【英語は自動詞と他動詞が最重要級】高校英語が一気に分かりやすくなる動詞の見方

「英文法を覚えているのに英文が読めない」

「前置詞を付けるのか付けないのか分からない」

「英作文をすると、なぜか不自然な英文になる」

「文型がよく分からない」

「長文になると主語と動詞を見失う」

このような高校生に、まず意識してほしいのが、

動詞が自動詞なのか、他動詞なのか

という視点です。

英語では、動詞が文の中心になります。

そして動詞によって、

  • 目的語を直接取るのか
  • 前置詞が必要なのか
  • 補語が必要なのか
  • 文型がどうなるのか
  • 受動態にできるのか
  • 英作文でどの語順になるのか

が大きく変わります。

そのため、高校英語を整理するとき、

英単語の意味だけ覚える

のではなく、

その動詞の後ろに何を置くのか

まで覚えると、英文がかなり見やすくなります。

一行まとめ

英語の動詞は「意味」ではなく、「意味+後ろの形」で覚える。


まず自動詞と他動詞とは何か

かなり簡単に言うと、

自動詞

目的語を直接取らない動詞。

他動詞

目的語を直接取る動詞。

です。

例えば、

I like soccer.

では、

like

のすぐ後ろに、

soccer

があります。

soccerはlikeの目的語です。

したがって、likeは他動詞として使われています。

一方、

I went to school.

では、

go school

ではありません。

goの後ろには、

to

があります。

goはこの用法では目的語を直接取らないため、自動詞です。


他動詞は「そのまま名詞へ行ける」

他動詞のイメージは、

動詞 → 名詞

です。

例えば、

like soccer

discuss the problem

reach the station

enter the room

です。

動詞のすぐ後ろに目的語を置けます。


自動詞は前置詞が必要になることが多い

自動詞の場合は、

動詞 → 前置詞 → 名詞

となることが多いです。

例えば、

arrive at the station

listen to music

wait for the bus

look at the picture

です。

この違いを意識すると、

前置詞を付けるのか?

という悩みがかなり減ります。


日本語だけで覚えると混乱する

ここが非常に重要です。

例えば、

discuss

talk

を考えます。

どちらも日本語では、

話す

のように訳せます。

しかし英語では、

discuss the problem

と、

talk about the problem

になります。

つまり、

日本語訳が似ている

英語で同じ使い方

ではありません。


arriveとreachの違い

これも高校英語で非常によく出ます。

arrive

arrive at the station

通常、場所の前に前置詞が必要です。

reach

reach the station

目的語を直接取ります。

したがって、

reach to the station

とは通常しません。

一行まとめ

「到着する」という日本語ではなく、arrive at / reach + 名詞までセットで覚える。


enterも他動詞

例えば、

enter the room

です。

「部屋に入る」と日本語では「に」があります。

そのため、

enter into the room

としたくなることがあります。

しかし通常の「部屋に入る」という意味では、

enter the room

と目的語を直接取れます。


approachも同じ

approach the station

approach the problem

のように、目的語を直接取ります。

そのため、

approach to the station

のように不要なtoを付けないことが重要です。


marryも他動詞として使われる

例えば、

He married her.

です。

日本語では、

彼は彼女と結婚した

なので、

marry with her

と考えたくなります。

しかしmarryを動詞として使う場合は、

marry someone

となります。


listenとhearの違いも自他で見える

listen

listen to music

自動詞として使い、toが必要です。

hear

hear music

他動詞として目的語を直接取れます。

日本語ではどちらも「聞く」ですが、構造が違います。


lookとseeも同じ

look

look at the picture

see

see the picture

です。

日本語訳だけを見ると似ていますが、

look at

see + 名詞

という形が違います。


高校英語では「前置詞の暗記」ではなく動詞から考える

前置詞が苦手な高校生は、

at
in
on
to
for
with

を単独で覚えようとします。

しかし実際には、

動詞とセット

で覚えたほうが使いやすいことがあります。

例えば、

  • listen to
  • wait for
  • look at
  • depend on
  • belong to
  • agree with

のように覚えます。

一行まとめ

前置詞だけを覚えるのではなく、動詞+前置詞を一つの形として覚える。


自動詞・他動詞が分かると文型が分かりやすくなる

高校英語では五文型を学びます。

  • SV
  • SVC
  • SVO
  • SVOO
  • SVOC

この中で、

O=目的語

です。

目的語を直接取るには、基本的に他動詞が必要です。

例えば、

I like soccer.

