で学んだ文法が実際の英語でも出てくると、
あ、本当に使うんだ
と分かります。
好きなキャラクターを英語で説明してみる
関係代名詞の練習として、
好きな人・キャラクター
を説明する方法もあります。
例えば、
He is a character who always helps his friends.
などです。
文法問題より楽しく練習できる高校生もいます。
自分の好きなものを説明する
例えば漫画なら、
This is a manga that I really like.
アニメなら、
This is an anime that I watched last year.
好きなものを使って英文を作ります。
関係代名詞を勉強しすぎて英語を嫌いにしない
文法問題を100問解き続けるより、
基本を理解
↓
10問程度確認
↓
長文で探す
↓
自分で一文作る
と変化をつけても構いません。
高校生通い放題なら関係代名詞を「使える」ところまで
学習塾フィンランドでは、高校生に通い放題という選択肢があります。
例えば、
月曜日
関係代名詞の基本。
火曜日
2文→1文の練習。
水曜日
好きな英語動画+リスニング。
木曜日
英文解釈で関係代名詞を探す。
金曜日
長文+英作文。
という使い方ができます。
週1回で「習って終わり」にしない
例えば月曜日に、
who・which・that
を理解した。
翌日に自分で解く。
数日後に長文で見つける。
さらに英作文で使う。
これによって、
文法知識を実際の英語へつなげる
ことができます。
通い放題だから「苦手単元集中週間」もできる
例えば定期テスト前に、
関係代名詞が範囲だけど全然分からない
なら、その週は関係代名詞へ多めに時間を使います。
全分野を均等にやる必要はありません。
高1の関係代名詞
学校の進度によって扱う時期は異なりますが、関係代名詞を学ぶ段階では、
まず2文に戻す
ことを重視します。
文法用語だけにならないようにします。
高2では長文とつなげる
高2なら、
文法問題を正解する
だけでなく、
英語長文中で説明部分を瞬時に見つける
練習を増やします。
高3では「文型判定問題」のように考えすぎない
高3の長文では、
これは目的格関係代名詞で……
と毎回説明する必要はありません。
名詞
↓
説明
↓
メインの文へ戻る
と素早く処理します。
関係代名詞チェックリスト
- 関係代名詞を2文へ戻せる
- 先行詞が「説明される名詞」だと分かる
- whoが人に使われることが分かる
- whichが物に使われることが分かる
- thatが人・物で使われる場合があると分かる
- 主格では関係代名詞が主語になっている
- 目的格では後ろに主語があることを理解している
- 目的格の省略に気付ける
- 関係代名詞以下がどこまでか見つけられる
- メインの主語・動詞へ戻れる
- 英作文でも簡単な関係代名詞を使える
- 動詞+前置詞との関係も見ている
関係代名詞で避けたいこと
who・which・thatの表だけ丸暗記する
長文で使えません。
文法用語を全部最初に覚える
まず2文をつなぐ考え方を理解します。
関係代名詞が出たら全文を後ろから訳す
中心文を先に取ります。
目的格の省略を知らず混乱する
「名詞+S+V」が続いたら確認します。
問題集だけで終わる
長文・英作文でも使います。
最終まとめ
関係代名詞が苦手なら、
who=人
which=物
that=両方
だけを大量暗記する前に、
2つの英文が1つになっている
と考えてみてください。
例えば、
I know a boy.
He plays soccer.
↓
I know a boy who plays soccer.
です。
そして長文では、
前の名詞
↓
関係代名詞以下の説明
↓
メインの文へ戻る
と処理します。
最重要ポイント
関係代名詞=前の名詞に、後ろから説明を追加する。
これが分かれば、長い英文も整理しやすくなります。
水戸市で関係代名詞から高校英語をやり直したい高校生へ
学習塾フィンランドでは、高校生の英語を重点的に強化しています。
関係代名詞についても、
who・which・thatを暗記して終了
にはしません。
2文へ戻す
↓
主語・動詞を確認
↓
動詞の型を見る
↓
英文解釈
↓
長文で使う
↓
英作文でも使う
ところまでつなげます。
高校生には通い放題という選択肢があるため、
月曜に理解
火曜に演習
木曜に長文
金曜に英作文
というように、一つの文法を何度も使うこともできます。
さらに、
- アニメ
- ドラマ
- 漫画
- YouTube
なども英語への入口として利用します。
文法を覚えるだけではなく、「英語が分かること自体を楽しむ」。
そして、
楽しく続ける×高校生通い放題×構造から理解する×大学受験までつなげる
ことを、学習塾フィンランドの高校英語の基本方針としています。

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