は、

S V O

です。

likeが他動詞だから、その後ろにsoccerを置けます。


SVは自動詞が中心

例えば、

Birds fly.

Birdsが主語。

flyが動詞。

目的語はありません。

したがって、

SV

です。


SVOは他動詞が中心

例えば、

I study English.

I = S
study = V
English = O

です。

studyが目的語Englishを取っています。


文型を丸暗記しなくてよい

文型を、

SV
SVC
SVO
SVOO
SVOC

とだけ暗記しても、英文では使いにくいです。

大切なのは、

この動詞は後ろに何を必要としているか

を見ることです。

例えば、

give

なら、

give A B

という形を取れます。

give me a book

で、

SVOO

になります。


動詞ごとに「型」を覚える

英単語帳で、

provide = 提供する

だけ覚えるより、

provide A with B

または、

provide B for A

のように、使われ方まで確認したほうが英作文でも読解でも役立ちます。

同様に、

prevent A from doing

remind A of B

regard A as B

なども、

動詞+後ろの形

で覚えます。


自動詞と他動詞の両方になる動詞もある

ここは注意が必要です。

すべての動詞が、

自動詞だけ
他動詞だけ

と完全に分かれているわけではありません。

同じ動詞が、意味や使い方によって両方になることがあります。

例えば、

The door opened.

では、

open

は自動詞です。

一方、

I opened the door.

では、

open

は他動詞です。


changeも両方使える

The situation changed.

では自動詞。

He changed the plan.

では他動詞です。

つまり、

動詞の名前だけで固定する

のではなく、

その文でどう使われているか

を見る必要があります。


startも両方ある

The class started.

自動詞。

The teacher started the class.

他動詞。

このような動詞も多くあります。


自動詞と他動詞を見分けるコツ

英文中で、

動詞のすぐ後ろに名詞があるか

を見るのが一つの手がかりです。

例えば、

She discussed the issue.

discussedのすぐ後ろに、

the issue

があります。

この場合、目的語を直接取っています。


前置詞がある場合

She talked about the issue.

talkedの後ろに、

about

があります。

そのあと、

the issue

があります。

この場合、

talked → about → the issue

という形です。


ただし「後ろに名詞がある=必ず目的語」とは限らない

英語では、

補語

もあります。

例えば、

She became a doctor.

a doctorは目的語ではなく、主語Sheの状態・身分を説明しています。

したがって、

SVC

です。

そのため、

動詞の後ろに名詞がある

だけで判断せず、

その名詞が何を表しているか

も確認します。


目的語と補語の違い

かなり簡単に考えるなら、

目的語

動作の対象。

I like soccer.

soccerは「好き」の対象。

補語

主語や目的語の説明。

He is a teacher.

teacherはHeの説明。

つまり、

He = a teacher

という関係です。


SVCでは「S=C」

例えば、

She became famous.

She = famous

という関係です。

famousは目的語ではありません。

主語を説明する補語です。


SVOCでは「O=C」

例えば、

They call him Tom.

him = Tom

です。

この関係を見ると、文型が判断しやすくなります。


自動詞・他動詞が分かると受動態も理解しやすい

受動態の基本は、

目的語を主語へ移す

ことです。

例えば、

Tom wrote the letter.

では、

the letter

が目的語です。

これを主語へ持っていくと、

The letter was written by Tom.

となります。

つまり、目的語を取る他動詞だから、基本的な受動態を作りやすいのです。


「自動詞は絶対に受動態にならない」と丸暗記しすぎない

学校文法の基本として、

自動詞は目的語を取らないため、通常の形では受動態にできない

と考えるのは有効です。

ただし英語では、

laugh at

のような「動詞+前置詞」がまとまりとして扱われ、

He was laughed at.

のような形になることがあります。

そのため、

自動詞は絶対に受動態にならない

とだけ覚えると、後で混乱します。

高校英語ではまず、

受動態には元の文で対象となる要素が必要

と理解するのがおすすめです。


長文読解でも自動詞・他動詞は重要

英文長文では、単語の意味を全部知っていても読めないことがあります。

その原因の一つが、

文の骨格を取れていない

ことです。

例えば、

The company provides students with opportunities to study abroad.

この文を見たとき、

provides

が中心動詞です。

そして、

students

と、

opportunities

が続きます。

provideの型を知っていれば、

provide A with B

と判断できます。

すると、

会社は学生に機会を提供する

と骨格をつかめます。


単語を全部日本語へ変換しない

長文で、

company=会社
provide=提供する
student=学生
opportunity=機会

と一語ずつ訳していても、文構造が分からなければ意味がつながりません。

逆に、

provide A with B

という型を知っていれば、

英文を塊として処理できます。

一行まとめ

長文では単語を一語ずつ訳すより、動詞が作るまとまりを見る。


英作文でも自動詞・他動詞が最重要級

英作文では、日本語から直接英単語を並べようとすると間違いやすくなります。

例えば、

私は駅に着いた。

を英語にするとき、

「着く=arrive」

だけ覚えていると、

I arrived the station.

としてしまう可能性があります。

しかし、

arrive at

まで覚えていれば、

I arrived at the station.

と作れます。


「日本語の助詞」に引っ張られない

日本語の、

  • について

と、英語の前置詞は一対一では対応しません。

例えば、

彼女と結婚する

だから、

marry with her

ではありません。

marry her

です。

つまり、

日本語の「と」→with

のように機械的に変換しないことが重要です。


英作文の基本手順

日本語を見たら、

1.主語を決める

誰が・何が。

2.動詞を決める

何をする。

3.その動詞の型を確認する

目的語を直接取るか。

前置詞が必要か。

4.必要な語を加える

場所・時間・理由など。

一行まとめ

英作文では日本語を英訳する前に、動詞の型を決める。


自動詞・他動詞を覚えるおすすめ方法

方法1.単語帳へ「前置詞」まで書く

例えば、

arrive:到着する

ではなく、

arrive at/in

と覚えます。


方法2.他動詞には目的語を付けて覚える

例えば、

discuss the issue

reach the station

enter the room

までセットにします。


方法3.似た日本語をセットで比較する

例えば、

日本語自動詞系他動詞系
到着するarrive atreach
話すtalk aboutdiscuss
見るlook atsee
聞くlisten tohear

比較すると違いが見えやすくなります。


方法4.間違えた動詞だけリスト化する

全部の動詞を分類する必要はありません。

問題で間違えたものを中心に、

arrive at
reach + O

talk about
discuss + O

と残します。

自分専用の弱点リストになります。


方法5.例文を短くする

長い例文を丸暗記する必要はありません。

例えば、

arrive at school

reach school

のような短いまとまりで確認できます。


自動詞・他動詞は英単語と一緒に高速で確認する

例えば、

discuss

を見たら、

discuss + O

と答える。

listen

を見たら、

listen to

と答える。

reach

なら、

reach + O

です。

単語の意味だけでなく、後ろの形まで即答できるようにします。


高校生が覚えたい代表的な組み合わせ

arrive

arrive at/in

reach

reach + O

discuss

discuss + O

talk

talk about

listen

listen to

hear

hear + O

look

look at

see

see + O

wait

wait for

enter

enter + O

approach

approach + O

marry

marry + O

attend

attend + O

resemble

resemble + O

このあたりは、日本語から前置詞を付けたくなりやすいため、注意して覚えたいところです。


attendも注意

attend the meeting

です。

日本語では、

会議に出席する

なので、

attend to the meeting

としたくなることがあります。

しかし「会議に出席する」なら、

attend the meeting

です。


resembleも注意

He resembles his father.

です。

「父に似ている」と訳しますが、

resemble to his father

とはしません。

目的語を直接取ります。


英文法問題でも頻出

自動詞・他動詞が分かると、

前置詞を選ぶ問題

がかなり整理できます。

例えば、

We discussed ( ) the problem.

で、

discussは他動詞なので、

about

を入れません。

We discussed the problem.

です。

一方、

We talked ( ) the problem.

なら、

about

が必要です。


英語長文で迷ったら動詞へ戻る

長い英文を見て混乱したら、

まず、

動詞はどれ?

と考えます。

次に、

その動詞は何を後ろに取っている?

を見ます。

そして、

  • 主語
  • 目的語
  • 補語
  • 修飾語

へ分けます。

読解の基本手順

動詞

主語

目的語・補語

修飾部分

文全体の意味

です。


文法問題で迷ったら「動詞の後ろ」を見る

例えば空所問題で、

前置詞が必要か

迷ったとします。

その場合、

日本語訳

だけで考えず、

空所の前の動詞は何か

を見ます。

動詞によって後ろの形が決まることが多いからです。


英語が苦手な高校生ほど文型へ戻る

高校英語が苦手になると、

  • 仮定法
  • 分詞構文
  • 関係詞
  • 比較

など難しい文法ばかり気にしがちです。

しかし一文の基本は、

主語+動詞

です。

そこから、

動詞が何を必要とするか

を考えます。

難しい英文法も、この骨格の上に乗っています。


高1で自動詞・他動詞を固める価値

高校1年生で、

  • 文型
  • 自動詞
  • 他動詞
  • 前置詞
  • 目的語
  • 補語

を整理しておくと、その後の、

  • 不定詞
  • 動名詞
  • 分詞
  • 関係詞
  • 英作文
  • 長文

が理解しやすくなります。

高校英語の早い段階で強くしたい部分です。


高2では長文へつなげる

高2では、自動詞・他動詞を単独問題だけでなく、

長文中で見抜く

練習へ進みます。

知らない英文を見たとき、

この動詞の後ろはどこまで?

と考えます。

文構造を取る力につながります。


高3では英作文・大学受験へつなげる

大学受験では、

  • 英文法
  • 長文
  • 英作文
  • 和訳

などで動詞の理解が重要になります。

特に英作文では、

前置詞を付けるか

目的語を直接置くか

でミスが出やすいため、動詞を型で覚えていることが強みになります。


自動詞・他動詞の勉強で避けたいこと

日本語訳だけ覚える

使い方が分かりません。

「自動詞=前置詞が必ず必要」と覚える

自動詞でも、

Birds fly.

のように、後ろへ何も置かないことがあります。

前置詞は「名詞を続けたいとき」に必要になる場合があります。

一つの動詞を自動詞か他動詞か完全固定する

両方の使い方を持つ動詞もあります。

文型番号だけ暗記する

実際の英文で使えません。

前置詞だけ大量暗記する

動詞との組み合わせが分からなくなります。


自動詞と他動詞のチェックリスト

  • 動詞を日本語訳だけで覚えていない
  • 目的語を直接取るか確認している
  • 前置詞とセットで覚えている
  • arrive atとreachの違いが分かる
  • discussとtalk aboutの違いが分かる
  • listen toとhearの違いが分かる
  • enterに不要な前置詞を付けていない
  • attendに不要な前置詞を付けていない
  • 主語と動詞を先に探している
  • 目的語と補語を区別している
  • 文型を動詞の使い方として理解している
  • 英作文で動詞から語順を作っている
  • 長文で動詞の後ろのまとまりを見ている
  • 一つの動詞に自動詞・他動詞両方の用法があり得ると理解している

最終まとめ

高校英語を理解するとき、

単語
文法
長文
英作文

を完全に別々のものとして考える必要はありません。

その中心にあるのが、

動詞

です。

そして動詞について、

意味は何か

自動詞か他動詞か

後ろに何を置くか

前置詞が必要か

どの文型になるか

と見ると、英文がかなり整理されます。

英語が苦手な高校生は、

高度な文法をさらに覚える

前に、

動詞の使い方を整理する

ところへ戻ってみてください。


水戸市で高校英語を基礎から学びたい方へ

学習塾フィンランドでは、今後特に高校生の英語指導を重点的に強化しています。

高校英語では、

  • 英単語
  • 中学英文法の学び直し
  • 自動詞・他動詞
  • 五文型
  • 高校英文法
  • 英文解釈
  • 長文読解
  • 英作文
  • 英検
  • 定期テスト
  • 大学受験

を、生徒の現在地に合わせて進めます。

例えば長文が読めない場合でも、

長文をもっと解く

だけではなく、

英単語は分かるか

動詞を見つけられるか

自動詞・他動詞を判断できるか

目的語・補語を取れるか

修飾部分を分けられるか

と一文まで分解します。

英語を、

感覚で読む科目

ではなく、

構造を見て処理できる科目

として理解することを目指します。

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